何なんだろう、この気持ち。
スタートから文男さんしか見ていませんでした。
ロケットスタートを決めて、すぐにインに入れて、道中はじっと3番手。そして直線で前が空く。完璧すぎる騎乗。
その瞬間、現地の人も、全国で映像を見ていた人も、「これは来るべき瞬間が来た」と思ったのではないでしょうか。
少なくとも、僕は思いました。
そこからは、「フミヲ!フミヲ!フミヲ!」の連呼。
久々に手に汗握りました。
しかし、競馬の神様は本当に非情ですね。
外からいい脚で伸びてきた、矢野貴之騎手のハセノパイロ。こちらも渾身の騎乗でした。
ついに2ケタ10回目の2着。
なんと表現していいのかわからない気持ちになりました。
なんなんだろう、本当に。
そんななんとも言えない気持ちの中、発表された大井の帝王のレース後談話。
「距離が持たないかと思ったけど、たまげた」
思わず笑ってしまいました。
的場文男のこういうところが好きなんですよね。全く飾らない、こういうところが。
今年の文男の夢は幻となりましたが、来年こそ、来年こそは、38回目のダービーで悲願を達成して欲しいと思います。
まずはあと10勝に迫った大記録を達成してもらって、無事に来年のダービーを迎えてほしいですね。
そして、廃止になった高崎競馬出身で、苦労を重ねてきた矢野騎手がダービーを勝ったのは、本当に良かった。
素直におめでとうと言いたいです。
おめでとう、ハセノパイロ・矢野騎手!
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