前回、このブログでの競馬予想について、「方針転換」すると表明しました。

今回の予想は、「方針転換」して初めての予想となります。
方針転換後、初めての予想が、凱旋門賞。
どうなんでしょ、これ・・・。
エネイブルでいいじゃん・・・
今後の方針は、「複勝で勝負する!」というもの。
・・・ということは、
エネイブル!
と力強く宣言すれば、方針転換後、幸先のいいスタートが切れるのは目に見えています。
・・・が、しかし。
それで本当にいいのでしょうか。
エネイブルの複勝が当たって、本当に楽しいのでしょうか。
楽しいか、楽しくないかでいえば、楽しくはないですよね。
よっぽどのことがない限り、勝ち負けだと予想されている馬の「複勝」ですから。
はっきり言って、エネイブルの複勝、すなわち、エネイブルが3着以内に来る、という予想をするくらいなら、予想をしない方がマシです。
エネイブルは盤石か?
いや、ちょっと待ってください。
本当に、本当に、ほんと~~~に、エネイブルは盤石なのでしょうか。
過去10年間、5歳以上の馬で馬券になっているのは、30頭中、
2009 | ユームザイン(牡6) | 2着 |
2013 | オルフェーヴル(牡5) | 2着 |
2015 | フリントシャー(牡5) | 2着 |
2018 | クロスオブスターズ(牡5) | 3着 |
の4頭のみ。
この4頭に共通するのは、
- 牡馬
- 勝ってはいない
- 4歳以下のときに凱旋門賞に出て、馬券になっている
です。
(2009年のユームザインは、前年2008年の凱旋門賞で2着)
エネイブルは、この3つの条件のうち、「4歳以下のときに凱旋門賞に出て、馬券になっている」という点しか満たしていません。
ということを踏まえると、実は、我々が思うほど、エネイブルは盤石じゃない、のではないでしょうか。
そうなると、がぜん、複勝圏内に入りそうな馬を探したくなりますね。
いや、エネイブルが馬券内に来てくれてもいいんですよ。
ただ、エネイブルが確実に馬券内に来るとなると、馬券内に来る馬は残り2枠しかありません。
しかしながら、エネイブルが盤石じゃない、となると、馬券内にくる枠が2から3になる可能性があります。
だから、積極的にエネイブル以外の11頭から馬券内に入りそうな馬を探してみたいのです。
狙いは3歳馬・牝馬
ところで、凱旋門賞の斤量ですが、
3歳牝馬 54.5
3歳牡馬 56.5
古馬牝馬 58
古馬牡馬 59.5
となっていて、よく言われることですが、3歳馬・牝馬に有利です。
それはレース結果にも表れていて、過去10年間の馬券内に入った馬のべ30頭中、
3歳牡馬 8頭
牝馬 11頭
となっており、実に3歳馬と牝馬で、馬券内に入った馬の約3分の2を占めています。
ですから、複勝馬券を狙っていくには、3歳馬・牝馬を狙っていく必要があります。
今回の凱旋門賞で3歳馬は、
- ジャパン
- ソフトライト
- ソットサス
の3頭のみ。
また、牝馬は、
- エネイブル
- マジカル
の2頭のみ。
したがって、エネイブルを除く4頭が馬券の候補となります。
前走勝ちが有力
さて、過去10年間の馬券内に入った馬を見ると、前走が
1着 15頭
2着 7頭
3着 5頭
4着以下 3頭
となっており、前走1着の馬が断然好成績。
したがって、前走2着の武豊騎手騎乗・ソフトライトはいったん候補から外れます。
残り3頭となりました。
インターナショナルSからの参戦は鬼門?
さらに、過去10年の馬券内に入った馬30頭の、前走で走っていたレースを見てみます。
すると、イギリス・インターナショナルSから直接凱旋門賞に臨んで馬券内になったのは、2017年の3着・ユリシーズのみ。
したがって、ジャパンは候補から外したいと思います。
残り2頭となりました。
フランス調教馬vsアイルランド調教馬
残る2頭は、マジカルとソットサスです。
マジカルはアイルランド・オブライエン厩舎。
ソットサスはフランス・ルジェ厩舎。
過去10年の馬券内に来た30頭で複勝率を国別で比べると、
アイルランド 11.1%
フランス 13.6%
となっており、わずかにフランスの方が高くなっています。
2016年を除けば、必ず馬券内にフランス馬が入っていることを踏まえると、フランス馬を狙いたくなりますね。
凱旋門賞の結論
以上の検討の結果、凱旋門賞で複勝を狙いたい馬は、フランスダービー馬、
⑫ソットサス
です。
前走、ニエル賞でロンシャン2400mを経験しているのも強み。
その時から斤量も1.5キロ減という点もプラスですね。
おそらく6~7番人気で、馬券的な妙味もあります。
今年の凱旋門賞は、ソットサスの複勝馬券を買って、エネイブルの3連覇に期待しましょう!
あれ?日本馬は?
・・・あ、日本馬も、もちろん応援しますよ!
ブラストワンピースとフィエールマンは、イギリスで調教を積んで臨む初の凱旋門賞。
いつまでも同じ臨戦過程を繰り返しても、勝てないですからね。
違うことをやってみる、ということはとてもいいことだと思います。
人馬ともに頑張ってほしいですね。
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