早いもので9月も終わり。
10月が近づいてきました。
10月からは消費税が上がります。
ついでに馬券の還元率も上げてくれないですかね…。
さて、今回予想するのはダートグレードレース、白山大賞典。
金沢の2100mで行われます。
出走は10頭です。
この時期の中距離のダートグレードレースは、古馬対3歳馬の構図。
また、同時期に同じような距離体系のレースがいくつかあります。
例えば、先日の日本テレビ盃。
阪神のシリウスステークス。
そして、この白山大賞典。
いずれもこの後のJBCクラシックや、チャンピオンズカップへの登竜門となるレース。
陣営の目論見がどこにあるのかを見極めることも、レースを予想する上では大事な要素となってきます。
それでは早速、いつものように、予想上位人気馬からみていくことにしましょう。
予想上位人気馬
1番人気 デルマルーヴル
2番人気 グリム
3番人気 テルペリオン
3歳勢トップの一翼を担うデルマルーヴルが、このレースに出走してきました。
対戦相手も手頃、斤量も52キロと、勝ってくださいと言わんばかりの条件が整っています。
ここは1番人気間違いなしでしょう。
2番人気は昨年の覇者・グリムとみました。
前走エルムステークスでは1番人気に推されながら7着に敗れましたが、展開が向かなかった印象。
距離もこれまでの実績を踏まえれば、2000m前後の方がよさそうです。
まさに2100mで距離延長となる今回は巻き返しが期待できます。
3番人気はテルペリオンでしょうか。
まだ重賞勝ちはありませんが、マーキュリーカップ3着などの実績があります。
これまでの実績から言っても、距離2100mというのはこの馬にとってベストでしょう。
予想上位人気馬の取捨選択
デルマルーヴル
買い要素:レベルの高い3歳勢のトップクラスの一角。斤量52キロ。金沢をよく知る吉原寛人騎手の騎乗
不安要素:初の古馬との対戦がどうか。
グリム
買い要素:昨年の覇者でコース適性は証明済み。距離はベスト。
不安要素:大外枠。斤量56キロ。
テルペリオン
買い要素:距離はこれくらいがベスト。松若騎手とは6勝を挙げており相性抜群。
不安要素:ほかのJRA勢と比べて、やや実績が見劣りするか。
荒れる・荒れない判定
先日の日本テレビ盃でクリソベリルが古馬を一蹴して快勝。
クリソベリルは別格としても、今年の3歳勢はレベルが高いことは明らか。
クリソベリルに次ぐ実力を持つとも言われているデルマルーヴルが、52キロ×鞍上・吉原寛人で大きく崩れる可能性は低いと見ました。
他のJRA勢もレベルが高く、地方勢で唯一相手になりそうなのはグレイトパールくらい。
そのグレイトパールも往時の力はすでにないと見ていいので、荒れる要素は極めて少ないと見ていいでしょう。
地方競馬ファンとしては残念ではありますが、ここは素直にJRA勢から馬券を買えば問題ないと思います。
白山大賞典の予想
◎デルマルーヴル
○グリム
▲リアンヴェリテ
デルマルーヴルは不動の軸と言っていいでしょう。
繰り返しになりますが、52キロで吉原寛人騎手騎乗は、もはや他の馬から見ると反則レベルです。
世代としてのレベルが低いということならば、少し考える余地はありますが、今年の3歳ダート勢はレベルが高く、古馬相手でも十分通用すると思われます。
ここで結果を残して、JBCクラシックか、チャンピオンズカップでクリソベリルと再戦となるのでしょうか。
デルマルーヴル陣営が唯一、注意しないといけないのは、昨年の覇者グリムでしょう。
勝ち方がわかっているだけに、怖い存在はこの一頭です。
デルマルーヴル・グリムの1点勝負で馬券は問題ないと思いますが、強いて印を打つならば、リアンヴェリテ。
前走は初の重賞挑戦ということで、壁に跳ね返された感があります。
ただ、それでも5着に入っていますので、力負けしたという感じではありません。
先行力を生かし、うまく前前で立ち回れれば、2強に割って入る可能性は十分あると思います。
これまで2000m超のレースに出走していませんので、距離適性の部分はやや心配です。
ただ、ゴールドアリュールの仔でもありますので、血統的には問題ないと思います。
蛇足ですが・・・
ところで、今回の出走メンバーにキタノイットウセイとコスモマイギフトの名前が。
ああ、そういえば、選手の日本テレビ盃で、馬運車の故障により船橋に到着できず、出走取り消しになりましたね。
実力的にはさすがに見劣りするので、馬券に絡むことはないと思いますが、チャレンジしないことには結果は出ませんからね。
出走する事情・背景はさておき、こうやってチャレンジする精神は素直に称賛したいな、と思います。
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