立春・・・ですか。
もう暦の上では春なんですね。
今年は暖冬だと言われていますが、確かにそうだと思います。
寒くて寒くてどうしようもない、みたいな日が少なかった気がします。
このまま寒い日が少ないまま春を迎えるのでしょうか。
東北出身のくせに寒いのが苦手なので、早く暖かくなってほしいんですがね。
ちなみに、暑いのも苦手です。
A2クラスの選抜戦・立春賞
さて、その立春に行われる立春賞を予想していきましょう。
クラスはA2クラス。
距離は1400m。
出走はフルゲート16頭です。
出馬表はこちら。
大井のA2クラスだと1着賞金が530万もあるんですね。
中央並みとは言いませんが、南関はホント賞金が高め。
賞金が高いことはいい馬が集まる原動力になるので、歓迎すべきことです。
地方競馬が盛り上がって、売り上げがあがったら、真っ先に賞金をあげてほしいですね。
大井1400mの傾向
今回の舞台である大井1400m。
この距離については、過去に以下の記事で分析をしました。

傾向としては、
内枠有利
逃げ先行有利
という傾向が出ていました。
その他、2019年における1400m戦の騎乗回数10回以上の騎手の勝率順は、
勝率順 | 騎手名 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 森泰斗 | 97 | 24.7% | 37.1% | 46.4% |
2 | 御神本訓 | 46 | 21.7% | 39.1% | 52.2% |
3 | 吉原寛人 | 40 | 20.0% | 30.0% | 35.0% |
4 | 矢野貴之 | 128 | 19.5% | 41.4% | 51.6% |
5 | 笹川翼 | 124 | 16.1% | 28.2% | 36.3% |
6 | 真島大輔 | 97 | 15.5% | 23.7% | 35.1% |
7 | 藤田凌 | 49 | 14.3% | 20.4% | 26.5% |
8 | 柏木健宏 | 38 | 13.2% | 18.4% | 28.9% |
9 | 山崎誠士 | 33 | 12.1% | 15.2% | 24.2% |
10 | 的場文男 | 95 | 10.5% | 25.3% | 34.7% |
となっていて、普段南関を見ていれば納得のいくメンバーが上位に来ています。
ちなみに上記のベスト10の騎手のうち、単回収率が100%を超えているのは、
騎手名 | 単回収率 |
山崎誠士 | 191.2% |
御神本訓 | 167.0% |
藤田凌 | 152.9% |
吉原寛人 | 134.3% |
森泰斗 | 106.2% |
の4名。
山崎、御神本、吉原、森はわかりますが、藤田騎手が驚きですね。
次世代を担う注目の若手騎手だと思います。
参考レース
1/24 サンストーン賞(大井1200m)
前の2頭からは離される形にはなりましたが、好メンバーが揃った一戦で3着に入ったシャインヴィットゥ。
直線で外に持たれるような仕草が見られたので、そのあたりが改善されてくるともう少し走れる気がします。
距離的にも、このときの1200mより1400mのほうが合いそうな印象です。
12/27 L-WING賞(大井1400m)
全体的に縦長の展開。
道中、中団を進んだステムパートナー。
直線では外に出して残り200mから抜け出します。
その外から追い込んできたのがマースインディ。
そして内を突いたブルーウィザード。
ステムパートナーとブルーウィザードが内外で離れてゴールイン。
一番外のマースインディはやや形勢不利でした。
結局勝ったのはステムパートナーでしたが、3頭の力の差はあまりないかと思います。
ただ、ブルーウィザードは経済コースを通った分のプラスがありながらの2着。
一番ロスしたのはマースインディでしょうか。
いずれにせよ、仕掛けどころと通ったコースの違いによる着順の差でしかないと思います。
12/26 KRAトロフィー(大井1200m)
前がけっこうやり合う形になってペースが速くなったこのレース。
ブリージーストームは先行勢のやり合うところを見ながら直線で外に進出。
抜け出すときの勢いはよかったのですが、抜け出してからの伸びがイマイチ。
結果、後ろから来たロイヤルサーティンに差されてしまいました。
決して悪いレースはしていないと思いますが、勝ちきれない馬、という印象ですね。
12/5 ビオラ賞(大井1600m)
いやあ、このレースは的場文男騎手の騎乗が光りましたね。
上手いなあ、としみじみ思ってしまいます。
何が上手いって、4コーナーでの外への抜け出し方ですね。
他の騎手たちが4コーナーの入り口で追っているんですが、的場騎手は追わずに外に持ち出すんですよね。
で、持ち出すと同時に追い出す。
貯めていた脚がそこで爆発して前をとらえきる。
うーん、すばらしい騎乗です。
その騎乗に応えたマースインディも素晴らしい。
で、このレースで注意したいのはステムパートナーとの関係性。
ステムパートナーはこのレースで3着。
内から伸びてきています。
内から伸びてきたステムパートナー笹川翼を、外から差し切ったマースインディ的場文男。
ただしこれは1600mのレース。
1400m戦となると、先述のL-WING賞のような展開になるのではないでしょうか。
11/13 千代田区賞(大井1200m)
いやあ、このレースは手に汗握るレースですね。
直線の攻防は見ごたえがあります。
いいレースですね。
で、このレースで2着に入ったステムパートナー。
スタート直後から、あまり出足は良くないんですよね。
道中も後方からの競馬。
ただ、直線の入り口で笹川騎手がインを突きます。
そして空いた空間をうまく突いて抜け出し、勝ち切ったと思われたところをロイヤルサーティンに足をすくわれました。
とはいえ、ほとんど差のない2着。
力があるところは見せたと思います。
立春賞の結論
いろいろ参考レースを観てきましたが、相手関係の面から見れば、ステムパートナー一択です。
しかしながら、そんなに簡単にいくものでしょうか。
これまで戦ってきた相手とも、勝負付けが済んだ、と言えるほどステムパートナーに抜けた力があるとも思えません。
前走のL-WING賞にしても、着差はほんのわずかしかありませんでした。
仕掛けのタイミングやコース取り次第では着順が変わる可能性が高かったレースだと思います。
今回も笹川騎手鞍上なので、無様な負け方をするとは思えません。
ただ、ここはステムパートナーが馬券外になることも想定して推奨馬を決めたいと思います。
立春賞の推奨馬は、
⑤マースインディ
鞍上との相性の良さを評価しました。
ここ3戦、マースインディの鞍上を担っているのは、63歳的場文男騎手です。
的場文男騎手が乗るようになってから2連勝で、先述の参考レースでも、鋭い脚を見せていました。
今回、ステムパートナーが4番枠で、そのすぐ隣がマースインディ。
スタート直後からステムパートナーの動きを見ながらレースを進められる点でマースインディにとって非常に好枠だと思います。
大井転入後4戦4勝のサンロアノークが逃げる展開になりそうですが、絡んでいきそうな馬も数頭います。
ペースが速くなればなるほど、前崩れになり、マースインディ向きの展開になるでしょう。
的場文男63歳の渾身の騎乗に期待して、マースインディを推します。
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