門別の名物重賞
門別競馬は冬の間開催されませんが、その分、夏の間は頻繁に開催があります。
特に馬産地ということもあって、2歳戦が充実しており、この時期から頻繁に2歳重賞があります。
そんな門別競馬の2歳重賞の中でも名物レース的位置付けのブリーダーズゴールドジュニアカップを予想したいと思います。
前走成績は気にしない方がいい
このレース、距離は1700mで争われますが、そもそも2歳戦で1700mなんていう中距離に分類されるような距離のレースは、この時期になかなか組まれていません。
今回のメンバー10頭の中でも1700m経験があるのはサクセッサーとホワイトヘッドの2頭だけです。
なので、あまり前走の成績やタイムなんかを重視する必要はないと思います。
じゃあ、何を気にすればいいのか?
前走成績をあまり重視する必要がないとなると、いったい何を重視すればいいのでしょうか?
2歳戦という、よるべきところがあまりない中でやはり重視しないといけないのは、血統ではないでしょうか。
とりわけ、血統的な距離の裏付けもさることながら、2歳戦ということを踏まえると、仕上がりの早さや早熟傾向か否かがカギになると思われます。
2017年地方競馬2歳種牡馬リーディング
では、昨年の地方競馬における2歳戦の種牡馬リーディングを見てみましょう。
1位 サウスヴィグラス
さすがは地方のディープインパクトと私が勝手に呼んでいるサウスヴィグラスですね。
返す返すも早世が悔やまれるところです。
2位 パイロ
サウスヴィグラス亡き後、地方競馬種牡馬リーディングの座を奪うのはこの馬かもしれませんね。
ちなみに中央でもダート短距離ではお世話になる種牡馬です。
3位 シニスターミニスター
こちらもポスト・サウスヴィグラス候補の有力な一頭ですね。
サムライドライブなど、スピードあふれる仕上がり早な馬をたくさん輩出している印象です。
4位 エスポワールシチー
中央ではあまり活躍が目立たない気がしますが、地方では気を吐いてますね。
どちらかというと中距離向きな感じがしますね。
5位 フリオーソ
こちらも中距離でいい馬を輩出している印象。
種牡馬としてはまだまだこれからですから、是非その血を受け継ぐ馬を輩出してほしいものです。
ベスト5に当てはまる馬を抽出
さて、この地方競馬2歳種牡馬ランキング、ベスト5にあてはまる産駒を抽出してみると、
ジョーパイロライト(パイロ)
ステッペンウルフ(サウスヴィグラス)
ダイキンボシ(フリオーソ)
の3頭のみとなりました。
単純ながら、この3頭から本命を導き出してみたいと思います。
パイロもサウスヴィグラスも、かつては短距離専門というイメージでしたが、最近は中距離でも活躍馬を多数出していますね。
なので、父系はどの馬も1700mは問題ないと思います。
問題は母系。
ジョーパイロライトの母父はダイワメジャー。ダイワメジャー自身は2000mもこなしましたが、産駒は短距離がメインという印象ですね。
ダイキンボシの母父はアドマイヤコジーン。こちらはアドマイヤコジーン自身も産駒も短距離専門という印象です。
その点、ステッペンウルフの母父はアグネスタキオンですから、少なくとも短距離という馬ではありませんね。
というわけで、至極単純ながら、2歳戦は血統が大事、ということを考慮し、ブリーダーズゴールドジュニアカップの本命は、
ステッペンウルフ
とします。
距離経験は買いたい
相手関係ですが、陣営の思惑的なことを考えると、前走で1700mを使ってきたというのは、このレースに賭ける意気込みと取っていいでしょう。
したがって、サクセッサーとホワイトヘッドは外せないとみたいと思います。
あとは栄冠賞の覇者、イッキトウセンも血統的には長くなって良くなりそうな血統ですから、当然抑えておきたいと思います。
これにフリオーソ産駒ダイキンボシを入れて、9から馬複で、4.5.8.10へ流したいと思います。
門別が地方競馬を盛り上げる!
すでに周知の事実ではありますが、門別調教馬というのは、どの地方競馬場に行っても、一目置かれる存在です。
それは調教施設が中央競馬並みに充実しているから。
そんな充実した施設で調教された馬は、どこに行っても活躍できるっていうわけですね。
言わば、門別競馬が地方競馬を支えていると言っても過言ではありません。
今回のこのレースも、白熱した争いが繰り広げられ、その中から地方の他地区を席巻し、そして中央の馬を脅かすような馬が出ることを期待したいですね。
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