10月も終わりが近づき、だいぶ寒くなってきました。
うちの会社は10月いっぱいまでクールビズ。
ただ、もうこの時期はクールビズスタイルも肌寒く感じます。
日本最北端の競馬場、門別競馬。
もうまもなく今シーズンを終えようとしています。
馬の吐く息も白くなってくる季節ですね。
門別の終盤を彩る2歳重賞
さて、今回予想するのは北海道2歳優駿。
門別の終盤を彩る2歳のダートグレードレースです。
例年、門別馬が好走を見せるこのレース。
過去10年間の勝ち馬のうち5頭が門別馬でした。
今年は14頭が出走。
1着賞金2500万円をかけて争います。
JRA勢が好走する条件
さて、過去10年の勝ち馬のうち5頭が門別馬ならば、残り5頭は中央勢。
うち2頭が栗東、3頭が美浦です。
5頭のうち3頭はこのレースに臨むまで2勝を挙げていました。
残る2頭も、1700m以上での勝ち鞍がある馬でした。
今回のJRA勢のメンバー4頭を見ると、すべて1勝馬。
ただし4頭中3頭は1700m以上の勝ち鞍あり。
一応、過去のJRA勢の勝ち馬の条件を満たした馬がそろっています。
門別勢が優勢
一方、3着以内馬まで目を広げてみても、地元門別勢は優秀。
過去10年間で、門別勢が馬券内に入らなかったことは1度もありません。
また、過去5頭の門別勢の勝ち馬のうち、3頭までが角川秀樹きゅう舎の馬。
残り2頭のうち、1頭は田中淳司きゅう舎、もう1頭は堂山芳則きゅう舎。
いずれも門別を代表する調教師が手掛けた馬ばかり。
つまり、2歳馬をしっかり仕上げることができるきゅう舎の門別馬が馬券としてはねらい目になりそうです。
騎手でいうと、桑村騎手と宮崎騎手が2勝ずつ。
あと1頭は阿部龍騎手です。
普段から門別を見ていると、宮崎騎手は大舞台に強いなぁ、という印象。
桑村騎手もですが。
この2人が騎乗する馬にも注目です。
前哨戦の評価
さて、ある程度、門別馬に対象を絞り、有力馬どうしが対戦した前哨戦をおさらいしてみます。
ブリーダーズゴールドジュニアカップ(7/25)
1着 ⑤ヨハネスボーイ
→余裕の走り
2着 ⑥アジュバント
→伸び鋭い
7着 ③ティーズダンク
→やや前目の位置取りで直線一杯
サンライズカップ(10/3)
1着 ⑦ティーズダンク
→1コーナーまでにイン確保。
直線で外に持ち出し鋭い伸び。
成長著しい。
ただ、宮崎の好騎乗。再現難しいかも。
2着 ⑤アジュバント
→ブリーダーズゴールドジュニア同様、3コーナーから長くいい脚使う。
3着 ⑩ヨハネスボーイ
→4コーナーまで抜群の手応えなのに直線失速。
距離延長も理由のひとつだが成長力にやや疑問
・・・というような評価です。
この2戦に出走した3頭を比較すると、いずれも2着だったアジュバントが安定している印象。
ただ、今回は乗り替わり。
決して五十嵐冬樹騎手が悪い騎乗をしていたとは思えないのですが、この乗り替わりは不可解です。
一方のティーズダンクはサンライズカップで強い競馬を見せましたが、果たして同じ競馬ができるかどうかでしょう。
他にも有力馬
上記の直接対戦があった馬以外にも有力馬がいます。
たとえばタイセイサクセサー。
1200mを中心に走っていましたが、前走で距離延長。
これが好タイムでの走破となりました。
服部騎手との相性も抜群です。
また、前走南関に遠征したアベニンドリーム。
その前走で対戦したインペリシャブルは南関2歳勢の中でもトップレベルの一頭。
この馬とタイム差なしの2着ならばかなり能力高い証拠です。
北海道2歳優駿の結論
今回の北海道2歳優駿。
ちょっと気になったのは乗り替わり。
安定感を評価してアジュバントを推したかったのですが、なぜ五十嵐騎手から乗り替わりになったのでしょうか。
五十嵐騎手は他のレースでは騎乗していますから、五十嵐騎手の問題ではなさそうです。
その五十嵐騎手から乗り替わるのは赤岡修次騎手。
その赤岡騎手が前走で乗って好走したアベニンドリームが阿部龍騎手。
普通に、アジュバントに五十嵐騎手を乗せて、アベニンドリームに赤岡修次騎手を乗せればいいのではないでしょうか。
このあたりの騎手起用が不可解なので、この2頭は馬券対象から外して考えたいと思います。
そうなってくると、前走1800m戦できっちり勝っていること。
鞍上は大舞台に強い印象があることなどを加味して、
④ティーズダンク
ではどうでしょうか。
ブリーダーズゴールドジュニアカップのときのちぐはぐさが、サンライズカップのときにはなくなりました。
宮崎騎手はこの馬と非常に相性がいいと思います。
力を出せる状況にあるならば、この馬の末脚がさく裂することに期待したいと思います。
コメント