今年の最終開催を迎える船橋競馬。
最終開催にふさわしい番組が組まれています。
火曜日のメインは総の国オープン。
「そう」ではなく「ふさ」と呼びます。
距離は1600mのオープン戦。
かなりの好メンバーが揃いました。
もはや重賞でしょ、これ。
予想にも気合が入ります。
早速、分析に入りましょう。
船橋1600mの特徴
船橋1600mの特徴については、過去のこの記事をご参照ください。


また、船橋競馬場のクラス別平均勝ちタイムはこちらです。

こういった情報をもとに、今度は参考レースを分析します。
参考レース
11/21 中原オープン(川崎1600m)
このレースで2番人気に推されていたベンテンコゾウ。
ところがゲートの中で暴れた瞬間にゲートオープン。
大きく出遅れて後方からの競馬になりました。
いつもは好位でレースを進める馬が後方からではどうしようもありません。
見せ場なく10着に敗れました。
まあ、このレースはベンテンコゾウにとっては参考外と言えるレースでしょう。
9/25 千葉ダートマイル(船橋1600m)
今回のレースと同じ条件でお行われた千葉ダートマイル。
勝ったのはリッカルドでした。
実に16か月ぶりの勝利でした。
道中は外々を回って、ロスが多い競馬でした。
ただ、のびのびと走っている感じ。
この馬にとっては、これくらい外を回っても、自分のペースで走れることの方が大事なのかもしれません。
ちなみにこのレースの後の大井マイルグランプリでは4着。
強敵相手の4着ですから、確実に調子を取り戻しています。
11/7 道営記念(門別2000m)
今回、注目の一頭が南関に帰ってきました。
ヒガシウィルウィンです。
明らかに南関では調子を落としていた中で、門別に里帰り。
門別では復帰初戦を飾ったものの、その後は馬券内はキープするものの3連敗。
そんな中で臨んだ道営記念でしたが、結果は6着。
ただ、レースぶりを見ると、スタート直後から口向きの悪さを出していました。
前半はまともに走れていない印象です。
向こう正面でもすでに手が動いていて、厳しいかな、と思いきや、直線は意外と粘っていました。
ちなみにパドックでもとても良く見えました。
この道営記念での様子を見る限り、不調は馬体というより、メンタルの面が大きいのではないかと。
リッカルドのように、気分よく走れれば、まだまだ力は上位だと思います。
総の国オープンの結論
先週の勝島王冠もそうでしたが、上位クラスの好メンバーが揃う一戦は堅く収まりがちです。
普通に能力・実力がある馬が上位に来るものです。
能力や実力があるのに上位に来ないのは、明らかな落とし穴がある場合だけ。
たとえば、馬体重が大幅に増えたり減ったり。
あるいは長期休み明けだったり。
そういう、マイナス要素が少ないとなると、あとの決め手は騎手くらいなものでしょう。
今回のメンバーには重賞ウイナーがたくさんいますが、その中でも実力上位は、
- ヒガシウィルウィン
- リッカルド
- ベンテンコゾウ
の3頭でしょう。
この3頭が持てる力を全部発揮できれば、この3頭で決まりです。
ただ、3頭が3頭とも、不安要素を抱えています。
ベンテンコゾウは前走のような出遅れ。
リッカルドは道中の気分次第。
ヒガシウィルウィンもリッカルドと同じです。
となると、この3頭から買いづらくなるのも事実。
とはいえ、他のメンバーとなると、どうも買いたくなるような馬が見当たりません。
そこで、上記3頭のうち、もっともリスクが少ない馬はどの馬か、と考えてみたいと思います。
3頭中、最もリスクが高い馬はヒガシウィルウィンでしょう。
もちろん、南関に復帰して、いきなり好走する可能性もあります。
ただ、いきなりで、なかなかそこまでは・・・。
次いでリスクが高い馬は・・・というと、前走で出遅れているベンテンコゾウでしょうか。
実はベンテンコゾウ、前走は久々のレースだったんですよね。
だから、一叩かれした今回は、いつものレースを見せてくれる期待は高いと思います。
船橋コースも得意ですしね。
・・・でも。でもですよ。
前走であんな出遅れ方をした馬を軸にするのは、やはり勇気がいるものです。
となると、やはり軸に推奨できるのは、
⑥リッカルド
なのではないでしょうか。
メンバー的にも、前々走で勝った千葉ダートマイルと、ほぼ同等か、やや落ちる印象があるくらいのメンバー。
このメンバー相手ならば、大きく負ける様子は想像できません。
前々走と同じように、リズムよく走れれば、再度ここを勝ちあがって、大一番に向けての弾みがつきますね。
そんなわけで推奨馬はリッカルドです。
ぜひ、中央重賞勝ちの貫録を見せてもらいたいですね。
コメント