3月に入りましたね。
例年この時期は、卒業式やら桜の開花があったりして悲喜こもごも。
ところが今年は例年のこの時期の様相とだいぶ違うようで。
コロナウイルスの影響ですね。
競馬も大きな影響を受けていて、中央も地方も無観客競馬。
まあ、一部の地方競馬はいつも無観客みたいなもの・・・とはいいつつも、やっぱりなんだか異様な雰囲気ですね。
一刻も早く、日常が戻ってくることを祈りましょう。
多士済々 日吉オープン
さて、3月最初の予想は、川崎のオープン競走・日吉オープン。
距離は2000m。
出走は14頭。
出馬表はこちら。
このクラスは、最近中央の有力馬が続々と参入していて多士済々。
予想も、難しいなあ、と感じることが多いです。
早速、分析していくことにしましょう。
川崎2000mの特徴
今回の舞台、川崎2000m。
主に上級クラスで使われることが多いのですが、施行回数が少ないコースです。
したがって、コース傾向が把握しづらいコースでもあります。
まあ、2100mとそこまで違いはありませんので、2100mのイメージを加味して特徴を挙げると、
- 他の川崎のコースと違って、内外の有利不利はない
- 先行有利
- 2周目向こう正面でのマクリに要注意
といったところでしょうか。
3点目のマクリについては、どの馬がマクるかなんて、レースが始まってみないとわかりません。
ただ、マクリをよく仕掛けてくることが多いタイプの騎手には要注意です。
データは取れていませんが、リーディング上位の騎手というより、ベテランの域に入っている中堅どころがよく仕掛けるイメージです。
そんなことも頭の片隅に入れておくことにしましょう。
参考レース
2/12 報知グランプリカップ(船橋1800m)
のっけからバンズームが落馬という波乱の幕開け。
岩田康誠騎手騎乗のサルサディオーネがマイペースで逃げ、そのまま1着。
森泰斗騎手騎乗のタービランスはまたもや2着でした。
いいレース運びをしていたと思いますが、勝ちきれないですね。
今回は山崎誠士騎手に乗り替わり。
タービランス自身は乗り替わりでも結果を残しているタイプの馬。
山崎騎手の手腕が問われる一戦だと思います。
1/30 多摩川オープン(川崎1600m)
道中後方を進んで、向こう正面から3コーナーで前に進出したブレーヴマン。
4コーナーでも外に持ち出してジワジワと伸びてきての2着でした。
JRAの丹内騎手が騎乗していましたが、いいレース運びでしたね。
今回は矢野貴之騎手が騎乗。
あまり川崎でいい成績を残している感じがしない矢野騎手。
果たして今回はどうでしょうか。
また、このレースで地味に6着に入っていたプロトコル。
スタートで出遅れて、かなり後方からレースを進めていましたが、直線では鋭く追い込んでいました。
今回は山林堂騎手から酒井忍騎手への乗り替わり。
中央では短いところを使われていましたが、距離延長したほうが末脚を生かせると思います。
その意味でも怖い一頭です。
2/5 金盃(大井2600m)
何度見てもサウンドトゥルーの復活劇に感動するレース。
このレースで10着に敗れたサブノクロヒョウ。
レース運び自体は悪くなかったとは思うのですが・・・。
川崎の1600mでも2着に入っているので、ここ最近は距離が短めのほうがいいのかもしれません。
そうなると、2000mの今回のレースは巻き返しが期待できる一戦となるでしょう。
1/3 報知オールスターカップ(川崎2100m)
このレースもタービランスが惜しい2着。
勝ちに等しいレースだったと思います。
ただ、このレースで注目してもらいたいのは、オールブラッシュの勝ち方。
まさにこのときのような「マクリ」が川崎2000mや2100mでよく決まるパターン。
このときオールブラッシュに騎乗していたのはベテラン・今野忠成騎手。
まさに勝ち方を知っている乗り方だったと思います。
1/9 チバテレ盃(船橋1700m)
吉原寛人騎手×ベンテンコゾウの見事なレース運びが決まったこのレース。
追い込んで3着に入ったのがバンズームでした。
前は実力馬がやり合う形になり、ペースが速くなっていましたが、バンズーム岡村騎手はどっしり後方に構えます。
4コーナーでうまくインを突いて、上位2頭がやりあっているところで漁夫の利の3着。
前走はスタート直後に落馬でしたが、このチバテレ盃のようなレースをするとちょっと怖い存在だと思います。
11/4 JBCクラシック(浦和2000m)
このレース4着だったのはクインズサターン。
このときはJRA所属でしたが、その後川崎に移籍。
移籍初戦が今回のレースとなります。
まあ、浦和の馬場をこなしていますから、川崎も対応できるでしょうね。
前走も中央のオープン特別で5着。
力が落ちたわけではない中での移籍ですから、まだまだこれから、といったところでしょう。
日吉オープンの推奨馬
今回、逃げるのはシュテルングランツでしょうね。
こういうわかりやすい逃げ馬がいてくれると、展開予想が楽で助かります。
好枠をいかしてサブノクロヒョウあたりが番手でしょうか。
タービランスも好位につけるでしょう。
南関の競馬にもだいぶ慣れてきた感じのミカエル・ミシェル騎手も前目でしょうね。
ただ、そこまで前目の競馬にこだわるタイプの馬もいませんから、ペースは比較的落ち着くと思います。
どの馬も追走にてこずることなく、力を出しやすいレースになるのではないでしょうか。
勝ちに行く競馬をするだろうタービランス。
この馬は安定感もあり、軸に推奨するのにはもってこいの馬。
ただ、勝ちきれない馬でもあります。
だからこそ今回、山崎誠士騎手は勝ちに行く競馬をするのではないかと踏みました。
勝ちに行けるだけの力はある馬だとは思いますが、一方で目標にもされやすいという弱みもあります。
そうなると、後方から伸びてくる馬に期待したくなりますよね。
そこで今回推奨したいのは、
②クインズサターン
です。
上記の通り、転入初戦ではありますが、実績は十分。
前々走JBCクラシック4着ですから、地方の砂が合わないということもありません。
鞍上はリーディングジョッキー・森泰斗騎手。
川崎の乗り方を知っているのは言わずもがな。
人気になるだろうタービランスにも騎乗していました。
タービランスを負かす術もわかっているはずです。
ここはクインズサターンに、つい先日までバリバリの中央オープン馬だった意地を見せてもらいたいと思います。
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