またまた3歳馬
今年の競馬、特に後半は3歳馬の活躍が目立ちましたね。
有馬記念も3歳馬でしたが、東京大賞典も3歳馬でした。
オメガパヒュームが強いことは確信してたんですが、さすがに使い詰め過ぎて、お釣りがないかな、と思い、無印にしていました。
ミルコ・デムーロ騎手の、ゴールドドリームに蓋をするような騎乗も見事でしたね。
来年は4歳となるこの世代が、競馬界の中心となっていきそうですが、ひとつ強い世代があると、競馬が引き締まる感じがするんですよね。
混沌としない、というか、予想の上でも軸とすることができるので、予想が組み立てやすいんですよね。
そんな最強世代の確立で、来年以降の競馬がますます楽しみになる年の暮れです。
年末の風物詩
さて、ライトな競馬ファンは有馬記念が年末の風物詩であり、ちょっとコアな競馬ファンはホープフルSがあると言い、ディープな競馬ファンは東京大賞典が年末の風物詩と言うわけですが、もっとディープな競馬ファンは高知県知事賞を見ないと年が越せないなんてことを言います。
僕もここ最近、地方競馬にどっぷりハマっているわけですが、この高知県知事賞が年末は楽しみで仕方ありません。
何が楽しいのかと言うと、年に一度しか使われない高知2400mで、高知のトップクラスの馬たちがしのぎを削るのが楽しいのです。
高知の2400m適性なんて、誰にもわからないですから、ある意味、何が勝つかわからない、一発逆転ファイナルレース的な要素がたまらなく面白いと思います。
ここも3歳馬から
そんな年末の風物詩、一発逆転・高知県知事賞の予想です。
◎はウイントラゲット
現在3連勝中。
2走前の土佐秋月賞では、ヴァリヤンツリ以下を押さえて圧勝しました。
今年の前半はまだ甘さがあった印象ですが、ここに来ての成長が著しいように思えます。
1900mの黒潮菊花賞でも4着でしたし、アイルハヴアナザー産駒なら中距離以上の方が向いているでしょう。
高知にも3歳旋風が巻き起こると期待しての◎です。
◯はティアップリバティ
安定感、実力でいけばこの馬がナンバーワンでしょう。
高知でレースが多い1300m、1400mのレースより、マイルの方が安定感があるところから見ても、2400mはこなせると思います。
現に、昨年の高知県知事賞3着ですからね。
やや気になるところとしては、赤岡修次騎手が今回は乗らず、宮川実騎手騎乗ということ。
宮川騎手は今までもこの馬に乗っていて、結果も残してはいますが、赤岡修次騎手ほどの安定感はありません。
やや不安要素あり、ということで、この評価としました。
▲はフリビオン
言わずと知れた昨年のこのレースの覇者。
今年はこの馬の年になると思っていたのですが、途中の頓挫があり、復帰後も勝ち星を挙げられていません。
レースぶりを見ると、かなりズブくなった印象です。
ただ、前走のレースぶりを見ると、距離さえ長ければ、ロングスパートをかけられるんじゃないか、という期待も持てました。
間違いなく復調してきていると思います。
ここで復活してくれたら、もうこれはトウカイテイオーの有馬記念並みの感動なんですがね。
△はアウトスタンディン
この馬も3歳馬。
春は脇役感が強かったのてすが、黒潮菊花賞を5番人気からの勝利。
高知では2400mの次に長い1900m戦を制していることは強みですね。
近走がパッとしないので評価を下げましたが、一発があるとすればこの馬だと思います。
×はイッツガナハプン
この馬も重賞を複数勝っている、高知ではトップクラスの馬ですね。
今年も1900mの重賞、二十四万石賞と珊瑚冠賞を制しており、実力は疑いありません。
ただ、昨年の高知県知事賞は2番人気に推されながら12着の大差しんがり負け。
同じレースですから、さすがに強気になれませんね。
鞍上の高知の帝王・赤岡修次騎手も、高知県知事賞は分が悪いレースです。
あれだけ勝っている赤岡騎手も、ここ数年、高知県知事賞は勝っていないんですよね。
人馬とも実力はあるので押さえておきますが、重い印は打てません。
そしてファイナルへ
さて、2018年最後の重賞はこの高知県知事賞ですが、最後のレースは高知の最終12R「2018ファイナルレース」です。
いつもの一発逆転ファイナルレースと違うのはレース名だけではありません。
発走時刻が1時間も早い19時50分発走です。
年末の最後の最後まで競馬を楽しみたい方は、発走時刻を間違わないようご注意くださいね。
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