今回予想するのは、1年で最初に行われる重賞、名古屋の新春ペガサスカップです。
予定ではこのレースは手抜き簡易的な記事にする予定でした。
ただ、早い段階で出馬表が発表されたので、ちゃんとした内容の予想記事を書きたいと思います。
距離は1600m。
出走は12頭です。
名古屋1600mの特徴
新春ペガサスカップの舞台である名古屋1600m。
コース形態としては、スタート直後にコーナーを迎えるカタチ。
笠松の1600mとよく似ています。
データから、その特徴を分析しましょう。
枠順×脚質
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-6 | 11.5% | 22.9% | 34.9% |
逃げ | 39.4% | 55.9% | 65.1% |
先行 | 15.7% | 32.2% | 46.8% |
差し | 6.6% | 17.2% | 30.5% |
追込 | 1.7% | 7.4% | 15.9% |
7-12 | 10.6% | 21.0% | 30.7% |
逃げ | 43.2% | 56.5% | 68.3% |
先行 | 12.2% | 29.1% | 42.8% |
差し | 6.1% | 14.3% | 23.4% |
追込 | 2.3% | 5.6% | 9.2% |
全体的には内枠有利ですが、「逃げ」でみると外枠有利。
これはスタート直後にコーナーがあるので、逃げ馬がインに向かって外からかぶせてくる感じになるからでしょう。
騎手成績(騎乗回数10回以上・勝率順)
勝率順 | 騎手名 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 岡部誠 | 27.1% | 45.3% | 55.2% |
2 | 丸野勝虎 | 21.6% | 36.1% | 47.9% |
3 | 村上弘樹 | 15.1% | 29.7% | 42.1% |
4 | 戸部尚実 | 14.0% | 26.1% | 41.6% |
5 | 大畑雅章 | 13.9% | 24.6% | 37.9% |
6 | 宇都英樹 | 13.6% | 28.1% | 36.0% |
7 | 山田祥雄 | 12.5% | 24.3% | 33.8% |
8 | 友森翔太 | 12.4% | 23.9% | 34.3% |
9 | 丹羽克輝 | 12.1% | 25.8% | 41.1% |
10 | 今井貴大 | 11.9% | 25.7% | 38.3% |
岡部誠騎手が圧倒的な勝率ですね。
種牡馬成績(産駒の出走回数10回以上・勝率順)
勝率順 | 種牡馬名 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | モルフェデスペクタ | 61.1% | 83.3% | 5.9% |
2 | ヴリル | 42.4% | 54.5% | 100.0% |
3 | スマートボーイ | 37.5% | 62.5% | 16.0% |
4 | モンテロッソ | 30.4% | 39.1% | 0.0% |
5 | ローズキングダム | 29.4% | 47.1% | 66.7% |
6 | タイムパラドックス | 25.0% | 33.3% | 0.0% |
7 | ノボジャック | 25.0% | 58.3% | 9.5% |
8 | ハーツクライ | 24.1% | 39.2% | 20.8% |
9 | シニスターミニスター | 23.0% | 36.8% | 71.4% |
10 | マイネルラヴ | 22.2% | 35.2% | 75.0% |
なんか、極端な結果が出てしまいましたね。
モルフェデスペクタ産駒とか、ヴリル産駒とか、ほとんど見たことありませんが…。
よく見る種牡馬でいえばシニスターミニスター産駒でしょうか。
複勝率71.4%は驚異的ですね。
参考レース
12/18 若獅子特別(名古屋1600m)
6頭立てと少頭数で行われた一戦。
スタートで若干後手を踏んだ1枠1番のエムエスオープン。
通常だと名古屋1600mの内枠で後手を踏むとかなりマイナスです。
事実、すぐに隣の枠のメモリーソウルがインを突いてきて、エムエスオープンにとっては窮屈な形。
ただ、メモリーソウルがやや控えた格好になったときに、すんなり前に出ることができました。
これで勝負はあったも同然。
3~4コーナーの中間ではあっさり抜け出して後は後続を離すばかりの圧勝。
まあ、このレースぶりを見る限り、出走していた他の馬がエムエスオープンと再戦しても勝ち目はなさそうです。
12/18 2歳特別(名古屋1600m)
7頭立てで行われた一戦。
1枠1番から発走した1番人気のムスターファ。
先述のエムエスオープンと異なり、すんなり最初のコーナーまででハナを奪いました。
以降は圧巻の走り。
後続を3.1秒離しての大差勝ち。
走り方からもスケールの大きさを感じました。
10/17 ゴールドウイング賞(名古屋1600m)
スタートダッシュを決めたのは2枠2番のインザフューチャー。
出脚の速さは素晴らしいですね。
やっぱり1枠1番発走のエムエスオープンは、やっぱり出遅れ加減のスタート。
道中は2~3番手につけます。
直線を迎えたときの手ごたえ的にはエムエスオープンがやや有利と思われました。
しかしながら、しぶといインザフューチャー。
直線は2頭の壮絶なたたき合いとなって、結局ハナ差でインザフューチャーが制しました。
インザフューチャーは、今回の新春ペガサスカップが、このゴールドウイング賞以来のレース。
約2か月のレース間隔が果たして吉と出るか、凶と出るか。
少なくとも、ゴールドウイング賞時点でエムエスオープンと同等の力があることは明らかですが。
新春ペガサスカップの結論
前哨戦となった12/18の2つのレース。
若獅子特別と2歳特別。
馬場状態は後半回復したので、記録上は異なるものの、ほぼ同じ馬場条件だったと考えられます。
そして、いずれも圧勝を決めた勝ち馬のタイムは、まったく同じの1:44.5。
したがって、やや安易ではありますが、
エムエスオープン=ムスターファ
という力関係が成り立つと思います。
そして、エムエスオープンと10月時点では互角だったインザフューチャー。
となると、
エムエスオープン=ムスターファ=インザフューチャー
という図式が成り立ちますね。
まあ、この3強から推奨馬を探すのが得策と思われます。
で、この3強のうち、一番不安要素が大きいのはインザフューチャー。
未だ負けなしとは言え、レース間隔が空いたのは不安です。
もちろん、2か月でぐんと成長しているという可能性もありますが。
となると、
エムエスオープン
か
ムスターファ
か。
という選択を迫られることになります。
ただ、これまでのレースぶりを見る限り、エムエスオープンのやや出遅れる癖はちょっと気になります。
今回は6枠7番ですので、出遅れが致命的にはならないとは思いますが、不利は不利ですよね。
となると、軸に最適な推奨馬は、
⑪ムスターファ
ということになるのではないでしょうか。
あくまで感覚的なものではありますが、レースぶりを見る限り、一番余裕があって、可能性が感じられたのはムスターファでした。
なんというか、スケールが大きい馬ですよね。
笠松の馬なのに、わざわざ名古屋に出てきて勝った前走。
それだけ、馬に力があって、陣営も遠征させて大丈夫という認識なのでしょう。
ここも制して、東海地区の覇者になれるか。
ムスターファにとっても正念場の一戦になりそうです。
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