地方勢3頭が出走したフェブラリーステークス。
勝ったのはモズアスコット。
前走根岸ステークス勝利はフロックではありませんでした。
強さが際立つ勝ち方でしたね。
期待した地方勢は、
モジアナフレイバーが6着
本命を打ったノンコノユメが8着
御神本騎手のミューチャリーは11着
という結果に終わりました。
結果は残念でしたが、チャレンジし続けることに意義があります。
いつか、また、メイセイオペラの時の感動を味わえる日が来るまで。
その日まで地方勢を応援し続けたいと思います。
名馬の名を冠した重賞・フジノウェーブ記念
さて、今から12年前の2008年のフェブラリーステークス。
鞍上に若き日の御神本訓史騎手を迎え、地方から中央GI制覇に挑戦したのはフジノウェーブ。
真っ白な馬体が特徴的な馬で、2007年、地方馬として初めてJBC(スプリント)を勝った馬です。
南関ファンならば知らない人はいないというほど人気があった馬でした。
フジノウェーブは重賞・東京スプリング盃を、なんと4連覇。
同一重賞を3連覇するのでさえ、非常に難しいのですが、4連覇は偉業中の偉業です。
その偉業を称えて、東京スプリング盃を改称し、フジノウェーブ記念と名付けられたのは2014年のこと。
実はフジノウェーブは2013年まで現役を続け、その年から大井競馬場で誘導馬になるはずでした。
ところが、その誘導馬になるための去勢手術の際、不慮の事故・・・。
誘導馬になることなくその一生を終えたフジノウェーブ。
その翌年に、東京スプリング盃がフジノウェーブ記念になったというわけですね。
そんな在りし日のフジノウェーブを思い起こしながら、フジノウェーブ記念の予想をしていきたいと思います。
今年の出走は16頭。
出馬表はこちらです。
大井1400mの特徴
大井1400mについては、直近で以下の記事で分析を行いました。

なので、細かい話は割愛させていただきますが、この記事でも注目騎手として挙げた藤田凌騎手が、このレースに騎乗しています。
要注意というか、大いに注目したいと思います。(大井だけに・・・)
参考レース
1/30 多摩川オープン(川崎1600m)
スタートから前が一団になって厳しい流れになりました。
道中はかなり縦長の展開。
3コーナーで並んで逃げていたドリームドルチェを振り切ったラブミークンは強い競馬でした。
いいメンバーが揃っていましたが、楽勝という感じです。
自分の競馬ができれば、この馬は本当に強いんですがね・・・。
1/23 ’20ウインタースプリント(大井1200m)
うーん、勝つには勝って、後続を離していますから、強いことは強い。
ただ、フラフラ、フラフラしているんですよね、サブノジュニア。
直線で何度も何度もヨレています。
今回は1400m戦に変わるので、道中の持ち運びに幾分余裕は出ると思いますが・・・。
スタートもあまりダッシュがつくタイプではありませんね。
1/8 船橋記念(船橋1000m)
うーん、美しい御神本騎手×キャンドルグラスの差し切りですね。
美しいのは最終コーナーのコーナリングもそう。
ムチを打ちながら、外目の空いたところにすかさず出していく御神本騎手の技が冴えます。
ただ、まあ、このレースは1000m戦。
1000m戦が板についてきたキャンドルグラスが1400mでどんな競馬をするのでしょうか。
1/2 大師オープン(川崎1600m)
このレースの注目は勝った63歳的場文男騎手の豪快なフォームではありません。
4着のヒガシウィルウィンです。
このレース、何度見ても、決して悪い競馬をしているわけではないんですよね、ヒガシウィルウィンは。
行きっぷりもいいし、4コーナーでも前にちゃんとついていっている。
なのに、最後が伸びない・・・。
結果が出ていないヒガシウィルウィンですが、このレースを見る限り、見限るのは早計だと思います。
12/4 勝島王冠(大井1800m)
いやあ、何度見てもレベルの高いこのレース。
そのレベルの高いメンバーで4着に来たのがリコーワルサー。
自分でペースを作っての4着粘り込みですから、価値があると思います。
1400mに距離が短縮となりますが、もともと得意としている距離。
勝島王冠の時と同じような走りができれば怖い一頭です。
11/13 黄葉賞(大井1200m)
このときも強い競馬を見せているサブノジュニア。
ただ、直線をよーく見てみると、内に切れ込んでいっているんですよね。
やっぱりこのあたりの操縦性の悪さは気になるところ。
前の馬に詰まって抜け出せないような展開になるとちょっと危うい馬だと思います。
フジノウェーブ記念の推奨馬
南関のこのくらいの距離・このクラスは多士済々。
このレースも混戦模様。
ラブミークン、ドリームドルチェ、リコーワルサーが先団を形成すると、ペースも速くなると思います。
ラブミークンは今回外枠。
ペース良く進める上でプラスかもしれませんが、絡んできそうな馬がいることを考えると、自分のペースに持ち込めなさそうな気配。
藤本騎手がどんな手綱さばきをみせるんでしょうか・・・。
後ろから行く馬にターゲットにされそうなのはリコーワルサーあたりでしょうか。
いずれにせよ、後ろから行く差し馬の方に分がある展開と考えました。
後ろから行く馬で決め手がある馬・一番手はサブノジュニアでしょう。
ただ、この馬、1400mは実績がないんですよね。(0.1.1.2)
上記の通り、口向きの悪さも気になりますし、うまく走れれば突き抜けるかもしれませんが、推奨馬として推すにはリスクが大きい馬だと思います。
決め手があって、
1400mも得意、
ある程度内枠の馬。
そんな馬が推奨馬にふさわしいと思うのですが、そんな馬が一頭いましたね。
⑤キャンドルグラス
です。
キャンドルグラスは最近こそ1000mの重賞を勝っていたりと、スプリント向きなイメージですが、1400m戦は[4.1.0.1]と好成績。
前走の船橋記念は左回りで好成績を残しましたが、全11勝のうち9勝は右回り。
つまり、大井替わり、1400mへの距離延長はかなりのプラス要素なんです。
斤量は58キロと、他馬より重いのがネックですが、鞍上はこの馬をよく知る御神本訓史騎手。
そもそも、
フジノウェーブと言えば御神本、御神本と言えばフジノウェーブ
です。
フジノウェーブがJBCスプリントを制した時の鞍上は御神本騎手でした。
このレースに賭ける御神本騎手の想いは相当強いはずで、この日はフジノウェーブ記念1鞍のみの騎乗。
フジノウェーブの名を冠したレースで、現相棒・キャンドルグラスとともに突き抜けてくると見ました。
フジノウェーブ記念の推奨馬は、御神本騎手鞍上のキャンドルグラスです。
コメント
[…] 2月の残りの予想は、すでに予想済みのフジノウェーブ記念と、今回予想するクラシックトライアルのみ。 […]