地方競馬のダービーシリーズも、いよいよ残すところ、17日の高知優駿と20日の北海優駿を残すのみとなりました。
今年のダービーシリーズを見ていると、圧倒的1番人気に推された馬が飛ぶというレースがいくつかありましたね。
そういうこともあって、1番人気がまったく勝てないまま岩手ダービーダイヤモンドカップまで来たのですが、ようやくチャイヤプーンが勝ってくれて、1番人気の連敗をストップすることができました。
まだ3歳の若駒ですし、ダービーですから、陣営も騎手もみんな獲りに来るレース。ステップレースの結果通りとはいかないのも仕方ないですね。
さて、牝馬の3歳戦はというと、今年も「グランダムジャパン」シリーズが行われておりまして、3歳シリーズは8戦中7戦を消化。
いよいよ最終戦・関東オークスを迎えます。
(グランダムジャパンの経過はこちら)
今回の関東オークスのメンバーを見ますと、中央勢がやや手薄に見えますね。2勝馬はララプリムヴェールとメイショウヒサカタのみ。
OP特別を勝った馬もメイショウヒサカタのみです。
かといって、南関勢が強力かというとそんなこともなくて、プロミストリープやグラヴィオーラといった、浦和桜花賞や東京プリンセス賞で強い競馬を見せた馬たちが出てきていません。
なんだか混戦になりそうですね。
まず中央勢から見ていくと、実績最上位のメイショウヒサカタですが、これまで短距離路線を中心に使われており、はじめて中距離に挑んだ兵庫チャンピオンシップは離された5着。
シニスターミニスター産駒ということもあり、やっぱり2100mという距離には不安が残ります。
一方、新馬戦を落としたものの、その後2連勝でここに臨むララプリムヴェールは、1800m戦を使われての[2.1.0.0]ですから、こちらの方が分がよさそうです。
2枠というのも好材料ですね。
1勝馬のハービンマオとプリンセスノンコは、今後の可能性はありそうですが、やや実績的には劣るかと。
プリンセスノンコの大外枠というのもちょっと不利ですね。
一方の地方勢ですが、東京プリンセス賞3着のゴールドパテックがここに参戦してきました。
川崎ではローレル賞を制しており、距離延長も血統的にはプラスでしょう。
佐賀のル・プランタン賞、園田ののじぎく賞と、グランダムジャパンのレースを連続2着しているアクアレジーナ。
現在トータルポイントで3位につけており、ここを制すれば、グランダムジャパン制覇は間違いありません。
御神本訓史騎手騎乗のクレイジーアクセルは、牡馬相手の東京湾カップで完勝しました。
内枠を生かして、スムーズにハナを切ることができれば、中央勢相手にも引けを取らないのではないでしょうか。
というわけで、地方勢は大将級こそ出走していないものの、けっこう粒ぞろいなメンバーです。
例年よりレベルが落ちる今年の中央勢ならば、このメンバーでも太刀打ちできる気がします。
とか言っておきながら、なんですが、本命は、中央勢の
ララプリムヴェール
としたいと思います。
手薄な中央勢とはいえ、阪神1800mで2連勝していること、脚質的にも自在性があること、そして内枠であることを重視しました。
川崎は、実力が拮抗していればいるほど枠がモノを言いますからね。
馬券的には、地方勢が絡んでくる、とみて、ララプリムヴェール以外は地方馬で攻めることとし、馬複ボックスの2.3.6.7.9でいきたいと思います。
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