今週の南関は船橋開催。
この時期唯一の南関ナイターが行われる船橋ですが、夏場のナイターと違ってスタート時間が早まっています。
馬券を買うときは要注意ですね。
そんな船橋の今開催のメインは報知グランプリカップ。
正月の川崎・報知オールスターカップといつもゴチャゴチャになります。
距離は1800m。
出走は12頭。
出馬表はこちら。
このくらいの距離の南関の古馬ラインナップは本当に充実していますね。
栗東のオープンレベルとは差を感じますが、美浦のオープンレベルを凌駕しているのではないでしょうか。
その分、予想にも気合が入ります。
早速、分析していくことにしましょう。
船橋1800mの傾向
船橋1800mは、下級条件ではあまり施行されることが多くないコースです。
したがってデータもあまり蓄積されていません。
ざっくりとしたイメージは、スタート直後の直線がわりと長いので、テンが速くなりません。
1コーナーも船橋特有のスパイラルカーブなので、ごちゃつくことなく、比較的スムーズ。
レースが動くのは他の距離と同様、向こう正面・3コーナー手前でしょうね。
ここまでにどういうポジションを取りに行くかがレースの結果を左右するポイントになります。
ちなみにスタート地点がかなり奥のポケットなので、中継だとちょっと見づらいんですよね。
そこがネックです。
参考レース
1/3 報知オールスターカップ(川崎2100m)
勝ったオールブラッシュは、得意のマクリを決めました。
ホント、この馬はこのパターンがハマるととことん強いんですが、ハマらないと惨敗するんですよね。
前走の川崎記念がまさにそうです。
力があることは間違いないのですが、信頼はおけないタイプ。
一方、2着のタービランスは手ごたえがあまり良くないように見えましたが、最後はしっかりと伸びてのタイム差なし2着。
勝ちきれなかったのは久々の分でしょうか。
馬券を買う上では、こういう安定感のあるタイプの馬のほうに魅力を感じてしまいます。
1/9 チバテレ盃(船橋1700m)
安定感がないという点でいえば、このレースの勝ち馬であるベンテンコゾウも同じ。
最近は出遅れ癖が目立ちます。
ただ、このレースでは割とすんなり出て、ベンテンコゾウらしいレースをしてくれました。
この馬はホント、リズムよく走れるかどうかがポイント。
船橋では[7.1.0.0]ですから、大崩れするとは思えませんが・・・。
1/2 大師オープン(川崎1600m)
中央時にちょっと成績が下降線だったマイネルバサラ。
地方転入初戦となった浦和記念でも見どころなく7着惨敗でした。
ところが、次戦の勝島王冠あたりから復調の兆しが見え、前走のこのレース・大師オープンでは完勝でした。
的場文男騎手とのコンビが合っている印象で、距離延長もプラス。
今回も要注意の一頭だと思います。
11/28 浦和記念(浦和2000m)
このレースは何度も振り返っているというか、南関の中距離戦線を分析するうえで大事な一戦なんですよね。
勝ったケイティブレイブに注目が集まりますが、敗れた馬たちの負けぶりにも目を向ける必要があると思います。
特に注目したいのはオールブラッシュ。
本来はこの距離、浦和コースは得意なはず。
なのに力が発揮できなかったのは、展開やペースがはまらなかったからでしょう。
今回はミカエル・ミシェル騎手が騎乗。
ミシェル騎手の騎乗ぶりをみると、かなり強気な先行策が目立ちます。
オールブラッシュでも同じような強引なレースをするのでしょうか。
ハマればいいんですが、ハマらないと不安しかありません。
報知グランプリカップの推奨馬
繰り返しになりますが、南関の中距離戦線は、かなり層が厚いです。
元・中央のオープン馬がゴロゴロいます。
オープン馬どころか、GI馬も多数。
かつては中央の実績馬なら、ピークがかなり過ぎていても通用したものですが、最近はそうもいきません。
GI馬であるオールブラッシュが勝ったり、大敗したりを繰り返しているのはいい例ですね。
そんな高レベルの相手関係の中で、安定して力を発揮できている馬は、軸として信頼がおける馬だと思います。
今回の報知グランプリカップ、推奨馬は、
⑩タービランス
昨年の覇者ですね。
前走、報知オールスターカップでは勝ちに等しいタイム差なしの2着。
久々のレースだったことを考えると上出来です。
船橋では2戦2勝。
左回りは[2.3.0.0]とパーフェクト連対。
鞍上の森泰斗騎手とのコンビでは[4.3.2.0]の馬券外なし。
常に高いレベルで安定した成績を誇っており、大崩れすることはありません。
元中央馬の安定しない成績の馬よりは、地方生え抜きの安定感のある馬。
そんな観点から、この粒ぞろいのメンバーの中でも、タービランスを推したいと思います。
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