小久保厩舎は大丈夫?
今週の南関は浦和開催。
開催のメインは水曜日の埼玉新聞栄冠賞です。
浦和競馬と言えば、リーディングトレーナー・小久保智厩舎で発覚した禁止薬物事件。
とりあえず、小久保厩舎の所属馬全頭に対して検査が行われました。
その結果、当該のトーセンガーネット以外は全頭陰性だったようです。
まずは一安心といったところですね。
やっぱり、小久保厩舎の馬が出てこないと、南関が盛り上がりません。
公平競馬のために、薬物は「ダメ、ゼッタイ」ですが。
小久保厩舎と実績馬に要注意
さて、埼玉新聞栄冠賞ですが、過去6年間のレースを振り返ってみると、その小久保厩舎が3勝を挙げています。
今回のメンバー中、3頭が小久保厩舎から出走。
要注意ですね。
それと、このレース、なぜか過去のこのレースで好成績を収めた馬が、再度好走する傾向にあります。
顕著なのはカキツバタロイヤル。
この馬、
’12 2着 → ’13 3着 → ’14 2着 → ’15 1着
と、実に4年連続で馬券内にきています。
もはや、カキツバタロイヤル記念と名前を変えてもいいくらいの実績ですね。
そのほかにも、
’13 1着 → ’14 3着 → ’15 2着
と、3年連続で馬券内に入っているガンマーバーストや、
’15 3着 → ’16 1着
のタイムズアローなんかもいます。
今年のレースに目を移すと、昨年の勝ち馬・カンムル、一昨年の2着馬・クラージュドールなんかが出走していますね。
近走の成績がさえなくても、要注意だと思います。
素直に二つの条件を満たしている。
さて、予想です。
◎はカンムル
素直に、小久保厩舎×過去の実績という、好走条件を見事に二つとも満たしているところを信頼したいと思います。
昨年、このレースを勝って以降は、約8か月の休養。
復帰後はまったくいいところなしの4連敗中。
ただ、正直、この馬に合うような条件のレースではなかった4戦でした。
実績のあるこのコース・このレースならば復活も可能ではないでしょうか。
○はヤマノファイト
前走・東京ダービー7着以来のレースとなります。
ただ、羽田盃馬ですからね。
このメンバー内では、実績は断然でしょう。
浦和コースも1600m戦ながら経験済みです。
休み明けというところが気になり、本命にはしませんでした。
馬体の仕上がりをよく確認しておく必要がありますが、たとえ5分のデキでもいい勝負をしてくれると思います。
▲はクラージュドール
こちらは近走、好走したり大敗したりと安定しません。
しかしながら、ここのところは強い相手とのレースが続いていました。
その相手と比べれば、今回のメンバーは多少格落ち感があります。
前述のとおり、一昨年の2着馬。
巻き返しの可能性は十分あると思います。
△はナンヨーマーク
元・高知所属の馬ですね。
その前は中央で準オープンを走っていました。
今回は高知の帝王・赤岡修次騎手が鞍上。
赤岡騎手とは、2走前のサンタアニタトロフィートライアルでタッグを組んで3着。
ただ、このときは1600mでした。
この馬的にはもう少し長い距離のところが合いそうなので、今回の条件は絶好だと思います。
最内枠を引いたのもラッキーですね。
素直に先手が取れれば、いいレースをしてくれると思います。
×にグルームアイランド
御神本騎手が浦和で乗るなんて、珍しいこともあるもんですね。
昨年の浦和記念以来、よほど期待されている馬に乗るとき以外、ほとんど浦和では乗らない御神本騎手ですが、逆に言うと、浦和で御神本騎手が乗るということは、それだけ期待されている、いうことでもあります。
近走はマイル中心で使われていますが、過去の実績からは、長めのところが合いそうです。
大外枠ということでやや評価を下げましたが、かつては12連勝をしたこともある実力馬。
馬券内は大いにありうると思います。
浦和記念のステップレース
さて、この埼玉新聞栄冠賞ですが、勝ち馬には浦和記念の優先出走権が与えられます。
例年、浦和記念は地方馬の活躍が目立つダートグレードレースのひとつ。
今年、このレースから浦和記念に名乗りをあげるのは、いったいどの馬でしょうか。
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