こんにちは。uskです。
今年最初の中央競馬のGI、フェブラリーステークス。
出走は14頭とやや少なめで、王者・ルヴァンスレーヴがいないのは残念無念。
ただ、多重連勝中のインティやコパノキッキングが出てきて、話題性は十分。
楽しみなレースになりそうです。
前哨戦をテープが擦り切れるまで見た
もうすぐ平成が終わろうとしている中、「テープが擦り切れる」
おいおい、と思うかもしれませんが、
でも、この表現でピンとくる競馬ファンは、けっこう年季が入っていると思います。
故・清水成駿氏の名文に出てくる表現ですよね。
まあ、今の時代、テープではないので、
「前哨戦をYoutubeで何回も再生した」
なんて表現になるのでしょうか。
味のある競馬をしている馬がいた
これも、上に書いた、故・清水成駿氏の名言からの引用。
フェブラリーSの前哨戦を繰り返し見てみたのですが、一頭、味のある競馬をしている馬がいました。
この記事は金曜日に書いていますが、その「味のある競馬をしている馬」は、金曜日の時点で全然人気がありません。
本番においてここまで評価が落ちるのは、評論家・トラックマンの責任もある
と続けるのが成駿流です。
前走一戦で見限るのは早計
成駿氏の名文では、皐月賞で凡走したボールドエンペラーに対し、「皐月賞一戦で見限るのは早計」となるんですが、今回狙いたい馬は、別に前走凡走してません。
むしろ好走しているのですが、好走している割に、現時点では人気がない。
フロックと見られているのでしょうか。
仮にフロックと見られているのであれば、これは大きなチャンスだと思います。
主役とタメをはる「地力がある馬」
ところで、今回のフェブラリーステークスですが、本来主役を張るはずだったのはルヴァンスレーヴ。
ところがアクシデントで回避したため、ゴールドドリーム・オメガパヒュームの2頭のGI馬に、インティ・コパノキッキングといった新星が挑む、という構図。
で、実はその本来主役を張るはずだったルヴァンスレーヴにも、今回主役の一角を担うオメガパヒュームにも、いい勝負をした馬がいるんですね。
その馬、「地力はある」んじゃないかと思うんです。
フェブラリーステークスの見解
というわけで、故・清水成駿氏の名文をオマージュしながら、フェブラリーステークスの予想です。
◎はサンライズソア
ここのところGIで連続3着。
昨年のシリウスSではオメガパヒュームの3着。
チャンピオンズCでは、オメガパヒューム(5着)に先着の3着。
左回りに変わって苦戦も予想されるオメガパヒュームより評価が低いのはなぜか。
出走かなわなかったものの、出走していれば主役だったルヴァンスレーヴとも0.4秒差の3着。
逃げれず、自分の形にできなかったのに3着に入ったのは力のある証拠。
テン乗り田辺騎手は一発がありそうなだけに要注意で、なおかつどうしても逃げたい他の馬は少なめ。
スタートさえ決まれば、十分勝負になると思います。
ちなみに母の父は「スペシャルウィーク」
成駿氏がボールドエンペラーとの一点で仕留めたダービーを制した馬ですね。
○はゴールドドリーム
ここを目標にしていて、順調に調整ができているのはプラス。
ルヴァンスレーヴがいないのなら、この馬が主役の中の主役であることは間違いなし。
スタートが芝コースで、内枠のほうが芝が少ない分、スタートダッシュが不利な内枠ではあるものの、このコースでは連対率100%の実績あり。
ゴールドアリュール産駒はこの距離・このコースが得意と言われています。
◎○で鉄板でしょう。
▲はノンコノユメ
これだけ極端な脚質の馬となると、活躍できる舞台は限られています。
馬体重も軽いタイプなので、力のいる地方の馬場を走らせるよりは、中央の馬場を走らせた方がいい。
そんなことを考えていくと、ノンコノユメ陣営にとって、結局この「フェブラリーS」しか選択肢がなくなってしまいます。
その分、このレースにかける陣営の意気込みは凄まじい。
また、展開的にも大外から直線一気ですが、少頭数になった分、大外に持ち出しやすいのではないでしょうか。
△はインティ
この馬のレースも、「テープが擦り切れるほど」みたんですが、やっぱり強いですよね。
金曜日時点ではありますが、1番人気に推されています。
ただ、展開は本当にこの馬にとって向くのでしょうか。
虚弱体質だったのに、こんなにレース間隔を詰めていいのでしょうか。
そもそも前走も、重賞とは言え、決して強いメンバーではありませんでした。
不安要素なんてあげたらきりがないんですが、ちょっと気になったのでこの評価です。
まとめ
ということで、清水成駿氏の名文に沿って、フェブラリーステークスを予想してみました。
この名文の最後は、もっとも有名なフレーズです。
「たまには女房に帯の札束を渡すのも悪くはあるまい」
そんな馬券が取れればいいんですがね。
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