無敗馬はなぜ人を引き付けるのか
前の記事で、トーセンボルガという、デビュー以来3戦3勝の馬を紹介しました。
この馬、惹かれる点はたくさんあるんですが、やっぱり魅力的に映るのは無敗である、ということ。
どんなスポーツでもそうですが、特に競馬においては、無敗ということがとても重要というか、神聖視されると思います。
やっぱりギャンブルとしての側面がありますから、無敗=絶対という結びつきがあって、それで人気が出るのでしょうね。
話はそれますが、僕が物心ついてから、3頭の三冠馬を見てきましたが、やはり一番人気があったというか、世間の耳目を集めていたなあ、と感じるは、無敗の三冠馬・ディープインパクトです。
自分自身もディープインパクトの存在には熱狂したものです。
今になってみると、なんであそこまで熱狂したのだろうか、と思うところもありますが。
月日が流れ、冷静になって考えてみると、ディープインパクトの、「カンペキ感」より、オルフェーヴルの「粗削り感」のほうが見ていて楽しかったなあ、と思えます。
まあ、いずれにしても、「無敗」という言葉は、人々を魅了してやまないのです。
無敗馬が出走
さて、だいぶ前置きが長くなりましたが、なぜここまで無敗について語ったのかというと、今回予想する園田の重賞・園田オータムトロフィーに無敗馬・エイシンエールが出走するからです。
今年3月のデビューでここまで6戦6勝。
ここまでは条件戦ばかりでしたが、ここではじめて重賞挑戦となります。
この馬の取捨選択が、このレースの予想のカギとなりそうです。
好メンバー揃い
ところで、エイシンエール以外にも、このレースにはなかなかの好メンバーがそろっています。
今年の兵庫ダービー馬・コーナスフロリダをはじめ、菊水賞を制したアゼツライト、のじぎく賞を勝っているトゥリパなど、牡馬・牝馬問わず、いい馬がそろっていると思います。
そんな中で、エイシンエールがどれだけやれるか、とっても楽しみな一戦ですね。
1700mの走破タイムをどう見るか
ところで、エイシンエールは今回のメンバーと初対戦となるわけですが、その能力差を測るうえで注目したいのが、今回のレース条件でもある、1700mの持ちタイムです。
エイシンエールは前走で1700mを走っていますが、このときのタイムが1.51.8(良)でした。
これは、3歳馬としてはかなりの好タイムと言え、古馬のオープンクラスに匹敵します。
兵庫ダービー馬・コーナスフロリダの1700m持ちタイムが1.53.1(良)ですから、その差は歴然としています。
もし、エイシンエールがここで能力を全開できたとしたら、このメンバー相手でもまとめて倒してしまうくらいの能力があるのではないでしょうか。
無敗の7連勝に期待しよう
まあ、これまであまり強い馬相手にレースをしてこなかったというところもあるので、過信は禁物かな、と思いますが、やはり1分51秒台の持ちタイムは魅力的なので、◎は7連勝を期待して、
エイシンエール
としたいと思います。
ただ、やっぱり過信は禁物だと思いますので、予想パターンは混戦扱いとして、③を用いたいと思います。
春の実績馬中心
対抗以下ですが、○には当然兵庫ダービー馬・コーナスフロリダを挙げないといけませんね。
前走・園田サマーチャレンジも難なく制しています。
クリノヒビキ以下、再戦組とは勝負付けが済んだとみています。
▲はアゼツライトに期待しましょう。
この馬、1870m戦だと戦績が芳しくありませんが、1700m戦となれば[3.1.0.2]と得意としています。
正直、上位2頭を倒すところまではいかないと思いますが、馬券内に食い込める実力はあると思います。
△にはコーナスフロリダにはかなわないものの、常に堅実な走りを見せるクリノヒビキ、×には同じく堅実な走りが持ち味のオータムヘイローを挙げたいと思います。
注には牝馬・トゥリパを挙げたいと思いますが、まあ、ここまででしょうね。
いずれも春の実績馬中心に見たいと思います。
馬券は三連複フォーメーションで、
4.6.9 – 4.6.9 – 1.2.4.6.9.11
で勝負したいと思います。
連勝のストップ
無敗馬≒連勝馬なわけですが、これまで幾度となく、連勝がストップする瞬間を見てきました。
最近で衝撃的だったのは、サムライドライブが敗れた東海ダービーですかね。
確勝だと思っていただけに、ショッキングでした。
やっぱり、連勝というのは、それが止まることに対するドキドキ感というか、そういうものがあるのでしょうね。
だから人々を惹きつけてやまないのだと思います。
エイシンエールはどこまで連勝を伸ばすのでしょうか。
それとも今回で連勝ストップとなるのでしょうか。
園田競馬はここのところ踏んだり蹴ったりなだけに、悪い運気がいい運気に変わるレースにしたいところですね。
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