今回予想したいのは、笠松の大一番・笠松グランプリ。
笠松競馬としては破格の賞金・1000万円をかけての争いとなります。
このレースを伝える、地元・岐阜新聞で力の入った記事がありました。
競馬専門紙でもないのに、ここまで書いてくれる岐阜新聞。
素晴らしいの一言です。
地元にとってこのレースが大事にされている証拠でもありますね。
注目のレースということもあって、相当な好メンバーが揃いました。
惜しむらくはかつて3連覇を成し遂げた岩手・ラブバレットが出走できないこと。
出走できない理由は、このブログで書くべきことではないと思いますので割愛します。
それでは、豪華メンバーの笠松グランプリの予想をしていきたいと思います。
ちなみに去年の予想はこちらでした。

笠松1400m
さて、笠松グランプリの舞台となる笠松1400mは笠松競馬の中ではもっともポピュラーな距離。
過去に当ブログでも検証をしてみたことがあります。

ざっくりとした傾向としては、
- 外枠有利
- 佐藤友則騎手に要注意
- ヘニーヒューズ産駒がいたら買い
といったところでしょうか。
ただ、今回のメンバーを見ると、南関遠征中の佐藤友則騎手はいません。
またヘニーヒューズ産駒もいません。
なので、とりあえず外枠にだけ留意しておきたいと思います。
参考レース
さて、最近予想をする上で重視している参考レースを見ていきたいと思います。
10/29 ゴールド争覇(名古屋1400m)
名古屋の1400mと笠松の1400mは、まあまあ似ていると言っていいでしょう。
その名古屋の1400mで行われたゴールド争覇。
制したのは高知のケイマ。
外枠から発走して、すんなり先手を奪うと、4コーナーでは楽な手ごたえ。
スピードの違いを見せつけた勝利でした。
正直、このようなレースぶりを見せつけられると、同じレースに出ていた馬に勝ち目はない気がします。
輸送トラブルなど、よほどのことがない限り、このケイマが今回のレースでも最有力と言えるでしょう。
10/25 兵庫ゴールドカップ(園田1230m)
ケイマに立ちはだかるのは強力な園田2騎。
ナチュラリーとエイシンエンジョイです。
この2頭、直近で園田の1230m戦で直接対決をしています。
そのレースがこちら。
このときはナチュラリーに軍配が上がりました。
ちなみにこの2頭、その前も園田1400mの重賞で対戦。
このときはエイシンエンジョイが制しています。
エイシンエンジョイは3走前に笠松の重賞・サマーカップに出走し1着。
笠松適性、1400m適性という点では、エイシンエンジョイに軍配が上がります。
ただ、サマーカップのときのメンバーと今回のメンバーでは天と地の差があります。
エイシンエンジョイ目線では、かなり相手関係が強化されている今回の笠松グランプリ。
笠松実績があるからと言って、すんなりエイシンエンジョイが勝てるような展開にはならないでしょう。
11/1 ギンネム特別(名古屋1400m)
さて、もうひとつ見ておきたいレースは名古屋の特別戦。
アドマイヤムテキが出走していました。
相手が弱かったのかもしれませんが、非常に強い勝ち方。
そしてタイムが破格ですね。
先述のゴールド争覇の勝ちタイムが重馬場で1.27.8。
一方、このアドマイヤムテキが勝ったギンネム特別の勝ちタイムが良馬場で1.27.4。
一般的にダートは、重馬場の方が脚抜きが良くなるのでタイムは出やすくなります。
馬場状態が同じとは言えないので単純比較は危険です。
ただ、かなり余裕ある手ごたえでこのタイムが出しているという事実。
これは驚異と言うべきでしょう。
笠松グランプリの結論
11月も終わりなので、もう年末と言ってもいいでしょう。
その笠松の年末を飾るビッグレース、笠松グランプリ。
グランプリの名で呼ぶにふさわしいメンバーが揃いました。
メンバーが揃っているだけに非常に難しい予想になりました。
ただ、ひとつ言えるのは、前に行く馬が多く、ペースが速くなるだろう、ということ。
園田勢2騎も前。
高知のケイマも前。
前走盛岡の重賞を制しているエイシンテキサスも前に行くでしょう。
スピードがかなりありそうなアドマイヤムテキも前でしょうか。
前回逃げれなかったストーミーワンダーも先行を主張するでしょう。
・・・となると、先行争いが激しくなり、ペースは上がります。
ペースが上がって台頭するのは、やはり差し・追い込み勢でしょうね。
今回のメンバーの中では、差し・追い込み勢は先行勢と比べるとやや小粒。
ただ、先行勢の実績が輝かしいだけで、決して力がない馬ばかりではありません。
そんな差し・追い込み勢から推奨したいのは、門別勢の
②ソイカウボーイ
です。
前走のゴールド争覇はケイマから大きく離されての3着。
この結果だけ見れば、先述の通りで、ケイマに勝ち目はない気がします。
ただ、門別では前目に行って結果を残していた馬が、後ろから行っても結果を残したのは大きな収穫。
今回、ペースがきわめて速くなるだろう、ということを考えれば、前走の競馬が活きるのではないでしょうか。
鞍上は園田の吉村智洋騎手。
前走でもコンビを組んでいるので、その点でも安心。
長期休養明け3戦目となる今回がまさにねらい目の一頭だと思います。
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