今日の大井競馬は大荒れな一日でした。
特にメインの桃花賞は、7番人気→10番人気→14番人気の決着。
三連単の配当は556万円という超万馬券でした。
うーん、どうやったらこの3頭を買えたかなぁ、と思っていたのですが、1着のゼットパッションは、メンバー中2頭だけのマイル勝ちがある馬。
まあ、川崎のマイルですがね。
それをキーファクターにして買うことはできたかもしれません。
2着のサブノダンサーは、前走東京2歳優駿牝馬で、14番人気ながら6着ですから、まあ、穴としては狙いやすかったかもしれません。
そして困ったときのサウスヴィグラス産駒というところでしょうか。
3着のブルーローズは、なかなか買う要素が乏しいのですが、しいて言うならば、このブログでも繰り返し指摘している、門別出身馬、ということでしょうか。
いずれにしても3頭に共通する要素は皆無ですので、買うのは難しかったでしょうね。
いつかはこんな万馬券にたどり着いてみたいものです。
高齢馬がそろったスプリント準重賞
さて、木曜日の大井のメインは、準重賞・ウインタースプリントです。
距離は1200m。出走は10頭と少なめです。
このレースの出馬表を見て、まず目が行くのは、馬齢です。
なんと11歳馬が2頭も出走しているではありませんか。
9歳馬や8歳馬もいますが、10頭中に11歳馬2頭の準重賞って、もうなんと表現していいのかわかりません。
馬体重に注目
さて、一般的に、冬場のダートは馬場が重くなるといいます。
それは凍結防止剤の影響だといわれることもありますが、近年ではあまり凍結防止剤が使用されないことも多いそうなので、因果関係は分かりません。
で、そういう重いダートで活躍するのは、大型馬だといいます。
中央競馬の例ですが、冬場のダート戦における馬体重と成績の関係を分析した面白いデータがありますので、参考までに添付します。
これを見ると、馬体重が500キロを超えるような大型馬は、馬体重が400キロ前半台の馬に比べて、冬場のダートでは好走歴が多い、ということのようです。
で、実際に今回予想するウインタースプリントの過去の実績を見ると、ここ10年の勝ち馬10頭のうち、8頭までが馬体重500キロ以上の大型馬。
400キロ台で勝っているのは’12のセイントメモリーと、’10のフジノウェーブ。
その2頭もセイントメモリーが491キロ、フジノウェーブが479キロですから、400キロ台の後半といったところ。
なおかつ2頭とも重賞をいくつも制している名馬ですので、そのクラスの400キロ台の馬でないと、このレースで上位には来れない、ということになると思います。
また、連対馬まで対象を拡大しても、400キロ台で連対を果たしたのは、20頭中5頭のみ。
軽量馬はきわめて不利と言っていいでしょう。
そして、馬体重を減らしてきている馬についても注意が必要です。
ここ10年の連対馬20頭中、前走よりも5キロ以上馬体を減らして連対したのは、’13の2着コアレスピューマと’10のフジノウェーブのみ。
この2頭とも5キロ減でしたから、6キロ以上減らしている馬は連対ゼロということになります。
当日の馬体重チェックは要注意ですね。
良馬場ならベテランが活躍?
それと、今週の関東地方は好天が続きそうですから、当日は良馬場が予想されますが、過去10年、良馬場で開催されたのは5回。
この5回の連対馬10頭中、7歳以上の馬は7頭を占めます。
3着まで対象を広げると、15頭中10頭。
今回もベテランが出走していることは先述しましたが、馬齢だけで侮ってはいけなさそうです。
意欲の連闘を買いたい
それでは、大井の準重賞・ウインタースプリントの予想です。
◎はドラゴンゲート
前走船橋記念からの連闘となります。
その船橋記念では長期休養明けのレースでしたが、3番人気に推されました。
道中は番手で追走しましたが、直線で力尽きシンガリ負け。
511キロでの出走でしたが、前走から+23キロでしたから、仕上がっていなかったと見るべきだと思います。
つまり、船橋記念で一度叩かれたと考えれば、ここは勝負になってもおかしくないのではないでしょうか。
高齢馬・大型馬、という条件にも合致します。
巻き返しに期待したいと思います。
○はキャンドルグラス
近走は、ダートグレードレースを含む重賞戦線で大崩れしていないのが強み。
ここでも中心の一頭でしょう。
最内枠を引いたのも、前目につけたいこの馬にとってはプラスですね。
前走より斤量が軽くなるのも好材料。
ただ、やや気になるのは、好成績が渋った馬場に偏っていること。
先述のとおり、良馬場でのレースになりそうなので、どこまで力を発揮できるでしょうか。
▲はヨンカー
中央準オープンから南関に転入して、緒戦こそ落としたものの、2戦目の大井1000m戦では力の違いを見せつけました。
ただ、前走は不良馬場で、良馬場に変わりそうなこのレースで、どれくらい通用するかは未知数です。
中央時代も、どちらかというと脚抜きのいい馬場で好成績を残してきた馬ですので。
吉原寛人騎手がどんなエスコートをするのか、注目したいと思います。
△はツルオカボルト
近走は奮いませんね。
ここでも厳しいレースが予想されますが、前走、久々にコンビを組んだ的場文男騎手との相性がよさそうな印象も受けました。
もともと、的場騎手が乗っていたころは好成績を収めていましたしね。
高齢馬×大型馬という条件もクリアしていますし、大井の帝王の手綱で復活を期待したいところです。
11歳馬2頭は?
さて、冒頭でも言及した11歳馬2頭についてです。
1頭はサトノタイガー。
10月の名古屋の重賞以来、久々のレースとなります。
そのレースでも4着に来ており、あまり衰えたという印象はありません。
今回は馬体重が軽いということで印は打ちませんでしたが、実力と実績はピカイチですから、激走があっても驚きません。
もう1頭はゴーディー。
ご存知、母がアングロアラブで有名な、大井の名物馬です。
こちらはさすがに近走奮いませんし、スプリントよりもマイルが合う馬だと思いますので、ここはまず叩きの一戦だと思いたいですね。
そして、やっぱりこの馬には的場文男騎手が似合うと思います。
昨年の8月以降、文男さんが乗っていませんが、またいつかコンビ復活になることを期待しています。
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