ダービーグランプリへの試金石
日曜日、中央競馬ではクラシック最終戦の菊花賞が行われますね。
その菊花賞の行われた約2時間半後、盛岡で行われるのが、3歳重賞の不来方賞です。
読み方は「こずかたしょう」と読みます。
岩手競馬ではもっとも歴史のある重賞、だそうです。
このレースの3着馬までには、ダービーグランプリ(11月18日)の優先出走権が与えられることになっています。
過去の勝ち馬を見ると、カウンテスアップ、スイフトセイダイ、モリユウプリンス、メイセイオペラといったそうそうたる顔ぶれが並んでいます。
帰ってきたチャイヤプーン
さて、今年の不来方賞ですが、出走は12頭。
なんといっても注目は、南関から帰ってきた今年の岩手ダービー馬・チャイヤプーンでしょう。
岩手や門別で無敵を誇る馬が、南関に行って大敗続き、なんていうケースをここ数年何度か見てきましたが、この馬は違いましたね。
前走戸塚記念は、直線で物見をするような仕草で走って、難なく勝ち切る圧勝でした。
そのまま南関にとどまるのかな、と思っていたのですが、岩手に凱旋してきました。
南関の重賞で、余裕で勝てるレベルの馬が岩手に来たら、まあ、おのずと結果は見えているとは思います。
ここは負けられない、という意味でも、
◎チャイヤプーン
でいいと思います。
相手関係が難しい
まあ、本命はすんなりというか、チャイヤプーン以外いないと思うんですが、けっこう相手関係は難しそうですね。
デビュー4連勝中のサンエイキャピタルは、ここまで圧勝続きではありますが、シニミニ産駒ということで、ここではちょっと長い気もします。
ただ、兄弟も地方を中心にけっこう勝ち鞍をあげていますので、期待はできるかもしれません。
中央からの転入初戦を飾ったウインルーカスも未知の魅力がありますね。
こちらはアドマイヤムーン産駒なので、距離はあまり気にしなくていいでしょう。
同じく中央からの転入初戦を勝利してここに臨むスズヨブラックも、前走は楽勝。
クロフネ産駒で母父アフリートというバリバリのダート血統。
祖母は京都金杯を制したエイシンテネシーという筋の通った血筋ですね。
こちらも距離がこなせない、なんていうことはないでしょう。
あとはマコトハインケルも面白いかもしれません。
父はマコトスパルビエロ。
いやあ、渋い血統ですねぇ。
血統表をみると、マコト冠名の馬がたくさんいて、見ていて飽きません。
こういうオーナーの信念を感じるような血統の馬は思わず応援したくなりますね。
それにしても相手関係は本当に難しいですね。
連勝の勢いを買いたい
ひとまず対抗は、それでも
○サンエイキャピタル
にしたいと思います。
血統背景的にはちょっと距離に不安があるものの、前走イーハトーブマイルでけっこう骨のある実績馬相手に完勝しています。
その時負かした相手が今回も出走していたりしますし、実力的にはこの馬が上だと言えると思います。(もちろんチャイヤプーンをのぞいて)
▲はスズヨブラックとしました。
前走の勝ち方は強かったですし、今回は内枠を引いたのもプラスだと思います。
△にウインルーカス。
こちらを▲にしようかと悩んだのですが、枠の並びを考慮してこの評価としました。
実力的には○馬や▲馬と伯仲していると思います。
×にマコトハインケルを入れておきたいと思います。
(ここまでくると、趣味の世界ですが・・・)
馬券戦略的には、ガッチガチの1番人気になるだろう馬がいることを踏まえ、パターン①とし、三連複フォーメーションで、
4 – 2.7 – 2.7.9.10
で勝負してみたいと思います。
地方馬の血統は面白い
それにしても、このレースに出走している各馬の血統背景って面白いですねぇ。
正直、中央競馬ではこういうバリエーションに富んだというか、玉石混交というか、そういうレースが少ない気がします。
フェデラリストにマコトスパルビエロ、さらにはモンテロッソまでいるじゃないですか。
地方競馬って、こういう血統を見るだけでも、ホント面白いんですよね。
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