今日は珍しく中央競馬の話題から。
桜花賞を制したのはデアリングタクトでした。
デアリングタクトという名前から、ピンときたので血統を追ってみたら、やっぱりそうでした。
デアリングハートの孫だったんですね。
デアリングハート、応援していたんですよね。
とにかく府中1800mのイメージ。
最後はダートも走っていましたね。
そのデアリングハートの孫が桜花賞を制すとは・・・。
感慨深いものがあります。
桜花賞の、あの前残りの馬場で、1頭だけ追い込んできたのは素晴らしいの一言。
父エピファネイアということを考えると、距離が延びるのはプラスのはず。
オークスも楽しみな1頭です。
羽田盃トライアル・クラウンカップ
さて、今回予想するのは川崎の3歳重賞・クラウンカップ。
羽田盃のトライアルレースで、1・2着馬に羽田盃の優先出走権が与えられます。
今年の出走は14頭。
出馬表はこちら。
レース分析に入る前に、出馬表を見て気になったことをひとつだけ。
④チョウライリンの鞍上が乗り替わりで今野忠成騎手になっていますね。
この馬、これまで的場文男騎手が騎乗してきました。
てっきりこの馬で東京ダービーに向かうものだと思っていましたが、どうやら違うようです。
今年の東京ダービー、大井の帝王はどの馬とコンビを組んで臨むのでしょうか。
毎年この時期になるとどうしても気になってしまう話題です。
川崎1600mの特徴
さて、クラウンカップが行われる川崎1600m。
前日に行われるスパーキングナイトチャレンジと同じコースです。
すでにアップしたこのレースの記事の中で、川崎1600mについて分析を加えています。

こちらも参照していただきながら、参考レースを見ていきましょう。
参考レース
楠賞(3/4 川崎1600m)
ウタマロはスタートで後手を踏みましたが、1週目の直線で前に取りつくちょっと強引な競馬。
道中も外を回らされます。
普通、ここまで厳しい競馬になると直線で手ごたえが怪しくなるものです。
ところがウタマロは直線でも力強く伸びて、最後は手綱を抑える余裕もあるくらい。
かなり強い競馬を見せてくれたと思います。
ジーナフォンテンメモリアル(3/10 船橋1500m)
人気はなかったのですが、マーヴェルクエストはいい競馬をしました。
3コーナーで前に取りつくときの脚はなかなかのもの。
直線で抜け出してからも力強く伸びました。
このレースを見ると、繁田騎手と息が合っていたように思えましたが、今回は藤本騎手に乗り替わり。
これが吉と出るか、凶と出るか・・・。
ニューイヤーカップ(1/15 浦和1600m)
もう説明はいらない、このレース。
グリーンロードがとてつもないパフォーマンスを見せて勝ちました。
ただ、この時のメンバーのレベルがどうだったか。
それは再検証が必要だと思います。
このときの2着・マンガンは雲取賞で4着。
3着ファルコンウイングは、雲取賞2着のあと、京浜盃は12着と大敗。
4着チョウライリンも同じローテーションで、雲取賞7着のあと、京浜盃10着。
5着モリデンスターも勝ち星なし。
うーん、
レースレベルとして高くなかったのではないか
という疑問がわきます。
鎌倉記念(2019/10/22 川崎1500m)
このレースを制したインペリシャブル。
次の全日本2歳優駿は逃げれず、11着と大敗してしまいます。
気分よく逃げれれば、この鎌倉記念のようにうまくいくのでしょうが、逃げれないと脆いということなのでしょう。
この時期の若馬にはよくあることです。
今回は前に行く馬が、前出のグリーンロードも含め多数います。
インペリシャブルにとっては厳しいレースになるのではないでしょうか。
フリオーソメモリアル(2/11 船橋1600m)
いやあ、エメリミットの強い競馬ですね。
直線で追い出した時の反応がとても良かったです。
続いて、エメリミットの次のレースも見てもらいましょう。
アジュディミツオーメモリアル(1/7 船橋1600m)
このレース、5頭立ての5番人気だったエメリミット。
道中の行きっぷりも、そこまでよくありません。
コース取りも、外々を回る展開。
どう考えても厳しい内容なのですが、直線を向いて追い出されてからの反応がいいんですね。
フリオーソメモリアルのときと同様、すばらしい瞬発力で後続を離します。
いい内容の競馬でしたね。
そして、このとき2着に下しているのが、楠賞を制したウタマロ。
1番人気ながら5着に敗れたカプリフレイバーは先日、船橋の若潮スプリントを制しました。
レベルが高いメンバーの中で、堂々たる競馬。
戦績的には今回のメンバー中では見劣りするところもありますが、侮れない一頭です。
クラウンカップの推奨馬
クラウンカップは羽田盃のトライアル。
ですが、このレースを制した後に大成した馬があまりいないんですよね・・・。
ただ今年はかなりの好メンバーが揃いました。
本番につながる一戦になると期待しています。
クラウンカップの推奨馬は、
⑬エメリミット
目下3連勝中。
川崎コースは初めてとなり、それが不安と言えば不安です。
ただ、レースぶりを見る限り、非常に内容の濃いレースをしています。
ハナを切っても好成績を残していますし、控える競馬もできます。
外枠にはなりましたが、外・外を回る競馬も経験済み。
むしろ前に行く馬が多いだけに、行かせるだけ行かせて、差す形もできると思います。
55キロで臨めるのも好材料ですね。
重馬場でも良馬場でもバッチコイ。
デビュー以来手綱を取る山口騎手は重賞未勝利ながら、ここ最近、乗れているイメージがあります。
昨年31勝で、今年ここまで12勝ですからね。
好調な鞍上と、瞬発力に優れるエメリミットのコンビが川崎の重賞を制すると見ました。
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