仕事中、悲しいニュースが入ってきました。
クロフネが亡くなったそうです。
クロフネは、僕の青春を彩る、大切な馬です。
エリカ賞ではじめてあの走りを見た時の衝撃は忘れられません。
とにかくトビが大きい。
ほかの馬とまったく走り方が違うんですよね。
スケールの大きい馬というのは、こういう馬なんだと思い知らされました。
この馬はとんでもない馬だ。
絶対に来年のダービーを取る。
そう思って見たラジオたんぱ杯。
アグネスタキオンという化け物がいました。
ジャングルポケットとあわせて、こりゃとんでもない世代だと、年末にワクワクしたのを覚えています。
そして、年明け初戦は毎日杯。
まあ、ここは通過点だと思っていましたが、想定通り楽勝。
NHKマイルカップは一瞬負けたかと思いましたが、とんでもない豪脚。
ああ、やっぱりこの馬がダービーを取るなと思ったものです。
そして、当時、学生でお金もないのに、大金をつぎ込んだダービー。
まさかの5着惨敗が悔しくて、悔しくて。
秋こそはと思って見ていた神戸新聞杯。
ここでも負けて、やっぱり距離が長いのかな、2000mまでかな、と思っていたところ、秋の天皇賞に向かうとの報。
これは勝てると思っていたのに、当時あった外国産馬の枠の関係で出走かなわず。
そこからまさかのダート転向。
あのトビの大きさがなんとなくダートに合わないんじゃないかと思っていた当時の僕。
武蔵野ステークスのクロフネの走りを見て、固定観念は持つもんじゃないと思い知らされました。
で、次の日の天皇賞。
現地にいましたね。
アグネスデジタルが、全グラスワンダーファンの敵(?)であるテイエムオペラオーを差し切った瞬間。
今でもあの興奮がよみがえります。
そして、クロフネの走りを絶対現地で見たいと思って、府中まで見に行ったジャパンカップダート。
あの衝撃・あの興奮。
忘れられませんね。
あのとき、この馬は来年、アメリカで走るんだと。
アメリカで大きなレースを勝つんだと確信したものです。
そして次の日に行われたジャパンカップ。
これも見に行ったんですよね、現地に。
今度こそ勝てると思って買った馬券は、
ステイゴールド
から。
直線、いい伸びを見せて、これはと思ったその瞬間、ジャングルポケットがまた凄い脚で伸びてきて・・・。
ステイゴールド、最後の日本での雄姿を目に焼き付けて帰路に就いたのもいい思い出です。
あの頃は、ホントによく競馬場に行っていました。
当時住んでいた茨城県から、府中まで2時間くらいかかったんですがね。
GIレースは毎週のように見に行っていました。
クロフネの名前を聞くたび、あの頃の思い出がよみがえってきます。
そして、今日、クロフネが亡くなったニュースを聞き、あの頃の思い出がなんか遠くなってしまった気がします。
あの頃、本当に競馬が熱かった。
いや、競馬はいつの時代も熱い。
僕が一番競馬に熱かった時代ですね。
そんな時代の強烈な思い出がクロフネでした。
なんか、寂しいですね。
こうやって年を取っていくんだなぁ・・・。
一発逆転?ウインタースプリント
さて、クロフネ死去のニュースで感傷に浸りつつ、競馬予想です。
今回予想するのは大井の準重賞・ウインタースプリント。
距離は1200m。
1着賞金は750万円です。
出走は16頭。
出馬表はこちら。
出馬表を見て思ったこと。
これは一発逆転ファイナルレースか?
そう感じさせるくらい、近走振るわない馬たちがそろった一戦。
必然的に予想も難しくなりそうです。
こういうときは、データに頼ってセオリー通り予想することにしましょう。
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