先日のジャパンカップはコントレイルが優勝。
見事に有終の美を飾った。
レース後、福永祐一騎手は人目を憚らず泣いた。
相当な重圧があったのだろう。
対照的なのは、コントレイル。
自分が1番強いんだ、ということを証明できて、誇らしげな顔をしていた。
褒めてくれと言わんばかりの、いい意味でのドヤ顔。
いい表情をしていた。
その人馬のコントラストが、なんとなく涙を誘った。
コントレイルのジャパンカップを見ていると、やっぱり競馬は
人馬がおりなすドラマ
なんだな、と思った。
でも、なんだろうな。
素晴らしいレースだったことは否定しない。
福永騎手の涙。
コントレイルの顔。
いいものを見させてもらったということも否定しない。
だけど、なんか物足りない。
コントレイルは、確かに3連敗していた。
3連敗してからの復活の勝利だった。
でもね。
この3連敗、決してコントレイルの力負けじゃなかった。
コントレイルはどのレースでも強かった。
福永騎手も別に騎乗ミスはしていない。
ちゃんと乗った。
ただ、結果がついてこなかっただけ。
だから、復活、復活と言っても、今回のジャパンカップは、結果がついてきただけのようにも思えるのだ。
なんか、コントレイルの感動的なラストランに水を差すような気がして、気がひける所もあるんだが、実際はそうだと思う。
だから、コントレイルの名誉のためにも敢えて言いたい。
コントレイルは、決してスランプに陥ったわけでも、力が落ちたわけでもない。
ずっと強かったのだ。
コメント