先週から無観客が続く日本競馬界。
私は普段、ネット購入が多いのですが、現地に行くこともあります。
現地に行くメリットはいくつかあります。
ひとつは、
パドックや返し馬を、自分の目線で見られる、
ということ。
パドックも返し馬も、中継で見ることはできます。
でも、中継で見ることができる範囲は、当然のことながら、カメラが映している範囲。
カメラが映していない範囲で起こっている大事なことを、中継では見落としてしまっている可能性があるんですよね。
その点、現地に行くと、パドックでもじっくり1頭1頭見ることができます。
じっくり見る中で気づくことも多々あります。
それが現地に行くメリットのひとつ。
もうひとつのメリットは、
競馬場グルメ。
特に地方競馬は、競馬場ごとにグルメに特色があり、これが楽しい。
個人的には、
船橋のアカもつ・シロもつ、
川崎パドック横のジャンボコロッケ
が大好きです。
そういうメリットというか、楽しみを享受できない無観客競馬。
早く、一刻も早く、今のこの騒動が収束してほしいものですね。
3歳の準重賞・椿賞
さて、今回予想するのは、4日水曜日の川崎メイン・椿賞。
3歳オープンの準重賞になります。
距離は1600m。
出走は11頭。
出馬表はこちら。
クラウンカップのトライアル競走になります。
なかなかの好メンバーが揃いましたね。
それではさっそく、分析していくことにしましょう。
川崎1600mの傾向
川崎1600mの傾向については、過去にも以下の記事で検証しています。


とにかく内枠。
何が何でも内枠です。
外枠に人気馬が入っていても割り引いて考えた方がいいです。
逆に内枠の人気薄でも、前走が外枠で惨敗しているようならばかえってねらい目。
それくらい川崎の1600mは内枠が大事です。
参考レース
2/18 若盛特別(浦和1500m)
2番手を追走していたモリデンスター。
終始いい手ごたえで直線を向いて、楽々抜け出しました。
最後までちゃんと伸びていましたが、外からもっといい脚で伸びてきたピアノマンに差されて2着。
敗れはしたものの、いい内容だったと思います。
1/30 ジャニュアリーフラワー賞(川崎1500m)
スタート5分でしたが、内枠を利して5番手インを追走したウタマロ。
逃げ粘るホワイトベリーを直線半ばでとらえると、力強く抜け出して1着。
石崎騎手の落ち着いた騎乗が光りました。
1/28 ガーネットフラワー賞(川崎1400m)
泥んこびちゃびちゃ馬場で行われたこのレース。
外枠から飛び出して先手を取ったJRAのワルツフォーデビー。
前3頭が飛ばす中、離れた4番手追走になったフィールドノア。
4コーナーで外に持ち出して、直線は力強く伸びます。
内で食い下がるワルツフォーデビーをハナ差交わしたところがゴール。
追い出しからまっすぐ伸びてきたところは好印象です。
ただ、馬場条件が馬場条件だけに、どこまでこの結果を信用できるか・・・。
1/15 ニューイヤーカップ(浦和1600m)
5番枠から出走したモリデンスター。
浦和の1600m特有のスタート直後のコーナーにめげず、うまく3番手のインを取ります。
4コーナーまで3番手をキープしますが、直線では2頭に抜かれて5着。
勝ったグリーンロードがかなり強い競馬をしましたが、そのグリーンロードについていった分、最後に脚があがってしまったな、という印象です。
11/19 ローレル賞(川崎1600m)
1枠1番から発走したプリモジョーカー。
スタート直後からかなりフラフラします。
結局インの5番手を取って追走します。
道中は割とリラックスして走れている感じ。
4コーナーを向いて、前に行っていた一団からは離されるものの、最後までしっかり伸びて6着。
ただ勝ち馬から0.6秒差ですから、そこまで負けた感じはしません。
門別では1200mが主戦場だっただけに、距離がどうかと思いましたが、この内容なら十分今回も戦えると思います。
椿賞の推奨馬
素質馬が揃っているレースだとは思いますが、それだけに予想は難解。
ここは基本に忠実にいきたいと思います。
川崎1600mといえば、内枠。
もう盲目的に
6番から内側の馬
だけ見ることにしましょう。
戦績的に光るのは⑤フィールドノア。
前走も鋭く伸びての1着でした。
ただ、この馬。
1400mを走れたので、1600mでもなんとかなりそうな気もします。
でも、やっぱり、
距離が長いのではないか
と気になります。
そのフィールドノアを除くと、狙ってみたい馬は1頭しかいません。
②モリデンスター
です。
前述の通り、前々走のニューイヤーカップは、勝ったグリーンロードについていって、最後の脚がなくなった感じ。
前走もピアノマンの急襲にやられました。
しかしながら、力は出し切っています。
保園騎手が手の内に入れている感じもしますし、何より2枠2番という枠が良いですね。
前目に行ける脚質もGoodです。
スターリングローズ産駒ということで、ベストは1400mあたり。
・・・なんでしょうが、1600mもこなせることはニューイヤーカップでも実証済み。
川崎1600mの混戦を断ち切るのは、やっぱり「内枠の先行馬」です。
コメント