名古屋競馬には二人の女性騎手が在籍しています。
一人は木之前葵騎手。
もう一人は宮下瞳騎手。
このうち宮下瞳騎手が3月23日に行われた名古屋3レースで、日本人女性騎手初となる10,000回騎乗を達成しました。

これは凄いことです。
宮下騎手は、二人のお子さんを抱えるママ騎手。
出産や子育てがある中で、これだけの騎乗回数をこなすって、鉄人の領域です。
しかもただ騎乗数が多いだけではなく、ちゃんと勝っています。
3月23日時点で、なんと名古屋リーディング3位!
素晴らしいを通り越して、尊敬の一言。
これからも宮下瞳騎手の活躍から目が離せませんね。
(もちろん、木之前葵騎手も応援していますよ!)
3歳牝馬による重賞・若草賞
さて、今回予想するのは名古屋の3歳牝馬による重賞・若草賞です。
距離は1400mですから、かきつばた記念が行われる距離ですね。
1着賞金は400万円。
出走はフルゲートの12頭。
出馬表はこちら。
東海地区の馬だけでなく、南関や兵庫からも参戦する馬がいて、非常に楽しみな一戦。
早速、分析していくことにしましょう。
名古屋1400mの傾向
名古屋1400mの特徴は、以下の記事で解説しています。

4コーナーのスポットからの発走ですから、園田や高知の1400mと似ていますね。
直線が短い名古屋ですが、この1400mは1コーナーまでの距離が割と長く取れるコース。
上記の記事でも触れている通り、内外の差があまりないコースでもあります。
ただ、例によって小回りコースなので、逃げ・先行有利。
逃げ・先行馬でも、1コーナーまでにインを取れるかどうかがカギになるコースでもあります。
参考レース
2/19 ユングフラウ賞(浦和1400m)
水曜日の浦和・桜花賞に出走するレイチェルウーズが楽勝を決めたレース。
このレースで鋭く追い込み3着に入ったポピュラーソング。
このレースで一番見ごたえのある走りを見せたと思います。
同じ芸当が今回もできるかどうか。
笹川騎手が続戦なのは心強いですね。
2/19 園田ユースカップ(園田1400m)
いやあ、ステラモナークは強い競馬を見せましたね。
スタートもよかったですし、道中も気を抜かず走っていました。
強いて言うならば、一生懸命走りすぎていた感じがしました。
もう少し気を抜いて走れるようになれば距離はもっと持つでしょうね。
とりあえず今回の1400m戦は全く問題なくこなせるでしょう。
1/9 園田クイーンセレクション(園田1400m)
ステラモナークはスタートがいいというより、二の足が非常に速い馬ですね。
いつでも懸命に走る馬です。
そして、後続の脚を使わせるような逃げをしますね。
こういう先行馬は強いです。
3/4 うお座特別(笠松1600m)
ボルドープリュネ佐藤友則騎手は、なんでスタート直後から手綱を引っ張ったんでしょうかね?
1週目の直線を向いてもかなり走りづらそうにしているボルドープリュネ。
このときのロスが結局は最後に響いた形になったのではないでしょうか。
まあ、あくまで結果論ではありますが・・・。
ステラモナークのように後続の脚を使わせるような先行策こそ、この馬には向いていると思うのですが。
今回は木之前葵騎手にスイッチ。
ムリに引っ張るタイプの騎手ではないので、出たなりに前に行かせると怖い一頭だと思います。
11/19 ローレル賞(川崎1600m)
実況にもありましたが、スタートで少し遅れた形になったバブルガムダンサー。
最後の直線でいい脚で伸びてきているだけに、結果的にはスタートが響いた形になりました。
ただ、このローレル賞や、その前の平和賞と、南関の重賞である程度結果を残しています。
スタートが決まって、ちゃんと追走できれば、馬券内はありうる一頭でしょう。
11/12 金沢シンデレラカップ(金沢1500m)
このときはポピュラーソングがハナを切ってるんですね。
ユングフラウ賞とは真逆の競馬をしているだけに、今回どんな作戦でくるのか注目です。
それはさておき、2歳馬のレースらしく、スタート直後でヨレる馬が多数出た中、スムーズな発馬を切ったミステリーベルン。
インの4番手あたりを追走する理想的な展開。
3コーナーにかかるところで進出を開始しますが、インで詰まることもなく、外に持ち出します。
4コーナーでは膨れて、やや外を回しすぎになりますが、それが功を奏して、外の伸びやすい馬場を選択できました。
ゴール前は力強く駆け抜けて優勝。
次走の東京2歳優駿牝馬では惨敗に終わりましたが、門別でも重賞勝ちがあるだけに、軽視は禁物の一頭です。
若草賞の推奨馬
好メンバーが揃っていて、高いレベルの競馬が期待できます。
馬券の方は難解な一戦。
地元勢が手薄なだけに、実績・能力とも高い、遠征馬を積極的に狙いたいメンバー構成ですね。
そうなると、俄然推したくなるのは、
②ステラモナーク
です。
目下3連勝かつ他馬に圧倒的な差をつけての快勝。
コース形状的にも大きく違わない名古屋であれば、園田の競馬を再現しやすいのではないでしょうか。
遠征があとはどうか、というとことでしょうが、兵庫以外でもきっちり結果を残している新子厩舎ならば問題ないでしょう。
下原騎手が続戦という点も非常に心強いですね。
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