いよいよ大井のトゥインクルレースが始まります。
ここ数年は、トゥインクルの開幕週に必ず大井に行っていました。
やっぱりトゥインクルは雰囲気が良いんですよね。
なんかこう、大人の遊びをしているなぁって気になれるんですよね。
特にダイヤモンドターンで観るのはホント最高です。
そんな大好きな大井のトゥインクルも、コロナウイルスの影響で無観客…。
ホント、ウイルスが憎い!
製薬会社や研究機関の方、是非とも早くウイルスをやっつける薬を開発してください!
ホントお願いします。
超豪華メンバーが勢揃い・ブリリアントカップ
さて、今回予想するのは火曜日の大井メイン、重賞・ブリリアントカップです。
距離は1800m。
出走はフルゲート16頭です。
メンバーを観た瞬間、
おぉ…
というため息が漏れました。
凄い。
凄いメンバーです。
これはGI級です。
ファン投票でもしたのでしょうか?
観客入れてやったら、かなり人が入るでしょうね。
うーん、悔しい。
生で、現地で観たい!
心の底からそう思える、凄いメンバーです。
凄すぎて、予想が難しそうですが、気合を入れて分析してみたいと思います。
大井1800mの傾向
大井1800mの傾向は過去にも分析しています。

ただ、今回は凄いメンバーということもあるので、改めて、2019年のデータに絞って、データのリバイスをしてみましょう。
馬番×脚質
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-8 | 7.6% | 15.2% | 22.0% |
逃げ | 12.5% | 25.0% | 29.2% |
先行 | 13.7% | 21.8% | 29.8% |
差し | 5.1% | 11.6% | 17.7% |
追込 | 1.9% | 7.5% | 15.9% |
9-16 | 7.8% | 15.2% | 23.9% |
逃げ | 4.9% | 14.6% | 19.5% |
先行 | 14.6% | 22.0% | 34.1% |
差し | 9.0% | 17.1% | 28.8% |
追込 | 1.1% | 6.8% | 10.2% |
ほぼほぼ、内外で差がないデータが出ています。
つまり、内・外の有利不利がないコースと言えるでしょう。
ただ、データ上では、外枠の逃げ馬はあまり有利ではない傾向が出ています。
騎手(騎乗回数10回以上)
順位 | 騎手名 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 御神本訓 | 31 | 22.6% | 29.0% | 41.9% |
2 | 森泰斗 | 44 | 18.2% | 29.5% | 43.2% |
3 | 矢野貴之 | 33 | 12.1% | 21.2% | 27.3% |
4 | 藤本現暉 | 35 | 11.4% | 17.1% | 22.9% |
5 | 真島大輔 | 37 | 10.8% | 27.0% | 40.5% |
6 | 笹川翼 | 49 | 10.2% | 22.4% | 36.7% |
7 | 今野忠成 | 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
8 | 的場文男 | 31 | 9.7% | 22.6% | 41.9% |
9 | 本橋孝太 | 21 | 9.5% | 9.5% | 23.8% |
10 | 岡部誠 | 11 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
勝率では御神本騎手が唯一の20%超え。
連対率と複勝率は森泰斗騎手が好成績です。
まあ、ほぼほぼ、リーディング上位の、いわゆる名手と言われる人たちが上位を占めていますね。
種牡馬(産駒の出走回数10回以上)
順位 | 種牡馬名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | カネヒキリ | 13 | 30.8% | 30.8% | 38.5% |
2 | スウィフトカレント | 11 | 27.3% | 36.4% | 45.5% |
3 | ロージズインメイ | 14 | 21.4% | 28.6% | 28.6% |
4 | ストーミングホーム | 16 | 18.8% | 43.8% | 43.8% |
5 | ルーラーシップ | 12 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
6 | ゴールドアリュール | 21 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
7 | フリオーソ | 17 | 11.8% | 11.8% | 23.5% |
8 | バトルプラン | 10 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
9 | スマートファルコン | 11 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
10 | パイロ | 23 | 8.7% | 21.7% | 30.4% |
カネヒキリ産駒の好成績が目立ちますね。
2位のスウィフトカレント産駒というのは、またレアですねぇ。
そもそもスウィフトカレントにダートのイメージはないんですが、わからないものです。
調教師(調教馬の出走回数10回以上)
順位 | きゅう舎 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 藤田輝信 | 20 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
2 | 鈴木啓之 | 11 | 18.2% | 36.4% | 54.5% |
3 | 田中正人 | 12 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
4 | 的場直之 | 19 | 15.8% | 15.8% | 26.3% |
5 | 村上頼章 | 14 | 14.3% | 21.4% | 42.9% |
6 | 辻野豊 | 14 | 14.3% | 21.4% | 35.7% |
7 | 上杉昌宏 | 29 | 13.8% | 24.1% | 41.4% |
8 | 堀千亜樹 | 29 | 13.8% | 20.7% | 31.0% |
9 | 阪本一栄 | 27 | 11.1% | 25.9% | 29.6% |
10 | 藤村和生 | 11 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
2位の鈴木啓之きゅう舎は2019年の南関リーディングでは71位のきゅう舎。
にもかかわらず、大井1800mでこの成績を残しているのは得意としている証拠でしょう。
今回ブリリアントカップには管理馬を出走させていませんが、今後要注意のデータです。
基準タイム
大井の各コース別基準勝ちタイムは以下の通りです。

参考レース
金盃(2/5 大井2600m)
何度見てもいいレースですね。
サウンドトゥルーの復活劇です。
ただ、このレースを見ても、そしてこのレースの後に出走したダイオライト記念を見ても、最近のサウンドトゥルーは、
・右回り
・長距離
が好走条件ですね。
今回は右回りですが1800m戦。
大きく崩れないとは思いますが、今のサウンドトゥルーにとっては、若干短い気も・・・。
報知オールスターカップ(1/3 川崎2100m)
いつもこのブログで触れていますが、オールブラッシュはこういうマクリ競馬になると強いですね。
そして走りどきがイマイチわからない馬です。
ただ、言えることとしては、左回り>右回りということ。
今回は右回りコースです。
日吉オープン(3/3 川崎2000m)
惜敗続きだったタービランス。
それに終止符を打ったのがこのレースでした。
ただ、このときのメンバーを見ると、そりゃタービランスが勝たないとね、というメンバー。
このときよりもメンバー構成が三段も四段も上の今回、さすがに厳しいレースを強いられそうです。
ただ、タービランスのいいところは、強い相手でも相手なりに走れるところ。
軽視していると痛い目に遭うかもしれません。
隅田川オープン(3/17 大井1600m)
久々のレースとなったマルカンセンサー。
ただ、久々のわりにはいいレースをしたと思います。
距離適性的にも大井1600mは短すぎる印象。
内回りコースも合わない感じでした。
おそらく適距離の1800mで、外回りの長い直線。
豪華メンバー相手なので、なかなか勝ちきるところまでは難しいかもしれませんが、馬券内はありうると見ていい馬です。
川崎記念(1/29 川崎2100m)
ヒカリオーソはいい競馬をしましたが、相手が強すぎましたね。
それでもJRAの一線級相手に互角に戦っているわけですから、力があることは間違いありません。
デルマルーヴルやアナザートゥルース、ケイティブレイブに先着しているわけですからね。
大井1800mは雲取賞を制した舞台。
この馬は右回り・左回りは関係ありません。
大きく崩れるとは考えづらい馬です。
勝島王冠(12/4 大井1800m)
おそらく今回のブリリアントカップを予想するうえで、もっとも重要な参考レースでしょう。
このときも豪華メンバーでしたが、勝ったのはモジアナフレイバー。
そのモジアナフレイバーの2着に食い込んだのがノンコノユメです。
かつては最後方から大外一気みたいな競馬ばかりの馬でしたが、南関に来てから好位差しができるようになりました。
前走フェブラリーステークスも大負けしているわけではありません。
おそらく距離はこのくらいがベスト。
モジアナフレイバーがいないのならば、負けられない一戦ではないでしょうか。
楠賞(11/14 園田1400m)
今回のブリリアントカップで一番楽しみなのは、門別三冠馬・リンゾウチャネルがどんなレースを見せてくれるか、です。
この園田の楠賞以来のレースとなりますが、調教は順調に積めているようです。
改めてみると、楠賞のこの勝ち方は強い勝ち方でしたね。
南関デビュー戦がいきなりこの好メンバーですから、過度な期待は禁物ですが、どこまでやれるかが楽しみです。
ちょっとネックなのは鞍上が繁田騎手と初コンビなのと、距離でしょうか。
門別では1800mはこなせていましたが、この馬の適距離が今一つわかりません。
おそらくこのくらいの距離がベストなんじゃないかな、と思いますが・・・。
ブリリアントカップの推奨馬
あまりに好メンバーなので、勢い余って参考レースを7つも挙げてしまいました。
参考レースを見るだけで一苦労です。
さて、これだけのメンバーが揃ったのですが、実は今回のこのメンバー、確たる逃げ馬がいないんですよね。
前に行きそうな馬は何頭かいるものの、ハナを切りたいという馬は見当たりません。
おそらく前めにつける馬の誰かが、押し出されるように先頭に立つ形になりそうです。
こういうときって、得てしてスローペースになりがちです。
有力馬多数のため、お互いに牽制しあって、なかなか動けないジレンマに陥る可能性が高いのではないでしょうか。
となると、狙いをつけたいのは、
ある程度好位のポジションが取れて、
スパートをかけた時に鋭く動く
ことができる馬です。
いますね、こういうパターンを得意とする、典型的な一頭。
⑭ノンコノユメ
です。
この馬、昔からポジションを取って、タイミングよく抜け出すタイプの馬だったわけではありません。
むしろ最後方から追い込んでくるタイプの馬でした。
ところが、南関に移籍してきてから、だいぶレースぶりが変わってきました。
道中中団か、中団より前につけることができるようになったノンコノユメ。
今回のレースでも、スローをいい材料にして、前めにつける形に持ち込めれば、大きく崩れるとは思えません。
今回のレースのポイントは乗り替わり。
有力各馬で乗り替わりが目立つ中、真島騎手とのコンビ継続のノンコノユメ。
実績もこのコンビで挙げているだけに、乗り替わりで相性が合わず凡走、というようなリスクがありません。
モジアナフレイバーさえいなければ、大井1800mで一番輝けるのはこの馬でしょう。
あー、こういう濃ゆいメンツのレースをしっかり当てられるようになりたいですねぇ…。
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