今週の南関は浦和開催。
南関で唯一のナイター設備のない、デイ開催オンリーの競馬場である浦和競馬場。
それゆえか、南関4場の中でもっとも売り上げが少ない競馬場でもあります。
しかしながら、今開催は浦和競馬にとって売上アップの千載一遇のチャンス。
なにしろ、世の中は自粛、自粛で娯楽がありません。
平日まともにやっているのは地方競馬だけ。
普段は浦和競馬ができない勤め人も、在宅勤務やテレワークで浦和競馬に取り組みやすい環境に。
おそらく今週の浦和開催は、売上レコードを記録するのではないでしょうか。
まあ、理由が理由だけに、もろ手を挙げて喜ぶべきことではありませんが・・・。
牝馬重賞・しらさぎ賞
さて、今回予想するのは、その売上アップが期待される浦和の重賞・しらさぎ賞です。
古馬の牝馬による一戦。
1着賞金は1200万円。
距離は1400m。
出走は12頭です。
出馬表はこちら。
メンバーを見ると、なかなか難解な一戦になりそうです。
早速分析していくことにしましょう。
浦和1400mの特徴
さて、しらさぎ賞の舞台である浦和1400mですが、比較的レースに使われる頻度が高いコース。
特に上級クラスではよく使われるコースです。
記憶に新しいところでは、昨年浦和で初めて開催されたJBCにおいて、スプリントとレディスクラシックで使用されました。
トリッキーなコースが多い浦和の中においては、比較的紛れが少なく、王道ともいえるコースです。
そんな浦和1400mの特徴については、過去の記事でも傾向をまとめていますので、そちらを参考にしてみてください。

比較的紛れが少ないとはいえ、とにかく内枠有利です。
この傾向は忘れないようにしておきたいですね。
参考レース
朧月賞(2/27 大井1600m)
サラーブが強いレースを見せてくれました。
逃げるサンロアノークを捉えて、直線で突き放すという競馬。
このレース、唯一の牝馬でしたが、牡馬顔負けの内容だったと思います。
大井1600mでこの競馬。
浦和1400mでも応用可能ではないでしょうか。
’20ティアラカップ(3/24 浦和1400m)
こちらもヴィルトファンが強い競馬を見せました。
前哨戦でこの内容ですから、本番も期待が持てそうですね。
外枠発走にもかかわらず、これだけのパフォーマンスができるわけですから、5枠5番の今回はさらに有利にレースを運べそうです。
3着フラワーオアシスは漁夫の利を得るような格好の競馬。
ヴィルトファンを同じ舞台で逆転するのは難しいでしょう。
マリーンカップ(4/2 船橋1600m)
上位3頭からは離されましたが、ストロングハートはこのメンバーに入ってかなり強気の競馬。
それでも結局4着を確保していますから大したものです。
距離的にもこのときの1600mよりは1400mのほうが合いそうです。
しらさぎ賞の推奨馬
有力馬が内に揃いました。
枠の不利を受けて評価を下げなければいけない馬は見当たりません。
展開面では、何が何でもハナを主張するタイプの馬はいません。
前走、前目の競馬で好成績を残したストロングハートが内枠の利を活かして前に行くのでしょうか。
あるいは逃げて結果を残してきたケンガイアあたりでしょうか。
ペースはそこまで速くならないと見込みました。
ヴィルトファンは前走、外枠からの発走で、スタート直後からインに切り込んでいくものの、最内は取れず、外を回す競馬。
にもかかわらず、後続を最後は突き放す強い競馬を見せました。
今回がJRAからの転入2戦目。
浦和コースも、浦和1400mも2戦目です。
枠も恵まれる今回、特に大きな不安要素は見当たないように思えます。
念のため、鞍上の笹川翼騎手の浦和のイメージがパッと浮かばなかったので、データを取ってみたところ、
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
浦和 | 10.1% | 21.9% | 27.8% |
川崎 | 13.6% | 24.0% | 33.3% |
船橋 | 10.0% | 21.9% | 38.0% |
大井 | 13.0% | 25.0% | 36.9% |
というような成績。
正直、他の南関3場と比べると成績が落ちるのは気になります。
まあ、まったく勝っていないというわけではないのですが・・・。
一方、ヴィルトファンと同じサウスヴィグラス産駒のストロングハート。
昨年のしらさぎ賞で3着に入っています。
この時の走破タイムが1.26.6(重)
ヴィルトファンの前走のタイムが1.28.6(良)
重馬場とは言え、かなりの好タイムです。
前走のマリーンカップでの踏ん張りをみると、ここでも好走してくれるのではないか。
そんな期待を込めて、
③ストロングハート
を推奨したいと思います。
鞍上の町田直希騎手の南関4場での成績を見てみると、
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
浦和 | 7.1% | 15.7% | 33.1% |
川崎 | 9.5% | 17.6% | 27.6% |
船橋 | 6.6% | 14.2% | 23.5% |
大井 | 5.2% | 8.3% | 17.5% |
となっており、所属の川崎に次ぐ好成績を残しています。
複勝率では川崎をしのぐ成績。
町田騎手の思い切りのいい騎乗にも期待することにしましょう。
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