地方競馬最大の競馬場、大井競馬場。
東京大賞典や帝王賞といったビッグレースが開催されます。
その大井競馬が輩出したスターホースと言えば、ハイセイコー。
アラフォーの僕にはまったくなじみのない馬ですが、オグリキャップと並び、日本競馬史でも一、二を争う人気だったようです。
そのハイセイコーの名を冠したレースがハイセイコー記念。
2歳戦になります。
昨年のこのレースを制したのがラプラス。
2月の雲取賞以降、だいぶ長く休養していましたが、11/12のノベンバー賞で復帰予定です。
過去の勝ち馬にはハセノパイロやソルテなどの活躍馬もいます。
ただ、それ以外の勝ち馬はどちらかというと小粒な感じを受けます。
まあ、2歳馬はここが目標と言うより、次の全日本2歳優駿あたりがターゲットになってきますからね。
大井1600mの傾向
このレースの勝ち馬が小粒になりがちなのは、大井1600mで行われるという要素も大きいでしょう。
ご存知の通り大井1600mは内回りコース。
そして非常にクセのあるコースです。
過去にこのブログでも大井1600mについて分析してきました。



まあ、内枠・先行有利というのが典型的な特徴ですね。
参考レース
それでは、出走各馬の参考レースを見ていくことにしましょう。
10/30 平和賞(船橋1600m)
まずは出走メンバー16頭中4頭が出走していた平和賞から。
この平和賞の2・3着がハイセイコー記念にも出走しています。
このレース映像で目立つのは、勝ったヴァケーションより、3着のチョウライリン。
鞍上63歳・的場文男、渾身のダンス。
それに応えて伸びてきたチョウライリンもさすがですね。
2着のマンガンもいい脚を使っています。
9/23 トーシンブリザード・メモリアル(船橋1600m)
お次は同じく船橋1600mのトーシンブリザード・メモリアル。
ここには4頭が出走していました。
いやあ、このレースはマンガンの強さだけが際立つレースですね。
平和賞とこのレースを見ると、かなりの破壊力を持った末脚です。
ただ、今回は大井の1600m。
一般的には追い込みが決まりにくいコースです。
どういうレースさばきをするのでしょうか。
9/17 ’19ゴールドジュニアー (大井1400m)
次は大井の1400mで行われた準重賞・ゴールドジュニアー。
こちらも4頭が出走していました。
このレースを制したのはストーミーデイ。
鋭い末脚でした。
ただ、そのストーミーデイの末脚を上回る勢いで突っ込んできたのはモンゲートラオ。
1番人気に推されていたゴールドビルダーは早めに抜け出しましたが、ストーミーデイの標的にされた形。
ただ、前々の競馬をしていましたね。
10/7 新生特別(浦和1500m)
ちょっと日にちが前後しますが、3頭が出走していた浦和の新生特別も見ておきましょう。
勝ったのはピアノマン
これは今野騎手が上手く乗ったという印象ですね。
3コーナーからうまく捲ったと思います。
このピアノマンは平和賞で6着。
トーシンブリザード・メモリアルでは2着。
このあたりの力関係をどう見るか、でしょうね。
8/1 特選2歳(大井1600m)
もうひとつ見ておきたいのは、8月の2歳戦。
勝ったのはブリックオドーン。
直線でふらついたりして、まだまだ気性が悪い感じ。
それでも後続を3馬身突き放していますから、能力はありそうです。
10/1 2歳特選選抜(大井1600m)
最後に見ておきたいのは、10月の2歳戦。
こちらを勝ったのがファンシーアップ。
ただ、このレースで注目したいのは2着馬・ロイヤルペガサス。
実は8/1の大井1600mでブリックオドーンの2着になったのもこのロイヤルペガサス。
ロイヤルペガサスを軸に考えると、ファンシーアップとブリックオドーンの力関係がわかってきますね。
ハイセイコー記念の結論
今回は参考レースを多く挙げてみました。
というのも、2歳戦は情報が乏しいので、過去レースを見るのが一番だと思ったからです。
そして、その過去レースをみることで、見えてきたところがあります。
今回の出走メンバーで有力馬、とされるメンバーは、総じて差し・追い込み勢。
ところが、大井1600mは差し・追い込みに不利なコース。
となると、脚質的に前に行ける馬を選んだ方が、馬券に絡む可能性は高くなるのではないでしょうか。
人気に関係なく。
そこで、今回推奨したいのは、
①ゴールドビルダー
です。
9/17のゴールドジュニアーでは4着に敗れたゴールドビルダー。
しかしながら先行して粘り切っての4着という印象。
差し馬が台頭しづらい大井1600mならばゴールドビルダーの先行力が生きるとみました。
敗れた大井1400mと大井1600mは、たった200mしか違わないのに、レース傾向がまるで違います。
やはり外回りか内回りか、というだけで大きな影響がありますね。
ここは内回りなので、ゴールドジュニアの先行力と絶好枠に期待したいと思います。
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