先日行われた佐賀・ロータスクラウン賞で佐賀三冠を達成したスーパージンガ。
すでに佐賀王冠賞で古馬を打ち破っており、この勢いで、次は高知で行われる西日本ダービーに向かうものだと思っていました。
ところが、西日本ダービーは、当地でデビューした馬しか出走できない、という縛りがあるんだそうです。
スーパージンガは門別デビュー馬なので、西日本ダービーには出られない、ということになります。
また、先日の黒潮菊花賞を制して高知二冠を制したナンヨーオボロヅキ。
こちらもJRAデビュー馬なので地元で開催されるのに西日本ダービーに出走できません。
なんだかなぁ、という感じですね。
西日本ダービーは何のため?
じゃあ、園田のダービー馬・バンローズキングスは?と言うと、こちらも門別出身馬。
やはり西日本ダービーに出走できません。
何のための西日本ダービーか、よくわからないですね…。
こういうのが競馬の盛り上がりに水を差すと思うのですが・・・。
さて、気を取り直して今回予想するのは、兵庫ダービー馬・バンローズキングスが出走する園田オータムトロフィーです。
距離は1700m、出走は10頭です。
それでは例によって上位人気馬の予想から入りましょう。
予想上位人気馬
1番人気 バンローズキングス
2番人気 テンマダイウェーヴ
3番人気 ジンギ
兵庫ダービーで上位に入った馬がそのまま上位人気を形成するでしょう。
1番人気予想はやはりバンローズキングス。
前走の金沢・MRO金賞では1番人気に推されながら3着。
輸送が響いたのでしょうか。
スタートから出遅れて、3コーナーでも砂が深い内枠でレースをする格好に。
まあ、お世辞にもいいレースをしたとは言えません。
馬体も22キロ減でした。
ただ、地元に戻れば、ダートグレードレースの兵庫チャンピオンシップ3着、兵庫ダービー1着ですから、実績は断然です。
1番人気は必至でしょう。
2番人気予想は、バンローズキングスと同じく金沢のMRO金賞に出走していたテンマダイウェーヴ。
こちらは3番人気で5着でしたが、前めで積極的に競馬をしての5着。
地元に戻って適距離の1700mならば、こちらも巻き返しが期待できそうです。
3番人気予想は菊水賞馬ジンギ。
こちらは兵庫ダービー4着以来の久々のレースとなります。
ただ、1700mの菊水賞を制しているように、この馬にとって、今回のレースはベストと思われる条件です。
菊水賞ではバンローズキングスもテンマダイウェーヴも寄せ付けない圧勝でした。
この馬が1番人気や2番人気であってもおかしくはありません。
予想上位人気馬の取捨選択
バンローズキングス
買い要素:実績断然。前走敗れているものの大崩れはしていない。地元で巻き返し必至。
不安要素:ハマれば強いレースをするものの、もまれると弱いところがある。
テンマダイウェーヴ
買い要素:常に前目で積極的な競馬ができるうえに、大崩れしない。
不安要素:どうしても他の馬の目標になってしまい勝ちきれない。
ジンギ
買い要素:1700m戦は2戦2勝。
不安要素:休み明けと大外枠
荒れる荒れない判定
上位3頭以外に、別路線からの上り馬も見当たりません。
上位3頭で決着するとみていいでしょう。
問題は着順。
3頭の力は拮抗しており、道中の位置取りや展開、ペース次第で3頭の着順が変わりそうな気配です。
展開とペース予想が馬券的中のカギを握りそうです。
園田オータムトロフィーの予想
◎ジンギ
○バンローズキングス
▲テンマダイウェーヴ
3頭で決まるとは思うのですが、その3頭、特に2頭の序列のつけ方が難しいレースです。
本命を打ったのは、大外枠ではあるもののジンギ。
兵庫ダービーの敗因は外・外を回らされたことと、距離が関係したのではないでしょうか。
その意味で、今回も大外枠なので外・外を回らされる危険は高いと思います。
ただ、距離が170mとはいえ短くなりますから、外・外を回らされても、地力でカバーしてくれることを期待して本命としました。
対抗は兵庫ダービー馬・バンローズキングス。
前走で勝っていれば、間違いなく本命にしたでしょう。
ただ、前走の負け方はあまりいい負け方ではありませんでした。
馬体がガレていたのもそうですし、出負けしてポジションが悪かったものいただけません。
ただ、それでも僅差の3着に持ってきたのですから、地力は間違いなし。
大崩れはしないでしょう。
▲はテンマダイウェーヴ。
楽に先行できるかがポイントですが、厳しい流れになっても、ある程度相手なりに走れるのがこの馬の強み。
上位2頭との力の差は感じられますが、他の馬との力の差も歴然としています。
・・・と印を打ってみたものの、◎と○については、どっちを上にしてもいい気がしています。
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