今日の記事は備忘録的な内容です。
トリガミとは
トリガミ。
賭けた金額より払いもどしが少ないこと。
どんな馬券でも、1つの買い目(1点)において最低オッズは1.0倍。
ところが、2点、3点と、買い目が増えれば、賭ける金額も増える。
仮に3点買って、うち1点が的中。
その的中した馬券のオッズが2.9倍以下だった場合、トリガミとなる。
だから、トリガミは1点勝負のときには起きない。
2点勝負以上から発生するのがトリガミ。
トリガミは面白くない
せっかく馬券が当たったのに、トリガミじゃあ面白くない。
だって、馬券を買うのは賭けたお金を増やすため。
賭けたお金よりも払いもどしが少なかったら、馬券を買う意味がない。
だからトリガミは面白くない。
面白くないトリガミが続くと、競馬自体が面白くなくなる。
だから、競馬を楽しむためにはトリガミを避けなければならない。
トリガミが発生する要因
なぜ、トリガミが発生するのか。
その理由は簡単である。
賭ける点数と払いもどし金額、すなわちオッズがアンマッチだから。
払いもどしの期待値より賭ける点数が多かったら、必ずトリガミになる。
馬券を3点買って、それぞれのオッズが
①2.5倍
②2.9倍
③1.6倍
だったら、どの馬券が的中してもトリガミになる。
だから、本来は上記の買い目を3点も買ってはいけない。
①②を買うなら2点まで。
③を買うなら③の1点勝負でないとトリガミになる。
トリガミを避けるためには
ここまでのところで、トリガミになるかならないかのカギが何か、容易に想像がつくと思う。
オッズと購入点数である。
だから、トリガミを避けるためには、必ずオッズを見なければならない。
購入点数を決めたら、まずオッズを見る。
そして、トリガミが発生する可能性がある場合は、
・購入点数を減らす または
・1点あたりの購入金額を上げる
の2通りを検討しなければならない。
購入点数を減らす=予想を買える
ただ、購入点数を減らす、ということは、予想を変える、ということに他ならない。
自分が「この馬は来るかもしれない」と思って押さえた馬がいたにもかかわらず、購入点数を減らすためにその馬を切るのは、その予想自体を放棄しているのと同じこと。
だから、本来購入点数を減らすということはあってはならない。
なので、資金が許す限り、1点あたりの購入金額を上げることを検討しなければならない。
たとえば、買い目が以下のようなオッズだったとしよう。
①3.2
②6.6
③6.9
④10.8
⑤12.1
この場合、①~⑤を均等に同一の金額で馬券を購入すると、①が当たったときにトリガミとなる。
しかし、①の購入金額を②~⑤1点あたりの購入金額の2倍にすれば、たちまちどの買い目でもトリガミがなくなる。
だから、本来は全体の購入金額の上限を決めず、買うと決めた買い目について、トリガミがなくなるように、1点当たりの購入金額を調整するのがベスト。
均等配当のすすめ
ただ、現実には全体の購入金額の上限を決めないのは難しい。
馬券を買うのにも予算というものがある。
だから、予算内で、各買い目に対してどのように資金を配分して、どのような配当を得るようにするかを考える必要がある。
そんなとき念頭に置きたいのが「均等配当」の考え方。
各買い目のどれが当たっても、おおよそ同じ払いもどし額になるように、各買い目の購入金額を調整することである。
上記の例をもう一度使って、均等配当を検討してみたい。
資金は仮に1000円だとする。
①3.2
②6.6
③6.9
④10.8
⑤12.1
この場合、まず考えないといけないのは①
①が総額のかけ金である1000円を上回る払いもどしになるように、①の購入金額をセットしなければならない。
したがって、①のかけ金は、最低400円となる。
次に残りの600円を配分する。
同じように、②③についても総額のかけ金である1000円を上回る払いもどしになるようにする。
この場合、②③のかけ金は、最低200円ずつとなる。
残り200円であるが、④⑤については、このまま100円を賭けても、総額のかけ金である1000円を上回る。
まとめると①~⑤は以下のようにかけると、トリガミにならない。
①3.2 × 400円 = 1280円
②6.6 × 200円 = 1320円
③6.9 × 200円 = 1380円
④10.8 × 100円 = 1080円
⑤12.1 × 100円 = 1210円
もう1例として、今度は3点買いの場合。
①6.8
②12.8
③30.4
この3点について総額の資金が1000円だとすると、以下のように配分すれば均等配当となる。
①6.8 × 600円 = 4080円
②12.8 × 300円 = 3840円
③30.4 × 100円 = 3040円
ボックス買い
当たり前であるが、総額の資金=買う点数の場合、各買い目の資金を調整することはできない。
たとえば、馬連ボックス5頭買いで、資金が1000円の場合、5頭ボックスがすでに10点になるため、各買い目のかけ金は100円にならざるをえない。
このとき、10点の買い目の中に、配当が1000円を下回る(オッズが10倍を切る)ものがあれば、それはトリガミのリスクを抱えることとなる。
なので、本来はボックス買いは避けるべきである。
ただし、仮にその10点の買い目について、オッズが10倍を切るものが1点しかなく、それが5倍以上ならば、その買い目の購入金額を倍にすることで、トリガミのリスクはなくなる。
まとめ
要は、買い目が決まって、総額の資金が決まっているなら、あとはオッズとにらめっこ。
そして、自分で選んだ買い目の配当が、どうやっても総額の資金を下回る可能性があるならば、そのレースは買わないほうがいい。
なぜならトリガミになるから。
そのレースに賭けようとしていたお金は次のレースにつぎ込めばいい。
次のレースで資金が倍になれば、それだけ買い目のバリエーション・1点あたりの購入金額の調整もつけやすくなる。
もしかしたら配当も大きくなるかもしれない。
そうやって馬券を買っていけば、トータルで大きなマイナスになることはないだろう。
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