大丈夫か?岩手競馬
先週、岩手競馬で禁止薬物が検出されたという報道がありました。
岩手競馬また増強剤 7月と同じ薬物検出(岩手日報)
そして、全頭検査のため、9/22の競馬が中止となる、前代未聞の事態となりました。
不祥事続き異例の対応 禁止薬物巡り岩手競馬中止(岩手日報)
おいおい、OROカップ前日に中止って、OROカップは大丈夫か?と心配していたのですが、どうやら23日は予定通り開催されるようです。
禁止薬物陽性馬の発生に係る全頭検査の実施及び9月22日(土)の開催取止めについて(岩手競馬オフィシャルサイト)
ただ、これにはどうやらオチがありました。
23日の出走予定馬114頭は陰性だったものの、2頭について調査機関へ検体を送付するのが遅れ、検査ができなかったという理由で、当該2頭は競争除外になるようです。
9月23日(日)出走予定馬の全頭検査の結果及び検体の輸送漏れによる競走除外について(岩手競馬オフィシャルサイト)
なんかグダグダですね。
かつては地方競馬の優等生と言われ、トウケイニセイやメイセイオペラといった名馬を輩出した岩手競馬。
大丈夫でしょうか?
やるなら予想するしかない
とりあえず、主催者発表で23日は「やる」ということなので、OROカップの予想をすることにしましょう。
OROカップは、地方競馬で唯一の芝コースを持つ盛岡競馬場の、芝コースによる重賞です。
距離は1700m、今年は14頭が出走します。
あらゆる地区から、あらゆる経歴の持ち主が出走してきました。
混戦が予想されるだけに、パターン③で臨みたいと思います。
実績No.1は・・・
さて、このレースの注目は、なんといっても中央重賞の勝ち馬で、転入初戦となる、ガリバルディでしょう。
ついこの前まで中央で走っていましたし、今年の春はGIIで4着と好走しています。
間違いなく頭一つ抜けている実績の持ち主ですが、ムラがあるのも事実。
能力の違いで押し切れるかどうかがポイントになりそうです。
活きのいい3歳勢
もう1頭、注目は3歳馬で、ホッカイドウ競馬からの参戦となるハッピーグリン。
こちらも中央OPで3着の実績があります。
クラシックの登竜門、セントポーリア賞の勝ち鞍もあります。
前走も札幌で勝利を収めており、勢いを買うならこっちのほうかもしれません。
地元勢は・・・
では、地元勢はどうでしょうか。
地元筆頭はサンエイゴールドでしょうか。
前走2400m戦を快勝していますので、コース実績は間違いありません。
ただ、度々中央に参戦して惨敗を繰り返していますので、ホームコースに戻ったからといって形成が一気に逆転するかというと、けっこう厳しいと思います。
あとはコスモロングソードでしょうか。
実績ならこの馬が一番手なんですが、いかんせん芝1600mまでの勝ち鞍しかありません。
そういう状況の中、元・中央勢を迎えてどうでしょうか。
本命は前走好走のこの馬から
さて、全体の勢力図を見渡したところで、予想です。
本命は、
ハッピーグリン
でいきたいと思います。
道営の馬ですが、芝適性があることはこれまでの戦歴で明らか。
前走の札幌STV賞も出遅れから最後は0.4秒差突き放す快勝。
斤量の有利もありますし、このメンバーなら軸に最適でしょう。
芝実績重視で
さて、対抗以下ですが、まあ、実績的にガリバルディを押さえないわけにはいかないでしょう。
転入初戦という環境の変化がやや不安なので、対抗評価に抑えましたが、本来はこの馬が最有力だと思います。
以下、▲に地元のサンエイゴールドを推したいと思います。
上記2頭とはちょっと力の差を感じますが、それでもこのメンバーにおいては、芝の実績はピカイチです。
△も同様の理由でコスモロングソードを挙げます。
先述のとおり、距離不安はありますが・・・。
あとは×にキャッスルクラウン、注にロキを挙げておきましょう。
馬券は、三連複フォーメーションで、
4.7.13 – 4.7.13 – 4.5.6.7.12.13
で臨みます。
信頼回復につながる熱いレースを
まあ、禁止薬物の件は、同じ水沢競馬場で起きたとはいえ、起きたのは別の厩舎ですし、前にも中央であったように、飼料に含まれていた、なんてことも考えられます。
関係者によるものでなければいいんですが。
いずれにしても、馬に罪はありません。
人馬一体となって、ぜひとも熱いレースを見せてもらい、地方競馬の雄、ここにあり!というところを見せてもらいたいものです。
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