史上最強馬論争
競馬ファンの間で古くから論争のあるテーマ。
それが「史上最強馬はどの馬か」というテーマ。
競馬ファンが集まれば、このネタだけで2時間はあっという間に過ぎるでしょう。
今年は、エネイブルが凱旋門賞とBCターフを制し、史上最強馬論候補の一頭に加わりました。

このテーマって面白いんですが、ホント結論が出ませんよね。
フランケルは史上最強馬か
史上最強馬論争において、「負けたことがない」というのは大きいと思います。
その点、フランケルは、その勝ち方も含めて史上最強と言われていい馬だと思います。
ただ、フランケルが史上最強だという意見に決まってつきものなのが、「外に出たことがない」ということ。
フランケルはイギリスから出てレースをしたことがありませんからね。
同じように、先日コックスプレート4連覇を成し遂げたウィンクスも、オーストラリア以外で走ったことがありませんから、史上最強と言われながらも、どこか疑問符がついてしまいます。

交流が大事
その点、負けなし、ではないものの、ステージを選ばず勝ち続けるエネイブル。
もしかすると、エネイブルこそが、史上最強の名にふさわしい馬かもしれませんね。
やっぱり、外に出ていって、アウェーの中で、勝つっていうのは、並大抵のことではありません。
コンディションを整える技術も必要。
馬の適応力や精神力も必要。
能力を出し切る騎手の腕も必要。
そういう点からも、エネイブル自身はもちろん、関係者も含めて史上最強馬陣営なのかもしれません。
さて、今回のテーマは兵庫クイーンカップの予想。
一見すると関係のない話をしているかもしれませんが、微妙に関連があります。
それは、兵庫クイーンカップにサムライドライブが出走するからです。
この馬、デビューから10連勝。
しかも圧勝に次ぐ圧勝での10連勝。
しかしながら、勝利が確実視された東海ダービーでまさかの2着。
そこから長期休養を挟んで、地元での復帰戦は1着。
ここまではすべて地元の名古屋競馬場でのレースでした。
で、前走、はじめて名古屋以外で走ったサムライドライブ。
まあ、名古屋以外とは言え、同じ東海地区で輸送も短時間の笠松のレース・岐阜金賞でした。
そこでサムライドライブは、クリノヒビキに敗れ2着。
この結果だけ見ると、一時は、とんでもない怪物ではないかと騒がれたサムライドライブも、外に出てみたら、案外、てな評価になりつつあります。
今回の兵庫クイーンカップは、東海地方からも出た、サムライドライブにとって、正真正銘の初遠征競馬。
まさに試金石となるレースになるです。
どんなレースを見せてくれるのでしょうか。
さすがにこのメンバーなら…
さて、早速予想です。
◎はサムライドライブ
初の遠征競馬。
これは不安要素でしかありません。
ですが、園田コースなら、名古屋と同じ右回り。
しかも血統的に考えると、前走1900mから距離短縮となる今回の1700mはプラス。
そしてなによりも、相手が小粒。
古馬とは斤量差もあります。
まあ、遠征競馬とはいえ、負けられない一戦ではないでしょうか。
◯はクイントゥープル
前走は7着と奮いませんでした。
しかし、相手が強かったのと、1870m戦。
今回は実績のある1700m戦です。
さすがに勝ち切るところまでは厳しいと思います。
ただ、距離適性から考えると、馬券内なら堅いと思います。
▲はスターレーン
能力的にはメンバー上位。
ここまで対戦してきた相手も、地方の牝馬では一線級。
やや格落ち感のあるこのメンバーなら、上位入線もありうるでしょう。
ただ、距離不安は拭えません。
鞍上、吉原寛人騎手の腕の見せ所次第だと思います。
三番手以外が思いつかない
もう少し印を打ってもいいかなと思い、出走各馬の馬柱を見ました。
しかし、上記の3頭以外に目につく馬がいません。
なので3頭のみを挙げました。
いろんな見方はあると思います。
千人いたら、千人違う。
それが競馬の予想です。
このメンバーでは、僕には3頭しか見えなかった。
そういうレースがあってもいいじゃないですか。
当たるか、当たらないかは別として。
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