今年最初のGIは、川崎のダートグレードレース・川崎記念です。
正確にはJpnIですが、ややこしいので、このブログではGIと称しています。
今年の出走は12頭。
中央勢もさることながら、地方勢も好メンバーが揃った一戦になりました。
早速、予想していくことにしましょう。
出馬表はこちら
昨年のレースの予想はこちら
川崎記念の参考レース
1/3 報知オールスターカップ(川崎2100m)
トライアルレースですからね。
まずはこのレースを振り返ることにしましょう。
このレースを制したのはオールブラッシュ。
昨年の川崎記念3着。
2017年の川崎記念を制しています。
そして、川崎記念と同じ条件で行われた報知オールスターカップを勝利。
要はこの馬、この川崎2100mを得意としていると言っていいでしょうね。
他に、浦和記念(浦和2000m)も得意としていることからすると、
比較的寒い時期の、なおかつ小回り・左回りの競馬場
がベストということなのでしょう。
そうすると、8歳馬とはいえ、今回の一戦でも軽視はできませんね。
一方、報知オールスターカップで1番人気に推されていたヒカリオーソは3着でした。
ただ、完敗といった印象は受けませんでした。
巻き返しがあるのではないかと思います。
12/19 名古屋グランプリ(名古屋2500m)
デルマルーヴルが制したこのレースを予想するとき、鞍上の「名古屋慣れ」を指摘しました。

実績的にはアングライフェンの方が上と見られていましたが、オイシン・マーフィー騎手が名古屋コースに適応できるかどうか、という点に疑問を持ち、地元・名古屋の名手、岡部誠騎手が騎乗するデルマルーヴルを推したのです。
で、結果はその通り、デルマルーヴルの勝ち。
やはり、地方競馬場では地方騎手に分があるという結果になりました。
今回は舞台こそ変わりますが、やはり地方競馬場。
この点はよくよく注意しておいた方がいいと思います。
11/28 浦和記念(浦和2000m)
このレースでも地方騎手の存在感がたっぷり。
このレースを制したのはケイティブレイブでしたが、鞍上は急遽スミヨン騎手から乗り替わりとなった御神本騎手。
道中の運び、仕掛けどころ、いずれもカンペキでした。
これがスミヨン騎手だったら結果はどうだったか・・・。
今回、ケイティブレイブの鞍上は森泰斗騎手。
年明けから重賞を相次いで制しており、目下絶好調です。
要注意ですね。
11/4 JBCクラシック(浦和2000m)
ゴール前で壮絶なたたき合いとなったJBCクラシック。
ハナ差で制したのはチュウワウィザードでした。
その後、駒を進めたチャンピオンズカップでは4着に敗れましたが、0.3秒差。
やはり1800mは短かった印象です。
小回りで、かつ2000m超のコースならばこの馬のベストといえる舞台。
負けられない一戦ではないでしょうか。
ただ、今回は大外枠なんですよね・・・。
そのあたりがどう出るか・・・。
川崎記念の結論
何度も言いますが、好メンバーが揃ったと思います。
例年、屈強な中央馬が多いと、地方馬の一線級は回避してしまって、メンバーが揃わないもの。
しかしながら今年は、ヒカリオーソ・ミューチャリーというイキのいい南関トップレベルの4歳馬が参戦。
前哨戦を制したオールブラッシュも含めて、中央勢にも十分太刀打ちできるメンバーだと思います。
そんな中で何を重視するか、と言えば、やはり「騎手」になるのではないでしょうか。
ここまでの文脈でもお分かりいただけると思いますが、最近、中央馬に地方騎手が騎乗して結果を残すケースが増えています。
その理由は、やはりコース慣れ。
走るのは馬ですが、それを御すのは騎手。
騎手が仕掛けどころやコース取りを把握していれば、その馬の力を最大限に発揮することができます。
地方競馬場で行われるレースならば、そのコースで普段乗っている地方騎手に分があるのは当たり前と言えば当たり前です。
その観点で、今回推奨するのは、
①ケイティブレイブ
です。
前走の東京大賞典と、その前の浦和記念は御神本騎手が騎乗しましたが、今回の鞍上は森泰斗騎手。
押しも押されぬ、地方競馬No.1ジョッキーです。
森騎手は先述の通り、今年に入って浦和のニューイヤーカップと、先日のTCK女王盃を勝利。
好調の波が来ています。
内枠が有利な川崎コースで最内枠をゲット。
昨年のこのレースで2着、一昨年は勝っていることを考えれば、馬のコース適性も申し分なし。
地方トップジョッキーに、適性抜群のGI馬。
これしかない!という組み合わせですね。
安心して軸にできると思います。
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