有馬記念が終わりました。
勝ったのはリスグラシュー。
これが引退レースというのが惜しいくらいの圧勝。
レーン騎手の好騎乗も光りました。
圧倒的な1番人気に推されたアーモンドアイは直線で失速し9着。
熱発明け、初中山、初距離。
よくよく考えれば不安要素だらけでした。
状態は良さそうに見えましたがね。
これも競馬です。
さて、有馬記念が終わると、地方競馬のターン。
年末まで注目レースが目白押しです。
その先陣を切るのが、浦和の重賞・ゴールドカップ。
距離は1400m、出走は12頭。
豪華メンバーが揃いました。
門別三冠馬のリンゾウチャネルが登録していたものの、出走しないのはやや残念なニュースです。
それでは、分析をしていくことにしましょう。
浦和1400mの特徴
もう、このブログで再三にわたって浦和1400mコースについては論じてきました。
それらの記事を読んでいただければ十分でしょう。


参考レース
11/4 JBCスプリント(浦和1400m)
もうこのレースは詳しく語るまでもないくらいのレースですね。
勝ったのはブルドッグボス。
ペースを読み切って、馬の力を信じた御神本騎手のファインプレーでした。
一方で、ペースに乗り切れなかったのはノブワイルドの方。
乗り切れなかったというか、コパノキッキングに競りかけられて、ペースがつかめなかった、といったところでしょうか。
ただ、当然のことながら巻き返しを図ってくるはずです。
3着に入ったトロヴァオも虎視眈々。
同じようなレース展開になるかどうかで、この3頭の着順は変わってきそうです。
11/26 ’19まがたま賞(浦和1400m)
ゴールドカップのトライアルとして行われた準重賞。
勝ったデイジーカーニバルは本番には出走せず。
2着のアルファベットと3着のブレーヴマンが出走します。
この2頭、対照的な走りで、アルファベットは内枠を活かしたインベタ。
ブレーヴマンの方は大外一気の末脚。
今回、アルファベットは内枠で、ブレーヴマンは外枠。
この時のレースの再現性が高い枠順ではあります。
あとはペースと展開次第。
それ次第で2頭の着順が入れ替わりそうです。
11/21 中原オープン(川崎1600m)
このレースからは3着のアドマイヤゴッドと7着のバンドオンザランが出走。
かなりの好メンバーだった中原オープン。
その中で3着に入ったアドマイヤゴッド。
元中央オープンの7歳馬に失礼かもしれませんが、このところ力をつけてきたというか、本来の力を発揮できるようになってきたと思います。
ただ、今回は乗り替わりなんですよね。
藤本騎手とのコンビが合っていたと思うんですが、その点がどうでしょうか。
ゴールドカップの結論
内枠有利の浦和1400m。
その浦和の内枠に有力馬が固まったこのレース。
1枠1番はトロヴァオ。
2枠2番がブルドッグボス。
4枠4番にノブワイルド。
JBCスプリントの上位組がここまで内に固まるとは、どういう運のめぐりあわせでしょうか。
ただ、この3頭のうち、前に行くのはノブワイルドのみ。
トロヴァオもブルドッグボスも中団から後方待機の馬です。
3頭のうちでもっとも外枠のノブワイルドですが、2頭が控える競馬になれば、自然と内に入って前に行ける枠の並び。
1コーナーまでにすんなり先手を奪えること必至です。
また、JBCスプリントのときのようにノブワイルドに競りかけてくるような馬がいるかというと、見当たりませんね。
トライアルの勝ち馬、デイジーカーニバルが出てきていれば、また違ったのでしょうが・・・。
競りかけてきそうな馬を強いて挙げれば、転入初戦のツーエムマイスターかタイセイラナキラ、というところでしょうか。
ツーエムマイスターも、かつてはダートを走っていた馬ですが、最近は芝ばかり。
久々のダートですんなり前に行けるほど、今の南関のトップクラスは甘くないと思います。
すなわち、ノブワイルドにとっては、この上ない楽なペースと展開になりそう。
ただ、そんなことは乗っている騎手たち、とくに上位人気が予想される馬の騎手たちもわかっているはず。
ノブワイルドに楽させまいと、仕掛けのタイミングを調整してくることでしょう。
おそらく3コーナーあたりから激しいポジション争いになるはずです。
・・・とはいえ、ノブワイルドはそんな厳しい競馬をこれまでも経験してきています。
そして結果を残してきました。
ノブワイルドにとって、浦和1400mはダートグレードレースも勝っている舞台。
ここは負けられないところでしょう。
というわけで、ゴールドカップの推奨馬は、
④ノブワイルド
です。
JBCスプリントの雪辱を果たすのは、同じ舞台のここしかありません。
小久保厩舎×左海誠二騎手の黄金コンビが、浦和の2019年ラストを飾ります。
コメント
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