火曜日の川崎メインは、準重賞マジェスティックチャレンジ。
お正月の名物レース、報知オールスターカップのトライアル競走になります。
距離は2000m。
出走馬はこちらです。
それでは、早速分析していくことにしましょう。
川崎2000mの傾向
川崎2000mって、施行自体が少ないので、傾向をつかみづらいコースです。
一応、データ上は以下の通りです。
枠順×脚質
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1-7 | 9.3% | 19.8% | 30.3% |
逃げ | 36.2% | 44.7% | 53.2% |
先行 | 8.9% | 21.8% | 32.7% |
差し | 5.2% | 19.6% | 30.7% |
追込 | 3.1% | 6.1% | 16.3% |
8-14 | 9.8% | 17.6% | 24.4% |
逃げ | 28.1% | 40.6% | 46.9% |
先行 | 10.2% | 16.9% | 27.1% |
差し | 7.2% | 15.9% | 23.2% |
追込 | 0.0% | 4.4% | 6.7% |
全体的にみるとやや内枠有利で、先行勢が圧倒的に有利ですね。
騎手(勝率順・騎乗回数10回以上)
勝率順 | 騎手名 | 騎乗回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 真島大輔 | 32 | 28.1% | 40.6% | 43.8% |
2 | 森泰斗 | 35 | 22.9% | 40.0% | 42.9% |
3 | 繁田健一 | 15 | 20.0% | 33.3% | 53.3% |
4 | 保園翔也 | 11 | 18.2% | 27.3% | 27.3% |
5 | 山崎誠士 | 34 | 17.6% | 29.4% | 41.2% |
6 | 御神本訓 | 13 | 15.4% | 23.1% | 46.2% |
7 | 矢野貴之 | 31 | 12.9% | 25.8% | 35.5% |
8 | 左海誠二 | 18 | 11.1% | 27.8% | 33.3% |
9 | 石崎駿 | 18 | 11.1% | 16.7% | 61.1% |
10 | 本田正重 | 19 | 10.5% | 21.1% | 42.1% |
勝率では真島大輔騎手が好成績を残しています。
複勝率では石崎駿騎手が61.1%でした。
そういえば、石崎騎手が先週の船橋開催で騎乗していませんでしたが、どうしたのでしょうか。
種牡馬(勝率順・産駒の出走回数10回以上)
勝率順 | 種牡馬 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | ゴールドアリュール | 17 | 23.5% | 29.4% | 47.1% |
2 | ゼンノロブロイ | 14 | 21.4% | 21.4% | 35.7% |
3 | スパイキュール | 11 | 18.2% | 27.3% | 27.3% |
4 | マンハッタンカフェ | 12 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
5 | パイロ | 20 | 15.0% | 15.0% | 30.0% |
6 | サウスヴィグラス | 14 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
7 | ステイゴールド | 36 | 13.9% | 30.6% | 41.7% |
8 | カジノドライヴ | 10 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
9 | トワイニング | 10 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
10 | アドマイヤマックス | 12 | 8.3% | 33.3% | 41.7% |
抜群の勝率と連対率を誇るのはゴールドアリュール産駒。
やはり中長距離になってくると、サウスヴィグラス<ゴールドアリュールですね。
あと、このブログでも再三触れていますが、中長距離のダートでは、マンハッタンカフェ産駒が走ります。
この川崎2000mという条件でも勝率順で4位にランクイン。
産駒数はそう多くないのですが、出てきたら要注意です。
参考レース
さて、上記のデータを踏まえたうえで、参考レースを見ていくことにしましょう。
11/21 東京から一番近い村清川村記念(川崎2000m)
このレースで先手を取ったのはシカゴジャズ。
2週目向こう正面あたりから後続を離す逃げを見せました。
それを3コーナーで追ってきたのがケンネプチューン。
最後はこの2頭のたたき合いになりましたが、制したのはシカゴジャズでした。
このシカゴジャズ、目下4連勝中と勢いがあります。
ただ、今回はかなりメンバーが格上な印象。
すんなりと5連勝がいけるかは疑問です。
11/12 豊かな心、地に緑えどがわ賞(大井1800m)
このレースを制したのは門別から転入初戦だったストーンリバー。
道中は中団やや後方を進みました。
直線でかなり前に壁ができる展開になりましたが、一瞬内が空いたところを見逃さなかったのは御神本騎手。
鋭く伸びて、最後は余裕の手ごたえでした。
全体的に鞍上の好プレーという印象ではありますが、馬に力がないとこういう芸当はできませんからね。
11/12 ノベンバー賞(大井1800m)
「豊かな心、地に緑えどがわ賞」と行われた日も距離も同じ。
非常に比較がしやすいレースです。
このノベンバー賞を制したのはキャッスルクラウン。
6番人気と低評価でしたが、直線では鋭く伸びました。
「豊かな心、地に緑えどがわ賞」で勝ったストーンリバーが内を突いたのに対して、キャッスルクラウンは外を伸びてきました。
距離的なロスがあるのはキャッスルクラウンの方。
にもかかわらず、勝ちタイムは0.3秒キャッスルクラウンの方が速かったという結果に。
ペースの違いこそあれ、両馬の力関係を見る上では重要な指標になりそうです。
11/10 北國王冠(金沢2600m)
このレース、なかなか見ごたえのあるレースだったんですが、その中で2着に入ったのがアッキー。
勝った兵庫のタガノゴールドと直線残り200mくらいまで接戦を演じました。
最後は脚もあがっていたように見えましたが、かなり勝負根性がある馬だと感じました。
10/24 富士見オープン(川崎2000m)
このレース、かなりの好メンバーが揃っていました。
そんな強敵相手に、道中2番手を進んで、一度3コーナーで後退したアッキー。
ところが、直線でもう一度盛り返しての3着。
うーん、やはり勝負根性のある馬ですね。
マジェスティックチャレンジの見解
川崎コースと言えば、タイトなコーナーですね。
したがって内枠・先行有利が極端な競馬場であります。
ただ、2000m級の長距離ともなってくると、あまり枠の有利不利は出なくなります。
それは上記のデータ分析上も確認することができました。
となると、勝負の分かれ目は道中の位置取りと折り合いに尽きます。
スッと前に行くことができて、ピタッと折り合うことができる馬。
今回のメンバーの中で、そんなレースをしそうなのが、4連勝中のシカゴジャズでしょう。
おそらくハナを切って、これに鈴をつけにいきそうなのはアッキー。
シカゴジャズをターゲットに道中進められれば、アッキー有利な展開になります。
ストーンリバーやキャッスルクラウンといった追い込み勢もいますが、展開的に前崩れにはならなそうなメンバー構成。
かつ、先行勢が有利な川崎2000m。
という条件を踏まえると、やはり推奨馬は
④アッキー
ということになります。。
推奨するにあたり、柴田大知騎手鞍上、という点がやや不安でした。
しかしながら、柴田大知騎手とは、[2.1.1.5]の成績。
コンビを組んだ4走前の川崎2000m戦では、かなりの好メンバー相手に3着入線。
その時と比べれば格段に力は落ちるメンバー
アッキーにとって、またとない条件がそろったレースだと言えるでしょう。
しぶとさが魅力の6歳牝馬の好走に期待します。
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