2019/1/4 名古屋11R 名古屋記念の予想

中央競馬と地方競馬の出走頻度

中央競馬の競走馬に比べて、地方競馬の競走馬は出走する頻度が高いのは疑いありません。

きちんと統計を取ったことはありませんが、中央競馬では、中3〜4週くらいの出走頻度が多いと思いますが、地方競馬の場合、中1週なんていうのはザラにあります。

なぜ同じ競馬なのに出走頻度が違うのでしょうか。

これはいろんな要素がありそうですが、一番要素として大きいのは、調教施設の違いではないでしょうか。

調教施設の充実度で言えば、圧倒的に中央>地方ですね。

だから、中央競馬の競走馬はしっかりトレーニングを積んでレースに出走する。

言い換えれば、馬に調教で負荷をかけて、鍛え上げてからレースに出すのが中央競馬のやり方です。

一方、地方競馬は、中央競馬ほど調教施設は充実していませんが、レースの開催日は多いので、レース数は多く、レースを通じて馬を鍛えていく、という側面が強い。

これも地方競馬と言えど、競馬場によってまちまちなので、一概に言えないところもありますが、こういったレースの扱いそのものに対する考え方が、地方と中央では違うので、出走頻度の違いが生じる一因なのではないかと思っています。

上位クラスはレース数も少ない

ただ、これは中央も地方も同じですが、下級条件の方は馬がたくさんいますので、レース数も多く組まれますが、上位のクラスになってくると、馬自体が少なくなりますので、レース数も減ってきます。

したがって、地方競馬でも、出走頻度は下がってくるのが普通です。

仮に最上位のクラスにいる馬で、圧倒的な力がある馬であっても、毎週調教がわりに出走して、毎週勝ってたら、賞金も積まれてハンデが重くなるでしょうし、そうなると馬にも負担がかかります。

馬主側から見ても、そういう強い馬は一回のレースで勝ち取れる賞金額が大きいので、あまり無理して走らせないようにするのが普通です。

普通じゃないことが起きている

ところが、そんな「普通」なことが普通じゃなくなってきているのが、名古屋競馬のナンバーワンホース・カツゲキキトキトです。

カツゲキキトキトは、改めて説明するまでもなく、今名古屋で一番強い馬です。

西日本全体の地方競馬を見渡しても、この馬が地方馬の中で一番強いかもしれません。

そんな地方を代表する馬の一頭であるカツゲキキトキトですから、それなりのレース間隔でレースに臨むのが「普通」だと思います。

実際、1年前くらいのカツゲキキトキトは、ごくごく常識的なレース間隔で出走していました。

ところが、秋頃からカツゲキキトキトの出走頻度が急上昇しています。

7/16 名港盃 1着

8/16 くろゆり賞 1着

9/19 東京記念 2着

ここまではだいたい中3〜4週の常識的なレース間隔なのですが、この後、

10/2 白山大賞典 3着

11/3 JBCクラシック 12着

11/15 東海菊花賞 1着

12/7 マイル争覇 1着

12/24 名古屋グランプリ 5着

とレース間隔が中1週〜2週間隔になっています。

そして、1/4の名古屋記念に出走するという使われぶり。

しかも、ずっと長期休養を挟まない連戦です。

いくら調教で負荷をかけず、レースで馬を作る地方競馬であっても、ここまでの連戦はさすがにいかがなものでしょうか。

まして、地方を代表するトップホースですからね。

陣営がこの馬のことを一番知っているでしょうから、馬を見ての陣営の判断ということなのでしょうが、ちょっと常識的ではないですね。

レースに出る以上は頑張って欲しいんですが、故障でもしたりしないか、心配になってしまいます。

複雑な気持ち

そんなわけで、とても気持ちは複雑なんですが、名古屋記念の予想です。

◎はカツゲキキトキト

まあ、メンバーはすでに勝負付けが済んでいる相手ばかり。

大げさかもしれませんが、5割の力で走ってきても勝てると思います。

まさに調教がわりに、無理せず走ってきて欲しいと願うばかりです。

◯はサンデンバロン

1400mのゴールド争覇で南関のウェイトアンドシーに0.1秒差2着と迫った実績があります。

カツゲキキトキトを逆転するところまでは厳しいまでも、相手関係から、2着は確実に確保したいところです。

▲はメモリートニック

実力的にはポルタディソーニなんでしょうが、1400m適性ならこの馬の方が上だと思います。

先に挙げたサンデンバロンが2着に入ったゴールド争覇では、サンデンバロンとタイム差なしの3着でした。

実力はほぼ互角と言えます。

地方と中央のバランス

さて、そもそも地方のトップホース・カツゲキキトキトがなぜこれほどまでにレースに出ないといけないのか、についても考える必要がありますね。

カツゲキキトキトがこれまでにダートグレードレースを制していたならば、おそらく陣営もここまで無理して走らせないと思います。

しかしながら、カツゲキキトキトはここまでダートグレードレースで好走こそするものの、未だ勝ち星を挙げられていません。

地方トップクラスの馬ですら、ダートグレードレースを勝つのが難しいというこの現実。

それだけ中央と地方の馬の力の差が大きいということだと思います。

だから、地方のトップクラスの馬ですら、たくさん走って賞金を稼がないといけない。

悪い言い方をすれば、歯が立たない相手と戦うより、弱い相手に確実に勝って、金額は少なくても賞金を稼いだ方がいい、ということなのでしょう。

こういう状態が続くと、カツゲキキトキトに次ぐ馬がなかなか現れない、現れにくくなるわけで、そうなると地方競馬は育たないですよね。

人も馬も。

個人的にはダートグレードレースの意義を見直し、中央と地方のバランスを抜本的に見直す時期に来ているのではないかと思います。

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