先週の土日、久しぶりに土日の中央競馬のメインレースをリアルタイムで見ました。
中山グランドジャンプは不良馬場の中で、壮絶な闘いとなりました。
オジュウチョウサンのJ・GI5連覇は、もうおそらく我々が生きている間には二度と見ることができない記録。
三冠馬はこれからも出てくるでしょうが、同一重賞を5連覇する馬はおそらく出てこないでしょう。
ただ、手放しに喜べないのはレース中の事故があったから。
シングンマイケルはなんとか助かってほしかったんですがね・・・。
こういうことがあるのも競馬ですが、こういうシーンは何度見ても胸が詰まります。
で、日曜日の皐月賞は、コントレイルとサリオスのマッチレースとなりましたね。
実は、この両頭、あんまり強くないんじゃないかと思っていましたが、ホンモノでしたね。
特にコントレイルの勝ち方は、「ああ、これ三冠馬かもな」と思わせるもの。
僕がこれまで見てきた皐月賞で、同じ思いを抱いたのは2回だけ。
オルフェーヴルとドゥラメンテのときだけですね。
ディープインパクトは現地で観ていましたが、もう走る前から三冠馬だと思っていたので、皐月賞の勝ちっぷりで三冠を意識はしませんでした。
アグネスタキオンも強いなぁ、とは思いましたが、ジャングルポケットやクロフネがいたので、府中ならどうだろうか、という疑問がわいたのを覚えています。
まあ、出走すらかないませんでしたが・・・。
そんなことを思い出すと、オジュウチョウサンにしろ、コントレイルにしても、とにかくこのまま無事で、というのが何よりもの願い。
どんなに高い能力を持っていても、故障してしまっては水の泡ですからね。
競走馬は走れてナンボです。
浦和2000mの準重賞・武蔵国オープン
さて、話を地方競馬に戻しましょう。
今週の南関は浦和開催。
木曜日のメインには準重賞が組まれています。
’20武蔵国オープン。
距離は2000mの古馬による一戦。
出馬表はこちら。
デビューしたてのルーキー・北島希望騎手がさっそく準重賞に参戦。
すでに初勝利も挙げており、巷では上々の評判です。
そのほかにも見どころいっぱいのレースです。
早速、分析していくことにしましょう。
浦和2000mの傾向
さて、武蔵国オープンの舞台となる浦和2000mは、浦和記念などが行われる、浦和でも1400mと並ぶチャンピオンコース。
昨年はJBCクラシックもこの浦和2000mで行われました。
そのときにコース傾向について分析を行っていますので、コース特徴についてはその記事を参考にしてもらえればと思います。

外枠は不利。
これだけ覚えておけば十分でしょうね。
参考レース
ブリリアントカップ(4/7 大井1800m)
このレース11番から出走したバンズーム。
道中は後方から2番手の追走となります。
直線では内をすくって力強く伸びての6着。
タービランス(4着)やサウンドトゥルー(5着)といった一流どころと遜色のない着差。
このメンバーで6着はかなり胸を張れる内容だと思います。
左回りは[0.3.2.12]ですがね・・・。
柏の葉オープン(3/31 船橋1600m)
バンドオンザランはスタートは若干後手を踏んだのですが、そこからの行きっぷりが良かったですね。
道中も3番手あたりを追走して、4コーナーの手ごたえは勝ったかと思うほど。
結局、余力十分だったラブミークン以下に突き放されますが、12番人気という低評価を覆す4着。
もともと力のある馬ですからね。
馬体が絞れたのも好走の要因の一つだったかもしれません。
好調さを保てていれば、今回も怖い一頭です。
幸オープン(4/16 川崎2100m)
フレアリングダイヤが強い内容で押し切ったこのレース。
2番枠を生かしてインの3番手という絶好の位置を進んだサーヒューストン。
手ごたえも直線入り口ではよかったのですが、直線の半ばで垂れてきたリンゾウチャネルがフラフラしてサーヒューストンの進路を狭くするようなところがありました。
これが影響したのか、左海騎手は最後のゴール板手前では追っていませんでしたね。
余力を残す形となってレースを終えてしまった格好です。
この内容なら連闘での武蔵国オープンへの参戦も納得できます。
アンタレス賞(3/6 川崎2000m)
道中はかなり縦長の展開。
2週目の向こう正面でポジションをグーンとあげていったのはサツマキリコ。
これぞ川崎長距離の乗り方という騎乗を本橋孝太騎手が見せてくれました。
最後は手綱を抑える余裕すらありましたね。
浦和の2000mも川崎2000mの乗り方と似ている部分があります。
同じような展開になると浮上する一頭かもしれません。
シリウス賞(1/28 川崎2000m)
どろんこビショビショ馬場で行われた一戦。
押して押して先頭に立ったワグナーコーヴですが、そのままハナを最後まで譲らず1着。
そして2着はサツマキリコ。
サツマキリコはアンタレス賞とほぼ同じような競馬をしていますね。
伸び方やコース取りもほぼ一緒。
それでワグナーコーヴが突き放しているわけですから、ワグナーコーヴのほうがこの条件では力が一枚上と言えるかもしれません。
ただ、注意しておきたいのは馬場状態。
このときは水が浮く不良馬場。
武蔵国オープンが、同じような馬場条件になれば、ワグナーコーヴの出番かもしれませんが。
武蔵国オープンの推奨馬
斤量53キロ・森泰斗騎手が鞍上に復帰。
実績からいっても、ワグナーコーヴから入りたいところですが、不安要素もあります。
まず、前走、ブリリアントカップトライアルで負けすぎですよね。
手綱を取った山本騎手との相性が悪かったのでしょうか。
それともう一つの不安要素は外枠。
幸い、この馬以外に逃げを打ちそうな馬はいませんが、外からの発走はロスも多そうですね。
そこで狙ってみたいのは、
③サーヒューストン
です。
前述のとおり、今回は幸オープンからの連闘。
ただ、小久保厩舎の連闘ほど怖いものはありません。
これまでも幾度となく連闘で結果を残してきています。
しかも、前走は不利があっての余力残し。
レースによるダメージは少ないと思われます。
充実の一途をたどっているフレアリングダイヤ相手に2着は立派。
浦和2000mは3走前にも制しています。
斤量は軽量の53キロで鞍上は左海誠二騎手。
左海誠二×小久保智の最強コンビで、内枠発走となれば、軸にせざるを得ないほどの好条件が重なっていると言えます。
積極的に推したい一頭ですね。
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