何かとお騒がせの愛知県知事・・・。
その愛知県知事杯の名を冠した東海菊花賞が行われます。
過去このレースを3連覇していたカツゲキキトキトが出走しないのは残念の極み。
4連覇が見たかったです・・・。
ただ、各地からなかなかのメンバーが揃って、レースは面白くなりそうです。
早速予想してみることにしましょう。
地元勢の力関係は?
まず確認しておきたいのは、地元勢の力関係。
参考レースをいくつか見てみることにしましょう。
10/29 ゴールド争覇(名古屋1400m)
まずは名古屋1400mで行われたゴールド争覇から。
こちらには今回出走の4頭が出走していました。
勝ったケイマの強さばかりが目立つレース。
その中で2着のポルタディソーニもいい競馬をしていました。
直線の進路どりなど、宮下瞳騎手の騎乗もよかったと思います。
10/4 オパールオープン(名古屋1400m)
次にゴールド争覇と同じ条件になりますがオパールオープン。
6頭立てと少頭数でしたが勝ったのはポルタディソーニ。
エムエスクイーンを抑えての勝利となりました。
このレースも宮下瞳騎手の巧みな騎乗が光っていました。
このレースの6頭中4頭が今回の東海菊花賞に出走しています。
ただ、今回は距離が変わるものの、ポルタディソーニと他の3頭では、力が違う印象です。
地元勢の力関係と言う点では、ポルタディソーニが一歩抜けていると見ていいでしょう。
他地区からの参戦馬は?
さて、今回の東海菊花賞を面白くしているのは遠征勢。
中でも南関から参戦の2頭は目を惹きます。
1頭はダートグレードレースも制している実績馬・ディアドムス。
もう1頭は重賞でも好成績を残しているキングニミッツです。
ディアドムスの適距離は、勝島王冠(大井1800m)を制していることもあり1800m前後。
キングニミッツも、前走埼玉新聞栄冠賞(浦和1900m)で3着に入っていることから、やはり1800m前後でしょう。
となると、今回の舞台である名古屋1900mは絶好の舞台。
ただ、ディアドムスのほうは、どちらかというと左回りに良績があります。
また、最近は馬自身がレースでも精彩を欠いています。
地方転入後は初の遠征となりますが、その点が果たしてどう出るか。
キングニミッツの方は、吉原寛人騎手騎乗。
初騎乗となりますが、どんな側面を引き出してくれるのでしょうか。
未知の魅力という点では、キングニミッツの方に分がありそうです。
佐賀から最強の刺客?
さて、もう一頭、他地区から強力な刺客が参戦しています。
元・中央の実力馬・グレイトパールです。
ここのところ、佐賀では無双状態ですが、一歩外に出ると好成績が残せていないグレイトパール。
とはいえ、戦っている舞台がダートグレードレースがほとんどなので、仕方ないと言えば仕方ないですね。
前走の九州大賞典も圧巻のレースぶりでした。
ただ、今回の不安要素はズバリ鞍上。
これまで手綱を取ってきた鮫島克也騎手に替わり、倉富隆一郎騎手が手綱を取ります。
倉富騎手は今年40歳のベテランの域に入る騎手。
2019年の佐賀の騎手リーディングでは、11月11日現在、山口勲騎手、鮫島克也騎手に次ぐ3位。
佐賀のトップジョッキーの一人と言ってもいいのですが、果たしてグレイトパールを乗りこなせるのでしょうか。
その点が気になると言えば気になります。
金沢からイキのいい3歳馬
そしてもう一頭、注目したいのは金沢から参戦の3歳馬・タンクティーエー。
地元金沢のサラブレッド大賞典を制し、ダービーグランプリではリンノレジェンドの2着。
全国的に見ても今年の3歳馬の中で上位クラスにいる馬であることは間違いありません。
3歳馬は古馬より2キロ減の55キロでの出走。
距離の面でも問題なく、輸送も比較的楽。
・・・とくれば、かなり期待できる一頭ではないでしょうか。
東海菊花賞の結論
このメンバーに王者・カツゲキキトキトが加わっていたら、どれだけ楽しいレースになったことでしょう。
こんなに粒ぞろいのメンバーが揃った名古屋のレースっていうのも、なかなか珍しいと思います。
その分、予想の切り口も難しいのですが、展開が一つのカギになりそうです。
前めで進めたい馬は多くいますが、ハナを切りたいタイプの馬はあまりいません。
地元最有力のポルタディソーニもこれまでのレースでも、ハナに立とうとすると、宮下瞳騎手が手綱を引いて抑えていました。
そういう競馬がベストだということなのでしょうし、確かに実績も残しています。
となると、押し出されてハナを切ることになりそうなのは⑪エイシンセラードあたりでしょうか。
ただ外枠なので、すんなり逃げられるかどうか、といったところ。
内枠を引いたタンクティーエーあたりもハナに行くかもしれません。
こういう、確固たる逃げ馬がいない、比較的長い距離のレースはスローになりやすいもの。
スローになって一番モノをいうのは、やはり折り合い。
いかに鞍上と馬がコンタクトをしっかりと取って、道中進めるかがカギになりそうです。
というわけで、東海菊花賞の推奨馬ですが、
③ポルタディソーニ
としました。
理由は2つ。
ひとつは単に地元最有力馬であるから。
秋桜賞を除けば、ここのところ非常に安定しているポルタディソーニ。
ソツないレース運びは、こういった混戦模様では大きな武器になります。
もうひとつは騎手との相性。
前述の通り、手綱を取っている宮下瞳騎手とポルタディソ-ニの相性は抜群。
スローになりそうな気配が漂うこのレース。
しっかりと折り合えるという担保がある程度取れているという点は非常に魅力的です。
そんなわけで、地元期待のポルタダィソーニを推すことにしたいと思います。
コメント