2019年の地方2歳馬リーディングサイアーランキング。
10月6日時点のランキングは以下の通りとなっています。
順位 | 種牡馬名 | 勝利数 |
1 | サウスヴィグラス | 27 |
2 | トゥザワールド | 24 |
3 | パイロ | 19 |
4 | ベルシャザール | 18 |
5 | スズカコーズウェイ | 17 |
6 | フリオーソ | 16 |
7 | エスポワールシチー | 15 |
7 | スマートファルコン | 15 |
9 | トランセンド | 13 |
9 | ストロングリターン | 13 |
注目はトゥザワールド。
今年の新種牡馬ですが、地方の有力種牡馬であるパイロを差し置いて堂々の2位。
現役時代はまったくダートのイメージがなかったトゥザワールド。
どこでどう化けるかわからないものですね。
今後もトゥザワールド産駒に注目です。
2歳牝馬のダートグレードレース・エーデルワイス賞
さて、今日予想をしていきたいのは、2歳牝馬のダートグレードレース・エーデルワイス賞です。
距離は1200m、出走は15頭と多頭数です。
中央馬有利?地方馬有利?
過去のエーデルワイス賞の3着以内馬を見てみると、
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018 | アークヴィグラス | デンバーテソーロ | エムティアン |
2017 | ストロングハート | グラヴィオーラ | リコーデリンジャー |
2016 | リエノテソーロ | アップトゥユー | ピンンクドッグウッド |
2015 | タイニーダンサー | モダンウーマン | ディーズプラネット |
2014 | ウィッシュハピネス | ジュエルクイーン | ネガティヴ |
2013 | フクノドリーム | ラブミーブルー | ピクニックソング |
2012 | ハニーパイ | ピッチシフター | ヴェントス |
2011 | シェアースマイル | シーキングブレーヴ | ロクイチスマイル |
2010 | リアライズノユメ | マツリバヤシ | フロレアル |
2009 | オノユウ | クラキンコ | プリマビスティー |
となっています。
赤字は地方馬です。
馬券内でいうなら、圧倒的に地方馬が有利ということがわかります。
ダートグレードレースだから中央馬の方が有利だろうと思って臨んでいると痛い目に遭います。
とはいえ、1着の馬を見ると、10年間で地方馬4頭に対し、中央馬6頭。
地方馬はなかなか地力がないと勝ちきれないということがわかります。
2歳戦に強い騎手
次に、2歳戦に強い騎手がいれば、その騎手をピックアップしてみましょう。
例によって2016年以降の騎手成績で、2歳戦の成績を並べてみると、
順位 | 騎手名 | 騎乗数 | 馬券内回数 | 複勝率 |
1 | 桑村真明 | 841 | 409 | 48.6% |
2 | 阿部龍 | 798 | 303 | 38.0% |
3 | 服部茂史 | 710 | 299 | 42.1% |
4 | 石川倭 | 798 | 283 | 35.5% |
5 | 五十嵐冬 | 641 | 281 | 43.8% |
6 | 宮崎光行 | 626 | 276 | 44.1% |
7 | 岩橋勇二 | 739 | 266 | 36.0% |
8 | 松井伸也 | 717 | 204 | 28.5% |
9 | 井上俊彦 | 549 | 200 | 36.4% |
10 | 山本咲希 | 411 | 115 | 28.0% |
というような成績。
桑村真明騎手騎乗馬は要注意ですね。
2歳戦に強い種牡馬
次に、門別の2歳戦に強い種牡馬を、2016年以降のデータで探ってみましょう。
順位 | 種牡馬名 | 騎乗数 | 馬券内回数 | 複勝率 |
1 | サウスヴィグラス | 403 | 215 | 53.3% |
2 | フリオーソ | 315 | 116 | 36.8% |
3 | プリサイスエンド | 176 | 76 | 43.2% |
4 | タイムパラドックス | 202 | 75 | 37.1% |
5 | パイロ | 189 | 74 | 39.2% |
6 | カネヒキリ | 174 | 70 | 40.2% |
7 | スマートファルコン | 152 | 66 | 43.4% |
8 | カジノドライヴ | 150 | 65 | 43.3% |
9 | ストロングリターン | 181 | 64 | 35.4% |
10 | ヴァーミリアン | 243 | 61 | 25.1% |
驚異の複勝率を誇るのはサウスヴィグラス。
まあ、地方全国リーディングサイアーですからね。
これくらいの成績を残して当然でしょう。
2歳戦に強い調教師
2歳はまだまだ幼い面が残る馬齢。
よって、調教師の腕も大事。
門別の2歳戦における調教師のデータを探ってみると、
順位 | 調教師名 | 出走数 | 馬券内回数 | 複勝率 |
1 | 角川秀樹 | 1020 | 482 | 47.3% |
2 | 田中淳司 | 968 | 461 | 47.6% |
3 | 松本隆宏 | 650 | 242 | 37.2% |
4 | 小野望 | 603 | 186 | 30.8% |
5 | 林和弘 | 540 | 185 | 34.3% |
6 | 田中正二 | 482 | 162 | 33.6% |
7 | 山口竜一 | 430 | 140 | 32.6% |
8 | 堂山芳則 | 393 | 135 | 34.4% |
9 | 米川昇 | 397 | 133 | 33.5% |
10 | 斉藤正弘 | 416 | 118 | 28.4% |
ということで、角川厩舎・田中厩舎のツートップが群を抜いています。
2歳戦に強い生産牧場
調教師同様、若いころの馬にとっては、どこの牧場で生まれたかも重要な要素。
門別の2歳戦における生産牧場でデータを探ってみると、
順位 | 生産者 | 出走数 | 馬券内回数 | 複勝率 |
1 | グランド牧場 | 438 | 209 | 47.7% |
2 | 新生ファーム | 203 | 97 | 47.8% |
3 | 社台ファーム | 135 | 64 | 47.4% |
4 | サンシャイン牧場 | 136 | 54 | 39.7% |
5 | 栄進牧場 | 172 | 54 | 31.4% |
6 | 沖田牧場 | 134 | 51 | 38.1% |
7 | 山口 明彦 | 103 | 44 | 42.7% |
8 | 坂東牧場 | 62 | 41 | 66.1% |
9 | 西村 和夫 | 74 | 37 | 50.0% |
10 | 原 フアーム | 77 | 36 | 46.8% |
というような結果に。
馬券内回数で行けば、グランド牧場が圧倒的。
ただ、複勝率で行くと、グランド牧場・新生ファーム・社台ファームの三つ巴。
こういったところを押さえたうえで、エーデルワイス賞の予想をしましょう。
エーデルワイス賞の結論
2歳牝馬の短距離レースということもあり、非常に難しい予想にはなりますが、
④プリモジョーカー
からいってみたいと思います。
2歳馬リーディング2位の阿部龍騎手騎乗、角川厩舎、そしてグランド牧場という点で最強。
ここまで芝のレースを除けば3戦3勝。
門別1200mも2戦2勝と、ダートではまったく底を見せていません。
父スズカコーズウェイは、2019年の現時点の2歳馬リーディングサイアーランキングで5位と健闘。
地方馬が強いこのレースで、これだけ条件が揃えば複勝圏内は鉄板です。
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