コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客競馬が続いていますが、地方競馬の売り上げは好調です。
先日行われた川崎のクラウンカップの売上は、前年比25.1%増。

平日のデイ開催の各地も軒並み好成績。
他の娯楽が軒並みやっていないのと、
在宅勤務・テレワークの影響
じゃないですかね、これは。
在宅勤務とか言って、勤務時間中、フルでマジメに仕事している人、どれくらいいるんでしょうか。
きっと息抜きに地方競馬をやっている人がいるんだと思います。
まあ、地方競馬ファンとしてはこれを機に地方競馬の良さを知ってもらえれば十分ですが。
3歳牝馬の重賞・東海クイーンカップ
さて、今回予想するのは名古屋の3歳牝馬による重賞・東海クイーンカップです。
1着賞金は400万円。
出走は12頭。
距離は1800m。
出馬表はこちら。
メンバーをざっと見たところ、かなり難解なレースという印象を受けました。
早速、分析に入りましょう。
名古屋1800mの特徴
名古屋の1800m戦については、過去に以下の記事で分析を行っています。

ざっとまとめると、
- 内枠の逃げ・先行有利
- 岡部誠は黙って買い
- シニスターミニスター産駒がいたら要注意
といったところでしょうか。
今回のメンバーの中に、もうこの3つの条件のうち、2つを満たしている馬がいますね。
そのあたりを参考レース分析で見ていくことにしましょう。
参考レース
うぐいす特別(4/7 名古屋1400m)
クロワはなんか一生懸命走っている感じの馬ですね。
まあ、どの馬も一生懸命走っているんですが。
ストライドに躍動感があると言えば、良い言い方。
余裕がないと言えば悪い言い方。
距離延長でこの点がプラスに作用するか、しないかでしょう。
新緑賞(4/12 笠松1600m)
スタートしてから内に入りたいのに内には入れないビックバレリーナ。
かといって前を譲るわけにもいかず、結局外・外を回る競馬。
ロスが多い競馬にもかかわらず3着を死守した点は評価できると思います。
ただ、レースレベルはどうでしょうか。
スプリングカップ(2/24 名古屋1800m)
ビックバレリーナは新緑賞同様、外から内に入りたいのに入れず。
ようやく直線でハナを奪います。
ジェネラルエリアは3番手の外を回る積極的な競馬。
4コーナーではかなりいい手ごたえで上がってきましたが、その手ごたえを上回る手ごたえだったのがニュータウンガール。
最後まで食い下がったジェネラルエリアでしたが、最後は振り切られての2着でした。
ニュータウンガールは今年の東海地区3歳勢の中でも抜けた存在。
今回と同じコースで、そのニュータウンガールの2着は評価できる内容です。
3歳B特別(3/9 園田1400m)
いくらかスローで流れた感じでしょうか。
2番手で追走のキクノウイングでしたが、逃げた伏兵のスマイルヴィーナスが粘ります。
直線に入ってからの伸び脚は鋭いものがありましたが、わりと薄氷の勝利だったのではないでしょうか。
ちなみにこのときの2着・3着馬はその後のレースで惨敗。
少頭数でしたし、レースレベルとしてどうか、という不安はあります。
東海クイーンカップの推奨馬
うーん、難しいレースですね。
どの馬も決め手に欠くという印象。
参考レースの中でもっとも濃い内容だったのは明らかにスプリングカップ。
ニュータウンガールにあそこまで食い下がれるならば、ジェネラルエリアの力は抜けているかもしれません。
しかも、外々を回る、決してうまく乗ったという感じのレースではありませんでした。
ジェネラルエリアはその前の梅花賞でも、ニュータウンガールに0.4秒差の4着。
東海地区で上位の力があることは明らかです。
素直にここはジェネラルエリアを推奨・・・といきたいところですが、敢えてここは、
⑥キクノウイング
を推したいと思います。
確かに前走のレースは、勝ったものの物足りない内容でした。
しかしながら、この馬、
1400mが主戦場ではない
のではないでしょうか。
昨年末の園田の重賞・園田ジュニアカップ(1700m)ではイチライジンの2着。
2走前のレースでもイチライジン(1700m)に0.8秒差の4着。
菊水賞では惨敗したものの、園田の中距離路線トップクラスの馬に食い下がれているのであれば、キクノウイングもそれなりの実力。
園田の3歳で、トップクラスとまでは言えないものの、中距離路線であれば上位を形成できる一頭でしょう。
馬の全体的なレベルでいえば、園田>東海地区なのは明らか。
名古屋1800m戦で好成績を残すシニスターミニスター産駒。
鞍上は頼れる岡部誠。
意欲的に遠征してきていることも重視して、推奨馬に推したいと思います。
こういう難解なレースをバシっと当てたいものですね。
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