木曜日の川崎のメインは多摩川オープン。
距離は1600m。
出走は14頭。
出馬表はこちら。
なんの味気もないイントロですが、早速予想に入ることにしましょう。
川崎1600mの傾向
川崎1600mの傾向については、過去に以下の記事で触れました。

ちなみにこの記事内で触れていないタイムのことについてちょっと触れておきましょう。
2019年に行われた川崎の1600mオープン戦。
平均勝ちタイムは以下の通りとなっています。
OP | 1.41.7 |
良 | 1.41.6 |
稍重 | 1.42.2 |
重 | 1.42.2 |
不良 | 1.40.6 |
ちなみに川崎と比較されることが多い船橋で見てみると、
OP | 1.41.6 |
稍重 | 1.41.5 |
不良 | 1.42.8 |
という結果に。
(昨年、船橋の1600mのオープン戦は良馬場で行われなかったのですね・・・)
まあ、このデータがどう使えるかはわかりませんが、一応押さえておくことにしましょう。
参考レース
1/2 大師オープン(川崎1600m)
スタート直後に先手を取ったのはバンドオンザラン。
ところが1コーナーの入り口までの間に、バンドオンザランに絡んでいく馬が3頭。
これでだいぶペースが速くなります。
全体として縦長の展開になりました。
2コーナー過ぎまでにバンドオンザランが再び抜け出して、2番手を取ったのは1番人気のドリームドルチェ。
3番手にベイビータピット。
マイネルバサラは中団を進みます。
そのまま3コーナーから4コーナーに入り、直線の入り口でバンドオンザランは一杯。
2番手につけていたドリームドルチェと3番手のベイビータピットは力強く抜け出しましたが、もうひと伸びがありません。
一方、4コーナーで馬場のいいところに出して追ってきたのがマイネルバサラ。
63歳的場文男騎手の渾身の騎乗に応えて、最後は突き放して圧勝のレースでした。
このレースのポイントはやはりスタート直後。
バンドオンザランが素直に逃げていれば結果もまた違ったでしょう。
ただ、そこにドリームドルチェも含めて他の馬が絡んでいったのでレース展開ががらりと変わりました。
マイネルバサラが勝つ展開で、それでも前で残したベイビータピットとドリームドルチェは立派だとは思いますが。
今回、ドリームドルチェがどんなレース運びをするのか、注目ですね。
12/10 総の国オープン(船橋1600m)
このレースで先行したのはウェイトアンドシー。
出ムチをふるって1コーナーまでに先手を切ります。
ただ、2番手に迫ってきたのが実力馬・リッカルド。
終始突かれる形になって万事休す。
最後は大きく離されてのブービー。
今回も厳しいレースになりそうですね。
11/21 中原オープン(川崎1600m)
こちらはドリームドルチェが制したレース。
このレースにもバンドオンザランが出ていましたが、ハナは切りませんでした。
先団は固まった隊列になりましたが、ペースは速くありません。
2番手でレースを進めたドリームドルチェですが、終始楽な手ごたえ。
外からロイヤルパンプが被せてきていましたが、なんのそのでした。
先団にいた馬で最後まで残ったのはドリームドルチェのみ。
肉を切らせて骨を切るようなレースでしたね。
こういうレースができればドリームドルチェ有利と言えるのですが・・・。
1/8 船橋記念(船橋1000m)
このレースで注目してほしいのは、キャンドルグラスで勝ったのに表彰式で風邪をひいてしまった御神本騎手。
・・・ではなくて、勝ったキャンドルグラスの隣の枠、⑤ラブミークン。
スタートで出足がついていないですね。
直線ゴール前で、前の4頭は接戦となっていて映像では確認がしづらいのですが、
外から凄い脚で追い込んできています。
どうみても距離が足りない、という印象です。
となると、今回の1600mはラブミークンにとって好材料かもしれませんね。
1/22 TCK女王盃(大井1800m)
記憶に新しい、マドラスチェックとアンデスクイーンの壮絶なデッドヒートが繰り広げられたレースです。
改めてみると、凄いレースですね。
競馬のだいご味ですね。
まあ、それはさておき、注目したいのは⑪ミッシングリンク。
3コーナー手前まではいいレースをしていたんですよね。
ところが3コーナーで手ごたえが悪くなって、ズルズル後退。
何ででしょうかね?
スタミナ切れとか、そういう感じではないと思いますが。
で、そんな先週のレースからの小久保厩舎必殺・連闘です。
そして鞍上は帝王・的場文男騎手。
現状、右回りよりも左回りの方が好成績を残しているだけに、ちょっと不気味な存在だと思います。
多摩川オープンの結論
今回のレース。
カギを握るのは、バンドオンザランだと思います。
前走は逃げました。
このときの鞍上が吉原寛人騎手。
結果は直線でズルズル後退。
その前は逃げませんでしたが、鞍上はホッカイドウ競馬の桑村騎手。
さらにその前は森泰斗騎手で逃げませんでした。
今回の騎手はというと、初コンビとなる左海誠二騎手。
この左海騎手騎乗というのが、展開上は非常に重要なポイント。
南関のレースをよく見ている人ならわかると思いますが、左海誠二騎手はよく、
破滅的な逃げ
を打つことがあります。
特に、テン乗りの馬の時に、破滅的な逃げを打つことが多い印象です。
今回はまさにそのパターン。
しかも前走、吉原騎手が身をもって示しているように、バンドオンザランは逃げられる馬です。
これはほぼ間違いなく速いペースで逃げると思います。
あとは、バンドオンザラン×左海に絡んでいく馬がどれか、というところ。
おそらく絡むのはウェイトアンドシーでしょう。
そしてこの2頭、いずれも外枠に近いところ。
すなわち、スタート直後に内に切れ込んでいって、1コーナーまでに先手を取るというレース展開が予想されます。
番手はバルダッサーレあたりでしょうか。
おそらく1番人気に推されるであろうドリームドルチェもこのあたり。
ミシェル騎手のゼンノウラヌスあたりも前に取りつく可能性があります。
おっと、このレース展開、どこかで見たことがあるような・・・。
そう、参考レースとして挙げた、大師オープンに近い展開です。
すなわち、全体のペースは速くなること必至。
となると、大師オープン同様、中団から後方待機馬の出番ということになるのではないでしょうか。
今回のメンバーの中で、中団から後方待機の馬で、決め手がある馬。
となると、やはり、
⑩ラブミークン
になるのではないでしょうか。
ラブミークン自身は、前にも行けるタイプの馬ですが、最近は後方から行って結果を残しています。
ここのところ1000m~1200mばかりを使われていて、それなりに結果は残していましたが、今回は久々のマイル戦。
前走の脚を余した格好のレースぶりをみると、距離延長は大歓迎だと思います。
鞍上も頼れる御神本騎手に手綱が戻りました。
前走もそうですが、やや出足がつかないところもありますが、今回のハイペース必至メンバーならば、むしろ中団から後方待機のほうが、この馬にとって好都合です。
大外からまとめて差し切るような競馬を見せてくれるのではないでしょうか。
実力伯仲で混戦ムードが立ち込める多摩川オープン。
推奨したいのは、展開が向きそうなラブミークンです。
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