最近、
馬主になりたいな、
と思っています。
コロナウイルスの影響が深刻化する中で、何のんきなこと言っているんだ、とお叱りを受けそうですが、けっこう真剣に考えています。
もちろん、中央競馬の馬主要件なんて満たせません。
だからといって、一口馬主でもありません。
地方競馬の馬主になりたいな、と。
地方競馬の馬主要件を調べたのですが、一応、全部満たしています。
今からなろうと思えばなれる。
でも、課題が2つ。
ひとつは、家族の理解。
これが最大のネック。
子どもを3人抱えていて、これから教育費とか増える一方なのに、馬を買っていいのかと。
まあ、奥さんは許してくれないでしょうね。
子どもたちは面白がって後押ししてくれるでしょうが・・・。
そしてもうひとつの課題は、馬の余生のこと。
馬主になるということは、その馬の命を預かるということ。
お金だけの問題ではないと思っています。
買った馬の最期まで世話をしてあげたい。
そう思っているのですが、それがかなうのかどうか。
できることなら、自分も乗馬を習って、買った馬が引退したら、その馬に乗馬で乗れるようになりたい。
そんなことができるのか。
コロナの影響で幸か不幸か仕事が暇なので、いろいろと思案中です。
兵庫クラシック第一冠・菊水賞
さて、今回予想するのは、兵庫のクラシック第一冠・菊水賞です。
菊水の名前は、楠木正成の家紋に由来するそうですね。
距離は1700m。
出走は12頭。
出馬表はこちら。
最近地方競馬のレベルはどんどん高くなってきている気がしますが、園田も例外ではありません。
今年のクラシックもハイレベルの争いになりそうです。
早速分析に入ることにしましょう。
園田1700mの特徴
さて、園田1700mについては過去の記事でも分析を加えていますが、改めて2019年のデータを用いて、再分析してみることにしましょう。
脚質×馬番
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-6 | 9.7% | 20.5% | 32.7% |
逃げ | 34.0% | 52.1% | 59.6% |
先行 | 11.3% | 26.0% | 44.1% |
差し | 5.3% | 16.6% | 30.1% |
追込 | 2.8% | 5.0% | 11.7% |
7-12 | 10.6% | 19.7% | 26.6% |
逃げ | 30.0% | 41.4% | 48.6% |
先行 | 14.2% | 26.5% | 35.5% |
差し | 5.3% | 14.1% | 23.5% |
追込 | 2.4% | 6.5% | 7.3% |
そこまで内・外で大きな差は出ていませんが、逃げ馬は内枠の方が好成績ですね。
最初のコーナーまでの距離が短いので、スタート良く逃げられた内枠の馬が有利になる、ということなのでしょう。
騎手成績(騎乗回数10回以上)
順位 | 騎手名 | 騎乗回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 吉村智洋 | 99 | 23.2% | 37.4% | 56.6% |
2 | 田中学 | 95 | 18.9% | 31.6% | 44.2% |
3 | 川原正一 | 59 | 16.9% | 30.5% | 33.9% |
4 | 渡瀬和幸 | 12 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
5 | 下原理 | 103 | 16.5% | 27.2% | 39.8% |
6 | 長谷部駿 | 27 | 14.8% | 22.2% | 25.9% |
7 | 鴨宮祥行 | 56 | 14.3% | 23.2% | 42.9% |
8 | 杉浦健太 | 74 | 13.5% | 27.0% | 36.5% |
9 | 笹田知宏 | 51 | 11.8% | 17.6% | 27.5% |
10 | 田村直也 | 11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
やはりリーディングジョッキー・吉村騎手の成績がダントツ。
ただ一人、勝率2割以上、複勝率5割以上を叩き出しています。
ただし、吉村騎手の園田における距離別成績を見てみると、
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
820 | 36.4% | 72.7% | 72.7% |
1230 | 19.8% | 36.5% | 49.1% |
1400 | 29.7% | 47.2% | 59.3% |
1700 | 23.2% | 37.4% | 56.6% |
1870 | 29.5% | 56.8% | 59.1% |
2400 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
という結果。
820mはさておき、1400mや1870mと比べると、やや成績が落ちるのは気になります。
種牡馬(産駒の出走回数10回以上)
順位 | 種牡馬名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | ディープインパクト | 10 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
2 | Thewayyouare | 12 | 33.3% | 33.3% | 50.0% |
3 | スマートファルコン | 13 | 30.8% | 53.8% | 53.8% |
4 | ハーツクライ | 42 | 23.8% | 38.1% | 57.1% |
5 | パイロ | 17 | 23.5% | 23.5% | 35.3% |
6 | ゼンノロブロイ | 22 | 22.7% | 40.9% | 50.0% |
7 | カネヒキリ | 18 | 22.2% | 38.9% | 55.6% |
8 | サウスヴィグラス | 20 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
9 | リーチザクラウン | 10 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
10 | タートルボウル | 16 | 18.8% | 37.5% | 50.0% |
ディープインパクトってダートで走るイメージが全くなかったのですが、この条件では好成績を残しています。
出走回数が多い中ではハーツクライが健闘していますね。
きゅう舎(管理馬の出走回数10回以上)
順位 | 調教師名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 新子雅司 | 38 | 26.3% | 42.1% | 50.0% |
2 | 渡瀬寛彰 | 28 | 25.0% | 35.7% | 35.7% |
3 | 柏原誠路 | 22 | 22.7% | 45.5% | 63.6% |
4 | 平松徳彦 | 17 | 17.6% | 23.5% | 35.3% |
5 | 小牧毅 | 23 | 17.4% | 26.1% | 34.8% |
6 | 住吉朝男 | 24 | 16.7% | 25.0% | 41.7% |
7 | 新井隆太 | 12 | 16.7% | 41.7% | 50.0% |
8 | 橋本忠明 | 31 | 16.1% | 22.6% | 32.3% |
9 | 田中一巧 | 25 | 16.0% | 32.0% | 40.0% |
10 | 田中範雄 | 39 | 15.4% | 28.2% | 51.3% |
重賞でも大活躍の新子きゅう舎がトップとなりました。
複勝率では柏原きゅう舎の成績も目立ちますね。
参考レース
若草賞(3/26 名古屋1400m)
ステラモナークの強さばかりが際立ったこのレース。
問題は1400mという距離。
ただ、追われてからもきっちり伸びているので、距離が延びても大丈夫なんじゃないかな、とこのレースを見る限りでは思います。
園田ユースカップ(2/19 園田1400m)
このレースもステラモナークの圧勝。
スタートダッシュもいいですし、やっぱり直線で追われた時にも伸びています。
このレースぶりを見る限り、死角はないんじゃないかと思えてきます。
園田ジュニアカップ(12/31 園田1700m)
これぞ吉村というハードな追い方ですね。
向こう正面でいったん手ごたえが怪しくなったイチライジンですが、吉村騎手が気合をつけるとスッと前に進出。
3~4コーナーは持ったままの手ごたえで、4コーナーで気合をつけると、あとは後続を離す一方。
距離適性も含めて、かなり底力がありそうな感じの馬ですね。
ゴールドジュニア(1/23 笠松1600m)
前述の園田ジュニアカップで5着だったガミラスジャクソンが、なぜ最低人気だったのでしょうか。
あとから振り返ってみると疑問が残る人気ではありました。
底力を発揮して直線一気の競馬を見せたガミラスジャクソン。
ただ、この時のメンバーは正直小粒。
園田に戻って今回のメンバーは展開が向いたとしても相当厳しいでしょうね。
3歳A特別(3/5 園田1870m)
トライバルキング鞍上の田中学騎手ならではという動き出し。
園田って3コーナー手前からレースが動くかんじが面白いんですよね。
トライバルキングはゴール手前で手綱を抑える余裕がありました。
距離をこなしているという点は好感が持てますね。
ちなみにこのときの2着スーパーローズは前述の園田ユースカップで4着。
距離こそちがえど、一つの能力のモノサシにはなりそうです。
3歳AB特別(3/25 園田1230m)
いやあ、このレース内容で到達順どおり確定というのはどうなんでしょうか。
勝ったディアタイザンはかなりよれていましたよね。
まあ、それはさておき、ディアタイザンはハナを切って、自分のペースでいけると強いということはこのレースで分かります。
あとは距離が持つかどうか、といったところでしょうね。
菊水賞の予想
簡単に言ってしまえば、女王ステラモナークと2歳王者イチライジンの一騎打ち。
安定感からいくとステラモナークのような気もしますが、距離が延びてどうか、といったところ。
走りぶりからすると、距離が延びても問題ないように思えますが・・・。
イチライジンのほうは1700mは3戦3勝とまったく問題なし。
あとは展開面ですね。
ステラモナークはおそらくスピードの違いでハナに立つでしょう。
ただ、ディアタイザン以下、速い馬が結構いますので、ラク逃げは難しいでしょう。
そして、前に行けば行くだけ、マークされます。
逆に追いかける側は心理的には楽。
距離の不安なし。
追走問題なし。
むしろ前に標的がいる、となると、俄然、後ろから行く馬の方に分がありそうですね。
というわけで、菊水賞の推奨馬は、
⑩イチライジン
でいきたいと思います。
前述の通り、吉村騎手は他の距離に比べると1700mの成績が落ちるものの、それでもトップの成績。
イチライジンとコンビを組んで8戦して未だ馬券外なしの5勝。
コンスタントに上り37秒台を繰り出しており、能力的に抜けているのは間違いありません。
好メンバーぞろいの今年の菊水賞ですが、イチライジンで堅いと見ました。
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