今日は久しぶりに中央競馬の予想でもしようかと思います。
予想するのはジャパンカップ。
今年のジャパンカップは特別なレースとなりました。
39回目にしてはじめての外国馬ゼロでレースが行われます。
外国馬ゼロの要因は?
この事態について、各所でいろいろなことが言われています。
やれ、馬場が硬すぎるからだ、とか。
検疫の問題があるからだ、とか。
いや、賞金が魅力的じゃないからだ、とか。
はたまた、日本馬が強くなりすぎたからだ、とか。
レースの開催時期の問題だとか。
そもそも日本という極東の島国になんか馬を連れてきたくないのでは、とか。
まあ、全部当たっているんでしょうね。
外国馬が少なくなったのはここ最近の話ではありません。
今年だけが特殊要因でゼロになったわけではないでしょう。
外国馬が参加しにくい、大きな潮流の中で、ゼロになったと見るべきでしょうね。
僕のジャパンカップ観
僕は、その「大きな潮流」に逆らってまで、外国馬をジャパンカップに揃える必要はないと思っています。
そもそも、ジャパンカップに外国馬を呼ぶ理由は何か、です。
一介の競馬ファンである僕にとっては、馬が日本馬だろうが、外国馬だろうが、あまり関係ありません。
強い馬であれば、日本馬だろうが、外国馬だろうが見に行きたいと思います。
例えば、エネイブルが日本に来るとなったら、万難を排して見に行きます。
そりゃ、世界一の、しかも歴史に名前の残る馬が間近に見られるとなったら、見てみたいですよね。
でも、別に名前が知れ渡っているわけではない外国馬だったら、別に見たいとは思わない。
だったら、100年に1度の障害の名馬と言われるオジュウチョウサンを見たい。
そう思うわけです。
要は、ファンの視点からすれば、強い馬とか、強い馬同士の対決が見たいのであって、外国馬が見たいわけではないんですよね。
だから、今年のジャパンカップが外国馬ゼロだとしても、なんとも思いません。
むしろ、ギャンブルとしての競馬で見るならば、戦績の比較がしやすい日本馬同士のレースの方が、予想はしやすいってもんです。
僕が見たい競馬
さて、こうやって自分のジャパンカップ観をツラツラと書いていて思いました。
僕が見たい競馬って何だろう、と。
そして、その答えはすぐに見つかりました。
強い馬同士の対決が見たい、と。
競馬史に燦然と輝く戦績を残してきた馬同士が雌雄を決する。
そんなレースが、至高の競馬だと思います。
例を出せば、やっぱり1998年の毎日王冠。
サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダー。
結局、自分が競馬にのめりこむきっかけとなった最初のころのレース。
これが自分にとって至高のレースなのかもしれませんね。
最高のジャパンカップ
じゃあ、ジャパンカップに絞ってみたとき。
あなたにとってこれまで最高のジャパンカップは?と聞かれると・・・。
実はパッと思い浮かぶレースがないんですよね、リアルタイムで見たジャパンカップは。
天皇賞・秋や有馬記念なんて、すぐにいくつもレースを挙げることができます。
でも、ジャパンカップは、どんなレースだったかということは覚えているものの、
「いいレースだったなぁ」
としみじみ言えるジャパンカップが思い浮かびません。
強いて言うならば、タップダンスシチーが勝った2003年のジャパンカップ。
あれは強い印象が残っています。
ただ、このときは実に重たい、特殊な馬場で行われたレース。
そういう意味では、最強馬同士が、最高の舞台で、鎬を削る、というような、そんなレースではありません。
リアルタイムで見ていないものの、見ていてゾクゾクしたジャパンカップは、やはりホーリックスvsオグリキャップの1989年でしょうか。
僕にとってのジャパンカップとは
まあ、ここまでいろいろ書いてきました。
結局僕にとってジャパンカップとは、
外国馬が出ているかどうかは関係なく、あまり印象に残らないレース
という位置づけなんですよね。
文句ばっかりつけて、なんだか申し訳ないんですが、裏を返せば、そんなに外国馬ゼロを憂えなくてもいいんじゃないか、ということです。
単純に、秋の古馬3冠レースの第2戦、という位置づけでとらえれば、普通に競馬として楽しめると思うんですよね。
だから、今回も、そんな視点からジャパンカップを予想したいと思っています。
ジャパンカップの結論
さて、今回のジャパンカップ。
外国馬がいる・いないに関係なく、日本馬のメンバーが小粒だと言われています。
そうでしょうか?
確かにアーモンドアイがいないので、そう見えるかもしれません。
天皇賞・秋にサートゥルナーリアがいたから、比較でそう見えるのかもしれません。
でも、ダービー馬が3世代そろっていますし、一昨年の覇者もいます。
むしろ混戦ムードなので、しっかり分析して、当てたときの喜びは例年のジャパンカップよりも大きい、かもしれません。
そんな中で注目したのは、府中適性。
もういろんなところで言われすぎていて辟易しているんですが、今の府中は超高速馬場。
この超高速馬場が得意な馬もいれば、そうでない馬もいます。
距離適性はいったん置いておいて、超高速馬場への対応ができる馬かどうか。
これが混戦・難解のジャパンカップを一刀両断する切り口ではないでしょうか。
というわけで、僕の出した今年のジャパンカップの結論、すなわち推奨馬は、
レイデオロ
です。
最近、ふがいないレースばかりしているので、すっかり人気も落ち加減のレイデオロ。
でも、この馬、府中は[3.1.0.0]なんですよね。
唯一2着に敗れたのはおととしのJC。
ただ敗因もはっきりしていて、シュヴァルグラン・ボウマンが上手く乗ったことと、レイデオロ自身が1コーナーで不利を受けていたことにあります。
今年も不利を受けない可能性はゼロとは言えませんが、それは他の馬も一緒。
単純に府中適性という観点でいえば、この馬の右に出る馬はいないでしょう。
そうそうたる顔ぶれの騎手が揃う中で、レイデオロに騎乗するのはビュイック騎手。
若干、目立たない外国人騎手ではありますが、本国では一流の騎手です。
おそらく人気的には3~4番人気あたり。
マークがきつくならないでしょうから、この馬のリズムで騎乗できれば、再度栄光が待っていると思います。
外国馬ゼロの中で、しっかり日本ダービー馬が貫録を示す。
いいシナリオだと思いませんか?
(まあ、そのシナリオだと、ワグネリアンやマカヒキでもよくなってしまいますが・・・)
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