僕はある時期から岩手競馬を見なくなりました。
見なくなった理由は敢えて語りません。
普段からこのブログをご覧の方はご存知だと思いますが・・・。
ただ、今日は、ちょっと嬉しいニュースがあったので、岩手競馬の話題を取り上げます。
いや、これは岩手競馬のニュースではありません。
川崎競馬のニュースです。
というのも、川崎の山林堂信彦騎手が、盛岡で行われた重賞で、重賞初勝利を飾ったのです。
山林堂騎手はデビュー23年目のベテラン。
コアなファンが多い、渋い騎手です。

僕もそんな山林堂騎手のファンの一人です。
追い込み馬に山林堂騎手が乗っているときに、直線で、
さん!りん!どーーー!
と叫ぶのが楽しいんですよね~。
そしてよく穴を開けてくれます。
そんな愛すべき山林堂騎手が、地元川崎で開催があるにもかかわらず、岩手で騎乗。
しかも、騎乗したのは名古屋の馬。
さらに、勝ったレースは芝のレース!
・・・
もう、何がなんだかわかりません。
・・・
何が何だかわかりませんが、嬉しいの一言。
山林堂時代の到来ですね。
3歳牝馬の準重賞・サルビアカップ
さて、そんな山林堂騎手が所属する川崎競馬が絶賛開催中です。
水曜日のメインは3歳牝馬の準重賞・サルビアカップ。
出走は13頭。
ロジータ記念のトライアルレースです。
この時期の3歳牝馬の一戦。
それを聞いただけでも難しいレースに思えます。
実績上位はアークヴィグラス
さて、メンバー中随一の成績を誇るのはアークヴィグラス。
この馬、かつては瀧川寿希也元騎手が乗っていました。
ところが、瀧川元騎手が辞めて、森泰斗騎手の手綱に。
森泰斗騎手とのコンビでは2着→5着。
2戦してまだ勝利がありません。
前走は6月の関東オークス。
ダートグレードレースで5着でした。
こう聞くと聞こえはいいのですが、勝ち馬からは4.6秒差。
勝ち負けに絡んでいるとはいいがたいレースでした。
その名の通り、サウスヴィグラス産駒。
距離的にはやはり1600mくらいまでがベストでしょう。
地力上位でも2000mのこのレースは厳しいのではないでしょうか。
斤量も他の馬より重い55キロですしね。
どんぐりの背比べ
では、アークヴィグラス以外の馬で、めぼしい馬はいるでしょうか。
・・・
・・・
・・・
・・・うーん、これといった馬が見当たりません。
そもそも、関東オークスではアークヴィグラスがメンバー中最先着。
アークヴィグラスを上回る馬を探せと言う方が酷です。
アークヴィグラス以外はどんぐりの背比べです。
いやあ、予想が難しいレースですね。
こういうときこそシンプルに
このようなレースの時は、あれこれ考えず、シンプルに予想したいものです。
シンプルに予想するとは、単純に馬の実績を重視するということ。
勝ち星をもっとも挙げている馬を狙ってみたいと思います。
メンバー中、もっとも勝っている馬はアークヴィグラスで6勝。
次いで4勝が
②ミエルミエーレ
③ベニノマーメイド
⑤キタサンベッキー
の3頭。
この中から軸馬を選んでみたいと思います。
諸条件を並べると・・・
この中でもっとも斤量が軽いのは53キロの②ミエルミエーレ。
同じ4勝なのになぜ斤量が軽いのか。
それはこの馬が金沢からの転入馬だから。
金沢は賞金が安いので、同じ4勝でも獲得賞金が違います。
ただ、賞金が違う≒レースのレベルも違う、わけです。
金沢から転入して、いきなり準重賞で勝ち負けできる馬。
そんな馬、ほとんど聞いたことがありません。
さすがにクラス慣れが必要だろうということで、②ミエルミエーレは見送り。
となると、③ベニノマーメイドと⑤キタサンベッキーのいずれか、ということになります。
距離実績は・・・
さて、③ベニノマーメイドと⑤キタサンベッキーの成績をみてみましょう。
すると、比較的短距離で実績を残しているベニノマーメイド。
一方、キタサンベッキーは中距離レースを果敢に使っています。
関東オークスでもアークヴィグラスに次ぐ6着入線。
前走芙蓉賞は今回と同じ川崎2000m。
このレースで6着に入っています。
こうしてみると、キタサンベッキーのほうが距離への適性がありそうに見えます。
サルビアカップの結論
というわけで、シンプルに予想するということで、勝利数の多い馬に着目して予想しました。
6勝馬・アークヴィグラスに不安ありという見解のもと、今回狙ってみたいのは、
③ベニノマーメイド
です。
上記の流れなら、キタサンベッキーを推したいところ。
しかし、ベニノマーメイドはまだ1600m長い距離を走ったことがないだけ。
アークヴィグラスとの逆転は難しいだろうキタサンベッキー。
そんなキタサンベッキーを狙うより、未知の可能性に賭けたいと思います。
ただ、やみくもにベニノマーメイドの未知の魅力に賭けているわけではありません。
ここのところ川崎のマイルで2連勝中のベニノマーメイド。
前走は後続に0.9秒差の圧勝。
これで4勝中4勝が川崎での勝ち鞍となりました。
つまり、距離適性は未知数ながら、川崎適正は抜群です。
バトルプラン産駒なので血統的に距離延長は問題なし。
今回は西啓太騎手に乗り替わりとなりますが、騎手の乗り替わりでも実績を残してきた馬。
内枠3枠3番に入り、必勝態勢が整いました。
ぜひ、狙ってみたい一頭です。
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