10月になると、2歳戦もいよいよ本格化。
どちらかというと短距離レース中心だったレース体系が、中距離まで拡大される印象です。
例年、2歳戦で活躍馬を出す門別競馬も中距離レースが多く組まれるようになってきています。
そんな中、今回予想したいのはサンライズカップ。
2歳の重賞で、距離は1800mです。
門別の1800m、2歳戦、と言えば、北海道2歳優駿ですね。
昨年の北海道2歳優駿は世紀の誤審がありましたが、誤審の対象となった馬はいずれも門別の馬。
今年も中央馬に勝るとも劣らない、高いレベルの門別馬が現れるのでしょうか。
早速、上位人気の予想から入りたいと思います。
予想上位人気馬
1番人気 ヨハネスボーイ
2番人気 アジュバント
3番人気 ティーズタンク
前走JRAの重賞・札幌2歳ステークスで5着掲示板入りを果たしたヨハネスボーイ。
芝への適性を示したわけですが、ダートでも重賞・ブリーダーズゴールドジュニア(1700m)を制しており、この世代も門別馬では頭一つ抜けた存在でしょう。
2番人気予想はそのブリーダーズゴールドジュニアでヨハネスボーイの2着になった後、こちらもJRAの芝1800m戦・コスモス賞で5着に入ったアジュバント。
1700m戦を2勝しており、距離適性は証明済みです。
3番人気予想は、前走の1700m戦で後続を0.9秒差つけて快勝したティーズタンク。
この馬もブリーダーズゴールドジュニアに出走していましたが、7着に敗れています。
そのときからだいぶ日も経って、この馬自身も成長しているはずです。
上位2頭への雪辱なるでしょうか。
予想上位人気馬の取捨選択
ヨハネスボーイ
買い要素:実績断然。血統面から怪しまれた距離も問題なし
不安要素:2戦続けて芝のレースを使われており、ダート替わりがどうか。
アジュバント
買い要素:1700m戦は[2.1.0.0]と安定した成績。差し脚は確実。
不安要素:前走芝のレースを使われたことによる反動がどう出るか。
ティーズタンク
買い要素:前走は力強い競馬。
不安要素:上記2頭には決定的な差をつけられた。ここ2戦で好成績を収めた石川騎手から乗り替わり
荒れる・荒れない判定
1番人気が予想されるヨハネスボーイにこれといった死角は見当たりません。
強いて言うならば、上記の通り、ここ2戦で芝を使われたことによる反動があるかどうか。
とはいえ、もともとダートで力強い走りをしていた馬だけに、問題ないと言っていいでしょう。
そのヨハネスボーイに迫るアジュバントも、ヨハネスボーイ以外の馬とは一線を画していると思います。
問題は3番手争い。
2頭以外の実力はきわめて拮抗していると思われるので、穴馬の台頭を警戒しないといけないでしょう。
推奨の穴馬
②スティールペガサス
もしかすると、この馬が3番人気かもしれないので、あまり穴馬と呼ぶにはふさわしくないかもしれません。
ただ、強調材料はいくつかあります。
ひとつには、3番人気予想馬として挙げたティーズダンクに前走で勝利していること。
そして、1700m戦で2番人気予想のアジュバントの2着に入っていること。
先行型の馬で、上位の有力馬よりも内枠を引いたことにより、有利にレースが進められること、などなど。
2歳戦のグランド牧場産駒や、角川厩舎はとにかく買いです。
要警戒の一頭です。
サンライズカップの予想
◎ヨハネスボーイ
○アジュバント
▲スティールペガサス
本命はヨハネスボーイで鉄板でしょう。
ヨハネスブルグ産駒なので、あまり中距離で積極的に買いたいとは思わないのですが、さすがにこれだけ中距離で実績を残していれば、適性があると認めざるを得ないでしょう。
まあ、母の父・キングカメハメハの色が濃く出ているのかもしれませんね。
内に逃げたい馬が何頭かいますので、それらの馬をやり過ごして、3~4コーナーで進出といった競馬でしょうか。
枠順的にもレースを進めやすいところにはいったと思います。
対抗はこれもアジュバントで仕方ないでしょう。
こちらもダートの中距離戦ではヨハネスボーイ以外には負けておらず、ダートレースならば底を見せていません。
芝のレースで勝ち馬から0.5秒差の5着というのは大健闘と言っていいでしょうし、それだけスピード能力がある証拠でもあります。
おそらく位置取り的にはヨハネスボーイを見る形になりますので、スパートのタイミング次第では逆転の可能性すら秘めていると思います。
この上位2頭は鉄板だと思いますが、以下、3連系で狙ってみたいのは、穴馬として挙げたスティールペガサス。
上記の通り、位置取りがおそらく有利にレースを進められそうな枠順になったので、うまくペースをつかめれば、上位に食い込む可能性は十分にあると思います。
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