6月もも終わりですか。
2020年が折り返し地点に差し掛かっています。
競馬界も、宝塚記念や帝王賞が終わり、一服ムード。
夏競馬の季節になります。
夏競馬の季節は、2歳戦が本格化する季節でもあります。
今回予想する門別の栄冠賞は、2歳の重賞。
地方競馬に傾倒していった頃、こんな時期に2歳の重賞?と驚いたものですが、門別ではもう、かなりの数の2歳戦が行われています。
今回の栄冠賞出走メンバーの中には、すでに3戦を消化している馬もいるくらいです。
そう考えると、この時期に重賞が行われたってそこまでおかしくはない、ということを、地方競馬を知るようになった今では思うようになりました。
とはいえ、まだまだ幼く、デリケートな2歳馬。
予想をする上では、そういった2歳馬特有の事情も踏まえないといけないですね。
2歳戦はいつでも難しい予想を迫られます。
見慣れた馬の産駒が多い栄冠賞
さて、今年の栄冠賞。
出走は13頭となりました。
出馬表はこちら。
2歳戦ですので、血統的に早熟傾向かどうかの見極めは重要。
そこで父馬をざっと見るのですが、今年のメンバーはなんだか見慣れた父ばかりですね。
珍しいところでは③スマイルミュの父マクフィくらいでしょうか。
サウスヴィグラス産駒が1頭(⑬トンデコバ)いますが、おそらくこれがラストの世代。
決して産駒数が多いわけではないジョーカプチーノ産駒が2頭いるのも面白いですね。
栄冠賞の見解
①スティールグレート
素質馬そろっていて目移りしてしまう一戦。
前走の1200m戦で圧巻の走りを見せたスティールグレートを中心に据えたいと思います。
デビュー戦の1100m戦は、勝ったサイダイゲンカイと1.0秒差の2着に敗れました。
ただ、スタートダッシュよくハナを切っての結果。
続く2戦目もハナを切り、2番手の馬に競りかけられ、プレッシャーを受けながらの競馬。
ただ、そのプレッシャーにも負けず、競りかけてきた馬を競り落とすと、直線はグングン伸びて後続を引き離すばかり。
桑村騎手が追ってもいないのに、加速していく様子は、かなりの素質の高さを感じさせました。
このとき、2着に下したスラストリバーサーは、続く未勝利戦で圧勝。
3着チサットは勝ちあがれていないものの好走を続けているところからしても、スティールグレートの現時点での完成度の高さがうかがえます。
父アジアエクスプレスは2歳時にGIを制しており、血統的にも2歳で走れる背景があります。
510キロ台と雄大な馬格も目を惹き、このレースにとどまらず、今後も楽しみな1頭です。
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