名古屋記念を振り返る
ちょっと前の話題になりますが、1/4に名古屋で行われた名古屋記念。
勝ったのはカツゲキキトキトでした。
6頭立てということで、カツゲキキトキトから逃げた陣営が多数いるのでは、とも噂されましたが、当のカツゲキキトキトは連戦に次ぐ連戦。
さすがに疲労が著しい上に、本来はあまり得意でないはずの1400m戦ということで、絶対的本命でありながら、不安視する声も聞かれました。
レースは外枠(といっても6頭立てですが…)から発走したカツゲキキトキトが出ムチを入れ先団に取り付くと、あとは楽に抜け出して、最後は4馬身差をつけての圧勝。
力の違いをまざまざと見せつけて重賞17勝目を挙げました。
まあ、全くダメージが残らなそうなレースとは言え、連戦の疲れを心配していたのですが、厩舎に帰ってからのキトキトの様子が伝えられて一安心。
昨日は、カツゲキキトキトの応援ありがとうございました!
— 沖田 明子 (調教師補佐) (@LQdDfSh3zN06bGL) January 5, 2019
大きな疲れもなく、馬屋でのんびりしています。
現地で声を掛けて頂く事が増え、本当に色んな方に支えられ応援されているんだと、感じて嬉しく思っています。
これからも、カツゲキキトキトの応援よろしくお願いします😊
次は少しレース間隔を開けるのでしょうか。それとも佐賀記念あたりを目指すのでしょうか。
今年こそは悲願のダートグレードレース制覇を達成してほしいですね。
こちらはフルゲートの白銀争覇
さて、今週の東海地区の開催は笠松。
重賞は木曜日の白銀争覇です。
距離は1400mということで、名古屋記念と同じ距離。
にもかかわらず、6頭立てだった名古屋記念と比べて、こちらは10頭のフルゲート。
賞金も名古屋記念の方が倍なんですが、それでもこちらの方が出走頭数が多いのは、やはりカツゲキキトキトが名古屋記念に出たからなのでしょうか。
園田からの参戦もあって、1強ムードだった名古屋記念とは打って変わって混戦ムードが漂っています。
兵庫・金沢勢が優勢
過去10年の白銀争覇の勝ち馬を振り返ってみると、
兵庫勢 5勝
金沢勢 3勝
愛知勢 2勝
と、兵庫・金沢勢が優勢です。
地元笠松はここ10年勝ち馬を送り込んでいません。
昨年はダイヤモンドダンスが2着に入っていますが、地元の意地を今年は見せることができるでしょうか。
若い馬よりベテランが有利
この白銀争覇、新年早々に行われる重賞ということもあって、明け4歳のフレッシュな馬と、ベテラン勢の対決となる構図になりやすいのですが、過去10年の馬券内の馬を見てみると、圧倒的にベテラン勢が有利です。
過去10年馬券内に入った30頭を見てみると
4歳馬 1頭
5歳馬 4頭
6歳馬 7頭
7歳馬 8頭
8歳馬 7頭
9歳馬 3頭
と、圧倒的にベテラン勢有利の様相を呈しています。
特に4歳馬は不振を極めていて、過去10年で馬券に入ったのは、’15の1着・ノゾミダイヤのみです。
この点は注意しておく必要がありそうですね。
1400mなら
それでは、白銀争覇の予想です。
◎はウォーターディル
前走マイル争覇は10着。
その前の東海クラウン(マイル戦)は7着と、近走の成績は奮いません。
しかしながら、3走前の東海クラウン(1400m戦)は、昨年このレース2着のダイヤモンドダンス相手に1.0秒差をつける圧勝。
1400m戦に戻るこのレースならば、力を発揮できると見て◎を打ちました。
積極的にハナを切るようなレースを期待したいですね。
○はブレイヴコール
このレースで5勝を挙げている兵庫勢から抜擢しました。
カルストンライトオ産駒ということもあり、最近はスプリント戦での起用が目立ちます。
そこでも実績は残しているのですが、過去には1400m戦での勝ち鞍もあります。
兵庫のA2クラスの馬ならば、実力は1枚上のはず。
名手・岡部誠騎手が鞍上は鬼に金棒です。
▲はエビスリアン
地元・笠松からはこの馬を1番手に挙げました。
中央1000万下から転入し、これまで[3.1.3.1]という好成績。
1度の着外は、重賞・くろゆり賞で、カツゲキキトキトなど、やや相手が強かったレースでした。
1400m戦は3着が1度あるのみなので、やや評価を下げましたが、安定感でいればこの馬だと思います。
地元の意地を見せてほしいですね。
△はストーミーワンダー
前走笠松の1400m戦は1.25.2(重)と好タイムを残しました。
やや安定感に欠けるところはありますが、強い相手との一戦でも意地を見せる場面もしばしばありますし、このメンバーなら逆転もありうるとみて印を打ちました。
佐藤友則騎手がどう乗るのか、注目ですね。
あれ?サムライドライブは?
さて、このレースですが、7枠8番にサムライドライブの名が。
うーん、最初は印を打とうかとも思ったんです。
再三、距離は短い方がいい、と言ってきただけに、今回の1400m戦は、サムライドライブにとって適距離だと思いますので。
ただ、過去10年で馬券内になった4歳馬が1頭のみ、というデータが気になります。
今回も同型馬がいるだけに、ハナを切ろうとしたときに絡まれて戦意喪失、なんてことになるのではないかと考え、無印としました。
このまま輝きを失っていってしまうのはとても残念なので、ぜひサムライドライブには復活してもらって、南関にでも殴り込みをかけてほしいのですが・・・。
印は打ちませんでしたが、復活を期待して、レースを見たいと思います。
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