今回予想するのは高知の3歳重賞・土佐秋月賞です。
距離は1600m、出走は10頭です。
高知1600mの特徴については、過去記事をご参照くださいね。

それでは早速、参考レースの分析から入ってみましょう。
参考レース
10/6 魚梁瀬杉特別 高知1300m
地方競馬ライブ
今回出走の10頭中5頭が参戦。
このレースでハナを切ったのはヘニーオーザ。
終始淡々と逃げて、直線手前でも余力十分。
ただ、最後はナンヨーオボロヅキが能力の差でねじ伏せました。
1300mのレースなら、ヘニーオーザの方に魅力を感じました。
ただ今回は1600m。
同じようにはいかないでしょうね。
9/1 黒潮菊花賞 高知1900m
地方競馬ライブ
このレースには今回出走の10頭中4頭が出走していました。
このレースはナンヨーオボロヅキの圧勝。
道中も終始楽な手応えでした。
2着のディアレイカは、道中ナンヨーオボロヅキのすぐ外を走るカタチ。
位置取りは悪くありませんでした。
しかしながら、ナンヨーオボロヅキが3コーナーの勝負どころでゴーサインが出て、パッと後続を突き放した時、ディアレイカほかはついていくことができませんでした。
このあたり、ナンヨーオボロヅキの力量は、他の馬と比べて相当抜けていると言わざるを得ません。
8/17 栴壇特別 高知1400m
地方競馬ライブ
このレースには今回出走の10頭中5頭が出走していました。
このレースを制したのはやっぱりナンヨーオボロヅキ。
ただ、最後は2着のアルネゴーに迫られ、ヒヤヒヤものの1着でした。
まあ、これは迫ったアルネゴーを褒めるべきでしょう。
ちなみにそのアルネゴー。
11/14に行われた園田の重賞・楠賞(1400m)に出走し5着。
決して力がないわけではありません。
ただ、全国クラスの重賞に出ると、やはりその脚質がアダになるところがありそうです。
ナンヨーオボロヅキは堅い
さて、ここまで見てくればおわかりいただけますよね?
今回の土佐秋月賞。
ナンヨーオボロヅキの1強です。
おそらく単勝は1倍台前半でしょう。
そんな中でナンヨーオボロヅキを推奨しても、馬券的妙味はありません。
ナンヨーオボロヅキが勝つ前提で、どの馬が2着や3着に来るかを考えてみます。
参考レースを見る限り、単純にナンヨーオボロヅキに次ぐ実力がありそうなのは、
ディアレイカ
と
ヘニーオーザ
でしょう。
このうち安定感の観点ではヘニーオーザ。
距離適性の観点ではディアレイカ。
…のような気がします。
ただ、なんとなく、
なんとなく
ではありますが、この2頭がすんなり上位入線する気がしません。
ここはひとつ、別路線組からめぼしい馬を拾ってみたいと思います。
土佐秋月賞の結論
高知の今年の3歳路線は、ナンヨーオボロヅキとアルネゴーの2強です。
このうちアルネゴーは園田への遠征の道を選びました。
残ったナンヨーオボロヅキは負けられないところ。
ただ、前述のように、今回のメンバーはほとんどが勝負付けが済んだ馬。
ナンヨーオボロヅキが負けることは考えにくいです。
となれば、狙ってみたいのは、未対戦組。
その中でも魅力的なのは、
②モズヘラクレス
です。
門別から転入初戦だった前走。
後続に1.1秒差をつけての楽勝。
高知の深い砂にも対応できることを示しました。
門別時代には1200mと1700mを中心に使われて、いずれの距離でも安定した成績を残してきました。
高知の1600m戦も問題ありません。
鞍上はさすらいの名手・吉原寛人騎手。
テン乗りにはなりますが、彼なら間違いなくうまくレースを運んでくれます。
ナンヨーオボロヅキに食い下がれるとすればこの馬です。
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