今回予想するのはフェブラリーS。
今年で第38回目となる、GIレースになります。
舞台は東京ダート1600m。
何を隠そうこの私。
この東京ダート1600mがとても嫌いです。
過去に馬券でイヤな思いをしたとか、そういうことではなく、ただ単にコースが嫌い。
嫌いな理由は簡単です。
芝スタートだから。
ダートコースのくせに、芝スタートとは何事かと。
東京ダート1600mはダートコースと名乗るべきではないとすら思います。
東京芝100m・ダート1500m
と表記すべきですね。
その意味で浦和1600mよりも欠陥コースですね、東京ダート1600mは。
もっと言わせてもらうと、
芝コースの長さが、枠によって違う
っていうのも納得がいかない。
そりゃ、走りやすい芝コースが長い、外枠有利に決まっているじゃないですか。
そんなコースでダートの頂点を決めようなんて、ちゃんちゃらおかしい。
そもそも、12月にチャンピオンズカップがあったばかりなのに、2月にフェブラリーステークスってのがおかしい。
GIの間隔が短すぎます。
いや、6月とか7月にもう1回、JRAのダートGIがあるならいいんですけど、ないでしょ?
2月にフェブラリーSやったら、次は12月までGIがないって、明らかにバランスがおかしいと思います。
しかも、どっちも左回りじゃないですか?
その点も気に食わない。
せめてどっちかは右回りにすべきだし、もっと言うなら、距離も気に食わない。
1600mと1800mって、ほとんど同じカテゴリじゃないですか?
どっちかを1200mにするとか、そういう工夫があるべきなんじゃないでしょうかね?
ホントJRAはダートレースに冷たいですね。
地方にやらせとけってことなのかもしれないですけど、だったらいっそのこと、JRAでダートのレースを一切するなって話です。
・・・と、まあ、いろいろと文句を言ってしまいましたが、とにかく、東京ダート1600mはクソコースだと、それだけは強く言っておきたいと思います。
ただ、フェブラリーステークスというレース自体は、僕は結構好きです。
とにかく名勝負・好レースが多いですよね。
一番好きなフェブラリーステークスは、もちろんメイセイオペラが勝ったレース。
何を隠そう東北出身者ですから、あのメイセイオペラが直線で伸びてきた瞬間は、ホント鳥肌が立ちました。
競馬で何度も心が震える経験をしていますが、あのときは、僕の競馬人生の中で3本の指に入るくらい、心が震えました。
あんなレースをもう一度見たい、そう思ってずっと第2のメイセイオペラを追い求めていますが、あれ以来、いまだ中央のGIで地方馬が勝つシーンを目の当たりにしていません。
でも、今年はチャンスだと思っているんです。
今、ダート界は群雄割拠の時代です。
いや、ちょっと前までは、クリソベリルがいて、その前はルヴァンスレーヴがいて、ゴールドドリームがいました。
今もチュウワウィザードやオメガパヒュームといった、強い馬はいます。
でも、そこまで抜けた存在ではないでしょう。
そして、今回のフェブラリーステークスにその両頭は出走してきません。
一応、筆頭格はアルクトスやインティ、カフェファラオあたりなんでしょうが、安定感はありませんよね。
前哨戦を勝ったレッドルゼル、オーヴェルニュにしても、まあ強いことは間違いないんですが、抜けた存在かというと、そこまでではありません。
そうなると、
日本テレビ盃 4着
JBCクラシック 4着
東京大賞典 5着
川崎記念 5着
とGI・JpnIで好走を続けている、この馬にだってチャンスがないかといえば、あるに決まっていると思います。
まして、本来この馬が得意としているのはマイル戦だと僕は思っています。
昨年も挑戦して結果が出なかったのは当然知っています。
でも、調教を終えた調教師は、昨年よりもいいと断言。
展開的にもインティをめぐって前が速くなる展開になり、前崩れのレースになれば、この馬の確実に伸びてくる末脚が活きるのではないでしょうか。
巻き返しの態勢は整ったとみていいでしょう。
今年のフェブラリーS。
軸馬はミューチャリー。
もちろん鞍上は、孤高の天才・御神本訓史。
益田の、そして大井の、いや地方競馬の至宝であるこの鞍上は、人気がない分、虎視眈々と一発を狙っていることでしょう。
このクソコースの、最初の芝。
これだけをちゃんとこなしてくれさえすれば、勝機は十分あります。
メイセイオペラの伝説のレースから、早22年。
もう一度、地方に勇気を与えてほしい。
御神本の勝利ジョッキーインタビューが見たい!
今年のフェブラリーSはミューチャリーの大駆けに、地方競馬ファンとしての願いと想いを託したいと思います。
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