今週はダートグレードレースが3つもある週。
こういうことってあまりないですよね。
私のイメージだと、
ダイオライト記念→黒船賞→名古屋大賞典
で1週くらいずつずれている印象なんですが、なんで同じ週にしたんでしょうかね?
ちなみに次のダートグレードレースは4月のマリーンカップまでありません。
ちょっとバランスが悪いなぁ、と思うのは私だけでしょうか。
どうせ同じ週にするなら、なんかシリーズ名でも銘打って、大々的にPRすればいいと思うんですが・・・。
まあ、今はコロナの影響でそれどころではありませんが・・・。
中央勢の層が厚い名古屋大賞典
さて、そのダートグレードレース3連発の週。
最後を飾るのは名古屋のダートグレードレース。
第43回名古屋大賞典です。
距離は1900m。
出走は12頭。
出馬表はこちら。
メンバーを見ると、思わず、
「うーん」
とうなりたくなるようなメンバー。
ただ単に、中央勢に馬場を貸しているだけのようなメンバー構成ですね。
地元の上位馬は、サンデンバロンくらいなもの。
そのサンデンバロンもいつも好走するものの、大将格ではありません。
せめて、エムエスクイーンとか、サムライドライヴでもいいし、ポルタディソーニあたりが出てきてくれないと・・・。
こんなとき、
カツゲキキトキトがいてくれたらなぁ、
と思ってしまいます。
彼は今頃どうしているのでしょうか。
脚部不安だそうですが、いつ戻ってきてくれるのでしょうか。
キトキトがいない東海地区は寂しいですね・・・。
参考レース
2/11 佐賀記念(佐賀2000m)
ちょっと話はそれますが、佐賀の実況はホント面白い。
「残り130m!」って・・・。
いろいろと突っ込みどころ満載の実況なんですが、たぶんワザとやってるんですよね。
佐賀はレースを見るというより、実況を聞く競馬場だと思います。
さて、そんな面白実況の佐賀競馬の佐賀記念。
ナムラカメタローが強い競馬を見せました。
正直、ロードゴラッソが突き抜けると思っていただけに、びっくりしました。
ただ、このときはロードゴラッソが斤量57で、ナムラカメタローが55。
今回は同じ55。
着差が着差だけに、逆転は十分ありうると思います。
1/26 東海ステークス(京都1800m)
うーん、前の3頭と、そのほかの馬とではけっこう力の違いがあるなぁ、という印象。
アングライフェンもよく伸びてはきているものの、伸び足りない、という感じですね。
4コーナーでうまく外に持ち出したとは思いますが。
ちょっと物足りない内容だと思います。
12/19 名古屋グランプリ(名古屋2500m)
マーフィー騎手がもう少してこずるかな、と思っていたのですが、やはり名手。
うまいこと直線で抜け出したアングライフェンでしたが、外から岡部誠・デルマルーヴルにやられました。
このあたりが地元騎手の地の利でしょうかね。
アングライフェンは先述の東海ステークスより、こっちのレースのほうが中身があって、いい内容だったと思います。
同じような競馬ができるかどうか、というところでしょうね。
9/28 シリウスステークス(阪神2000m)
またまた話はそれますが、この中央競馬の
芝スタートのダートレース
ってどうにかならないんでしょうかね?
すっごく違和感があるというか、純粋なダート競馬じゃないですよね、これ。
改善を望みたいところです。
さて、アングライフェンとロードゴラッソはほぼ同じような位置で道中を追走。
先に仕掛けたのはロードゴラッソでアングライフェンはそのすぐ後ろを追走して4コーナー。
アングライフェンはかなり前が壁になってもがいていましたが、ロードゴラッソが抜け出したところを鋭く続いて、最後きわどく迫りました。
アングライフェンがもう少しスムーズに抜け出していたら、着順が変わっていたかもしれません。
1/25 アレキサンドライトステークス(中山1800m)
フィードバックはかなり余力のある勝ち方をしましたね。
中山1800mが合っている印象です。
走り方を見ていると、まだ完成しきっていない感じがします。
今回ははじめて一線級が相手になるので、どこまで通用するかといったところ。
本格化すればかなり強くなりそうな一頭です。
名古屋大賞典の結論
相手関係を考えると、
- 前走から斤量減
- GIII勝ちの実績
などから、ロードゴラッソが1番人気に推されるでしょうね。
ただ、そこまで抜けた存在でしょうか。
シリウスステークスで、不利のあったアングライフェンとタイム差なし。
今回はアングライフェンが54キロで、ロードゴラッソが55キロ。
有力馬の一頭であることは間違いないものの、そこまで信頼はおけないと思います。
そこで敢えて狙ってみたいのは、
③フィードバック
です。
前述の通り、まだまだ粗削りというか、未完成という感じの馬です。
しかしながら、それでも前走は完勝。
タイムは良馬場で1.51.6。
一方、人気の一頭・ナムラカメタローの中山ダート1800mの持ち時計は同じく1.51.6。
ただ、ナムラカメタローのタイムは稍重でのもの。
ペースとかもあるので一概には言えませんが、良馬場より稍重のほうがタイムが出るのは事実。
斤量も、フィードバックが56キロだったのに対し、ナムラカメタローは54キロ。
この比較だけを見ても、フィードバックの秘めたポテンシャルがうかがえます。
連勝の勢いがありますし、横山典弘騎手と手が合ってるなぁ、という印象。
その横山典弘騎手。
かつてインタビューで、
地方のレースはいつもより燃える、
と語っていました。
内枠でスムーズに前に行けそうなのもプラス。
一気にダートグレードレースを制して、ダート界の新星になれる逸材だと思います。
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