今週はダートグレードレースが2つ。
ひとつは川崎の全日本2歳優駿。
もうひとつは名古屋の名古屋グランプリです。
暮れの名物長距離レースとなりつつある名古屋グランプリ。
今年もJRAから5頭を迎えました。
うーん、地元の雄・カツゲキキトキトの名前がここにもありません。
いったいどうしたのでしょうか。
心配です。
そして、中央勢の手薄さに輪をかけた地方勢の手薄さ。
東京大賞典に出走予定のモジアナフレイバーやらリンゾウチャネルやらが出てくれば、勝てた相手でしょうね。
もったいないというか、なんというか・・・。
それはさておき、参考レースの分析を行いましょう。
参考レース
11/28 浦和記念(浦和2000m)
このレースにはアナザートゥルースとデルマルーヴルが出走。
それぞれ2着と4着に敗れました。
まあ、このレースは勝ったケイティブレイブの御神本騎手が上手く乗ったというレースではありましたが。
ただ、注意しておきたいのは、今回の舞台である名古屋競馬場。
浦和に負けず劣らずの小回りコースです。
浦和同様、仕掛けどころが難しい、という点は押さえておく必要があります。
11/7 道営記念(門別2000m)
このレースは3歳馬・リンノレジェンドの強さが際立ったレースでした。
2着に入ったステージインパクトは漁夫の利のような格好。
門別でもトップクラスという馬ではないので、このメンバーでは果たしてどうでしょうか・・・。
ただ、この馬、今回手綱をとる、川原正一騎手と手が合いそうです。
なんとなくではありますが。
9/28 シリウスS(阪神2000m)
途中、かなり縦長の展開になったこのレース。
3コーナーで一気に後方待機の馬が先団に取りついて、直線入り口は大混戦。
そんな中抜け出したのはロードゴラッソでした。
そして2着は鋭く伸びたアングライフェン。
ただ、上位2頭よりも強い競馬をしたなと感じたのは3着のメイショウワザシ。
前に行った馬の中では1頭だけ粘り切りました。
かなりの勝負根性がある馬に思えます。
今回は武豊騎手とのコンビ。
どんなレースを見せるのでしょうか。
名古屋グランプリの結論
メンバー中、実績最上位はアナザートゥルース。
アンタレスS勝ちがあり、前走の浦和記念も2着。
名古屋競馬場でも名古屋大賞典の3着と実績あり。
まあ、無難に推奨馬を決めるなら、アナザートゥルースでしょう。
ただ、前述の通り、名古屋は仕掛けどころが難しいコース。
浦和記念の時のように仕掛けどころを間違えると、取りこぼす、なんてことも大いにあり得ます。
それはもう一頭のJRA馬・アングライフェンも同じ。
マーフィー騎手騎乗で人気になるとすれば、それは落とし穴。
なんでもかんでも外国人騎手が上手いかと言ったら大間違いです。
個性の強い地方競馬場のコースならばなおさら。
となると、やはり頼れるのは地方の騎手。
地方騎手×中央馬。
最近この組み合わせをどっかで見ましたね。
そう、浦和記念のケイティブレイブ×御神本騎手です。
コースを知り尽くしている鞍上が、地力に勝る中央馬に乗れば鬼に金棒だということは、ちょっと考えればわかることですよね?
となれば、この名古屋グランプリで狙いたいのは、地元・名古屋の帝王、岡部誠騎手騎乗の、
②デルマルーヴル
ではないでしょうか。
そもそも、3歳馬とはいえ、もうすぐ古馬になるというこの段階で2キロの斤量差。
これはかなり有利です。
さらにポジションの取りやすい内枠を確保。
血統面では、パイロ産駒ということで、長距離がどうか、という点は懸念はあります。
ただ、これは個人的な持論なんですが、地方競馬の長距離レースって、実はそこまでスタミナを必要としない、と思っています。
その理由はコーナーが多いから。
コーナーが多いと、ペースは緩みます。
絶対的なスタミナよりも、コーナーごとで緩急をつけられる器用さ。
これが地方の長距離レースで求められる要素ではないでしょうか。
だから、血統が長距離血統でなくても、地方なら十分通用すると思います。
浦和記念の敗戦が、騎手の経験不足だとすれば、今回はその心配はまったくなし。
UAEダービー4着
ジャパンダートダービー2着
レパードS2着
白山大賞典2着
浦和記念4着・・・。
デルマルーヴルの惜敗続きに終止符を打つのはここしかありませんね。
コメント
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